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(妹にフェラされるとか属性カンストだな。しかもちっぱい全開で……)
 椎名が頼りない手で肉棒を握ってきて、カリ首の溝を舐めた。さらさらと垂れ流れたツインテールを背中に戻したのは、もちろん麻梨香だ。妹の粗相を見守るような優しい眼差しをしている。二人の絆を改めて感じた。信頼がおれたちを繋いでいる。
「麻梨香より気持ちいいかも」
「はぁっ!? 舐めてあげて損した。もうやってあげないから」
「嘘です、ごめんなさい。練習を続けてください」
「お兄ちゃんのにおいがする」
 椎名が鼻先を肉棒に近づけてにおいを嗅いだ。十帖のこの部屋は三人の聖域だ。ここで笑って、喧嘩して、互いの成長を見届けてきた。
 椎名が小さな口を懸命に開けてフル勃起を咥え込んだ。両手で棹を抑えるような姿勢――いわゆる『乙女の祈り』だ。亀頭だけがすっぽり口中に含まれると、生温かくくすぐったい感触が下半身に広がった。咥えるのがせいいっぱいな健気さがかわいい。
「椎名の口、めっちゃ気持ちいい」
 妹の頭を撫で、スロートに誘導した。
「苦ひぃ……おえってなう」
「ゆっくりでいいから、そのままお兄ちゃんのち○ぽ咥えてて」
 椎名が自然と頭を上下させてくる。肉棒が口から出入りするたびにツインテールが揺れた。歯がぶつかってしまうけれど、痛いほどじゃない。こそばゆい快感が募った。
「やっぱ苦ひい」
 椎名が咥えるのをやめて涎を拭いた。
「じゃあ交代」
 麻梨香が場所を入れ替わる。
 幼なじみの口に埋没していくフル勃起。妹とはまた違うこそばゆさに襲われた。ぬめぬめとしていながら、ぴったりと密着して吸引してくる。唇の上下がカリ首と裏筋を擦った。頭が前後するたびに巨乳が揺れる。
「歯を立てるなよ」
「気ほつけえるってあ」
 根元を摘む手がランダムに肉棒を擦り立てる。おれは天井を仰いで幼なじみのフェラチオを満喫した。脚の爪先を握らないとすぐ射精しそうだ。

「……何これ、しょっぱい」
 麻梨香がち○ぽから口を離した。
「我慢汁だ。別名カウパー腺液とも言う」
「はっ? なにそれ」
「精子がま○こでスムーズに受精できるように、環境を整えてくれる潤滑剤みたいなもんだ。平たく言えば男が興奮した証拠」
「私の口が気持ちよかったんだ」
 麻梨香が嬉しそうにはにかんだ。
 椎名も尿道口を人差し指で触って我慢汁に糸を引かせる。
「だから練習台で遊ぶなって。先っぽに塗りつけるな」
「あは……おちん○んが動く」
「二人で舐めてくれ」
 幼なじみと妹のダブルフェラ。これ以上インモラルでハーレムな極みがあるだろうか。
 麻梨香と椎名が両サイドから肉棒を握る感じで手を繋ぎ、フル勃起に顔を近づけた。
 集中的に口撃されたのはもちろんカリ首の溝だ。近接する互いの顔に笑いつつ、舌先をうごめかす。麻梨香は丁寧に舐め取るように、椎名は遊び半分でくすぐるように。
 舌同士が触れ合うと、じゃれ合うみたいにち○ぽを挟んでキスした。そしてべろを好き勝手に這いまわせる。
 麻梨香が亀頭を咥えた。真剣に練習するように口と舌を駆使する。
 替わって、と椎名が肉棒を奪い返す。頬張るだけで苦しそうな表情がかわいい。
 感触も気持ちよさも異なる口と動き方の違うべろに蹂躙され、おれは恍惚とした。肉棒に抑えきれないむず痒さが駆け巡る。
(……!!)
 予告する暇もなく出してしまった。二度目とは思えない量に麻梨香が顔を背けた。椎名が射精の勢いにびっくりしていた。
「き、気持ちよすぎて死にそう……」
「出すなら出すって言ってよ」
「顔にかかった」
 鼻先やまぶたに飛び散った精液を二人がティッシュで拭き取り合う。髪の毛まで飛んだ精液に少し罪悪感を覚えた。

 賢者タイムを忘れたち○ぽに麻梨香が少し呆れている。
「まだ出せるの?」
「一回出せばしばらく萎えるんだけどな。練習台になれてヤル気満々っぽい」
 幼なじみと妹が初体験の相手なら、二連射、三連射は余裕だ。
「じゃあ練習の続き。今度はパイズリね」
「私もやる」
 と、すっかり乗り気な椎名。いや……お前には無理だろ、という言葉を危ういところで呑み込んだ。『ちっぱいズリ』はちっぱいズリで惹かれるものがある。
 麻梨香が先攻を買って出た。
「谷間で挟めばいいんだよね?」
「侮るなよ。フル勃起はそり返ってるから捕まえにくいぞ」
 エロ動画でよく見かける光景。どんな巨乳でもたまに捕らえ損ねる。
 ……と思ったら、左右の乳房を手繰り寄せて挟む、というスキルのない麻梨香が、単純に谷間を押しつけてきた。確かに挟んでいるけど、これじゃパイズリっていうかパイ押しだろ。
「これでいい?」
「全然違う……けど不合格じゃない」
 麻梨香の巨乳は柔らかさと弾力が拮抗していた。ち○ぽに押しつけてぷんにゃりひしゃげているのに、潰れきれない反撥がある。電車に一緒に乗った時、たまに肘がぶつかって麻梨香のおっぱいを感じたことがあったけど、想像していた触感を超えている。
「どうすればいいか教えてよ」
 麻梨香がいったん、Fカップを離した。
「ち○ぽに手を添えて起き上がらせて、左右の乳房でしっかり挟むんだ。谷間にくっつければいいんじゃなくて、おっぱいでホールドする」
「こう? ……はっ!? なんで逃げるのよ」
「だからコツが要るんだって」
 麻梨香が焦れったいので、結局、おれが愚息位置を固定して挟ませてあげる練習になった。復習が必要。トレーニングはいつでも相手になってあげよう。
 やっとパイズリっぽくなると、深い谷間に愚息が半分埋もれていた。
「挟んだらおっぱいを揺らしてち○ぽを擦る。時々押しつけて圧迫してもいい」
「レベル高っ」
 麻梨香が左右の乳房を持ち上げてたぷたぷ揺らした。Fカップがスライムみたいに波打っている。ただ不慣れなので期待以上の気持ちよさはなかった。むしろ幼なじみに挟まれている、というビジュアルのほうが興奮を煽る。
「やりにくいなら両手を組めばいい」
 指示通り手を組んだ麻梨香が目を見開いた。智樹のフル勃起を運よく捕まえたあと、どうやって逃さないかスキルを習得したっぽい。
 練習台のお礼とでも言うように、麻梨香が一生懸命おっぱいを揺らした。挟んで手を上下させるだけの単調なリズム感だけど、肉棒は確実に喜んでいる。柔らかくお餅みたいなふくらいみに圧迫されてフル勃起を超えたがるのだ。
 交互に揺すってみて、とオーダーすると麻梨香が組み手を外して乳房をプルプル揺らした。しっかりと挟めたり、挟めなかったりするうぶさがいい。

「ちょっと疲れた。でもなんとなくコツは掴めたからありがと」
 麻梨香が練習を中断した。二回射精したあとなので、愚息は我慢汁を滲ませるのみ。
「もっと練習だな。智樹とのデートまで何回でも」
「私にパイズリしてもらいたいだけでしょ。絶対断るから」
 麻梨香が両手でバツ印をつくった。けれどその瞳の奥にどんな本心を隠しているかは、幼なじみのおれなら理解できる。
「私の番」
 と椎名が正座のまま股座にすり寄ってきた。
「まあ頑張れ。その貧乳じゃ、射精させられるのはあさっての未来だな」
「馬鹿にしてるし」
「椎名ちゃんのおっぱい、見た目より谷間ができるんだよ」
「う……そうなのか」
「嘘。なに騙されてんの? 馬鹿じゃない?」
 遠慮ないからかい合いもおれたち三人の絆だ。
 椎名が両乳房を手繰り寄せた。案の定、谷間ができない。ふくらみが申し分程度に強調されただけだ。
「パイズリっていうか胸板ズリだな」
「挟めるもん」
「いや、悪い意味じゃなくて、椎名が身体を密着させてくれるだけで嬉しいってこと。思春期に入ってからお前、頭なでなでもハグもさせてくれなくなっただろ」
 昔は当たり前だったのに、今では頭を撫でようとすると避ける。ハグなんてセクハラ以外のなにものでもなくなった。
「おちん○ん、そのまま押さえててよ」
 おれの疑問には答えないで、椎名が谷間――になるべき部分を密着させてきた。たぶん、今も頭なでなでとハグを許したら、お兄ちゃん属性が振りきれるのが恐いのだろう。
 椎名が一生懸命パイズリを真似た。けれど、怒張した肉棒に乳房を触れさせるのがやっとだ。挟まれている感触がないし、どんな柔らかさをしているのかも実感できない。胸板でもまあ褒めてやるか、といった譲歩したい気分になる。
「挟まないでくっつければ? パイズリだからズればいいんでしょ? おっぱいを片方ずつおちん○んに押しつければいい」
 麻梨香が意外なアイデアをひらめいた。なるほど、確かに巨乳パイズリでもそういうテクニックは見かける。
「こんな感じかな」
 と椎名が無理に挟もうとするのを諦め、右の乳房をフル勃起に密着させてきた。
 ちっぱいなりの存在感を主張してくる。柔らかさや弾力ではなく、『ちゃんと成長してるでしょ?』とふくらみを感じさせてくるのだ。
 なによりも乳首。遠慮気味に突起した蕾が裏筋を擦る。亀頭を膨張させる。
「反対のおっぱいでもやって」
 椎名が左の乳房でもちっぱいズリに挑戦した。射精欲を加速させない愛撫におれが満足し、久し振りに頭を撫でてやると、妹は嬉し恥ずかしそうに上目遣いした。そしてもう一度胸板ズリに戻る。
 このまま貧乳でもいい。――いや、麻梨香レベルになった椎名を見てみたい気も。

「我慢汁だ」
 と椎名がちっぱいズリを止めると、麻梨香が肉棒を握って透明な粘液を絞り出した。
「最後まで逝かせてくれ」
「もう練習終わったじゃん。私も椎名ちゃんもすごい勉強になったよ。ね、椎名ちゃん」
「うん」
「寸止めは蛇の生殺しだ。予習を頼んできた責任を全うしろ」
「自分でしこしこすればいい。射精するところは私と椎名ちゃんで見ててあげる」
「頼む。そんな殺生なこと言わないで。二人のおっぱいで気持ちよくさせてくれ」
「また騙された。このまま慶一を放置するわけないじゃん」
「からかったのかよ。練習台で遊ぶなって」
「お兄ちゃんがぴゅって精子出すところ、もう一回見たい」
 二人が左右から股座にひざまずいてきて、それぞれのおっぱいを持ち上げてフル勃起に密着させてきた。
 根元を摘んで位置固定した愚息を、二人の谷間に挟まれるようにするのは手こずったけれど、幼なじみと妹という、妄想的なダブルパイズリを実現するためにはなんの苦でもなかった。左側から幼なじみのFカップが寄せて上げられて深い谷間をつくり、右側から妹のちっぱいが胸板を押しつけてくる。間に挟まれた愚息はかろうじて亀頭だけを露出していた。まるで救助を求める水難者みたいに。
「き、気持ちよすぎる」
「どっちが?」と二人。
「どっちも。練習の成果を見せろ」
 麻梨香が左右の乳房を持ち上げてプルプル揺らした。しっかりと肉棒を挟み込んで擦り立ててくる。もちもちした感触は三度目の射精欲を煽ってきた。
 そのFカップに押しつぶされる感じで、椎名が胸板を密着させて上半身を動かした。また無理に挟もうとしている。一生懸命寄せて上げては自滅した。健気すぎて愛おしさが暴走しそうだ。かろうじてふくらんでいるおっぱい。それはそれなりに張りがあって麻梨香とは違う存在感がある。
 ランダムなダブルパイズリに感動し続けていた時、ゾクゾクと下半身が震えてフル勃起が膨張した。麻痺したみたいなこそばゆさが亀頭に迸った。
「イク……っ!」
 谷間と胸板に挟まれて三度目の精子を解き放った。量が少ないのと反比例して、気持ちよさは無限大だった。真っ赤に充血した亀頭から白濁液が滲み出る。先走りみたいな液体がちょっと飛び散る。
「お兄ちゃんの精子出せた。もう貧乳とか馬鹿にしないでよ」
「しない……ていうか椎名のちっぱいズリ最高」
「私の練習じゃん」
 と麻梨香が機嫌を損ねたようにち○ぽをでこぴんしてくる。
「麻梨香のおっぱいも最高。ほんと、まじで毎日パイズリしてくれない?」
「イ・ヤ・で・す。このおっぱいは智樹くんのためにあるんだもん」
「幼なじみのよしみで、そこをなんとか」
 麻梨香が意味深に微笑んで無視する。
 二人が胸に飛び散った精液を拭き合い、愚息もきれいに掃除してくれた。もちろん、妄想みたいなダブルフェラで。
 麻梨香のバージンが幸せに喪失しますように。
 椎名のお兄ちゃん属性が昔みたいに戻りますように。

             ***

 自室でネトゲーをプレイしていると、不意にスマホが着信を報せた。見れば智樹からのLINEメッセ―ジだった。麻梨香がデートした日の夜だ。
 >童貞を無事卒業。麻梨香にいろいろ事情は聞いた。
 >悪いな、ネトラレみたいになって。幼なじみで断れなかった。
 >わかってる。気にすんな。おかげで最高の思い出ができた。ありがとな。
 >じゃあまた学校で。
 麻梨香からは何の連絡も来なかった。処女を失った日の女性というのはそういう心境なのかもしれない。しばらくそっとしておけば、普段みたいに元気で遠慮なくからかってくる幼なじみ戻ってくる。
「お兄ちゃん、あのさ」
 ノックもせずドアが開く。
「ノックぐらいしろ。おれがオ○ニーしてたらどうすんだ」
「施錠しないお兄ちゃんのほうが悪いよ」
 着替えを抱えた椎名が不満そうに唇を尖らせる。
「で……何?」
「久し振りに、お兄ちゃんと一緒にお風呂に入りたいかなって」


            妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』END


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妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(前編) Angel Heart 24/3/25(月) 18:58 小説
妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(後編) Angel Heart 24/3/25(月) 19:20 小説
妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(Extra) Angel Heart 24/3/29(金) 9:19 小説
Re:妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(Extra) 純西別森木 24/3/29(金) 21:24
Re:妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(Extra) LEVEL E 24/4/21(日) 22:28
Re:妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(Extra) 純西別森木 24/4/21(日) 22:41
Re:妄想寄稿『練習台で遊ばないでください』(前編) 純西別森木 24/3/25(月) 22:22

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