以前に生徒絡みの話で投稿した元塾長です。
塾をやっていた当時、何人か先生を雇っていましたが、その中にとびっきり目立つ先生がいました。
168cmの長身に胸もお尻も大きい典型的なグラマー体型、そして派手目のルックスは教室内でも際立っていました。
東京の某有名私立大学の理工学部を卒業し、体調のこともあって就職せずに単身赴任したお父さんと一緒に住みはじめたのがたまたま教室のすぐそばだったのです。
彼女としてはリハビリ的に軽い仕事を探していたようで、塾講師というのは時間も短いし、ちょうどよかったのでしょう。
いい大学出てるし、面接でも感じ良かったし、採用テストもよかったので即採用。
面接のときにはさほど強い印象はなかったのですが、彼女の魅力に気がついたのは授業に入り始めてからでした。
彼女が授業に入ったのはある年の春でした。
はじめのころは塾だからということもあってか、パンツに地味めなシャツというときが多く、メークもほとんどしていませんでした。
ところが慣れてくるとルックスも「わたし、よくキャバにスカウトされるんです」というくらい結構ケバイ系なのですが、メークもだんだん濃くなり、服装も「普段はミニばっかですよ」というだけあってスカート姿が多くなり、それも短いのが多くなってきました。
ブースで仕切られていて家庭教師のように横に座って教える形式なので体がくっつくほど距離が近いし、夏などは薄着ということもあって授業中に巡回してるともう明らかにズボンの前が膨らんでる男子生徒もいました。
そんな彼女がある日、「すみません、明日、授業休ませてもらっていいですか」というので一応理由を聞くと「ちょっと私用なことなんで・・・、すみません」というので一応許可しました。
週明けにまだ他の生徒や講師が来る前に早目に出てくると「この間はすみませんでした。実は学生の時に付き合ってた人とお別れをしてきたんです」というのです。
僕は「そうか、言いにくそうだったからたぶんそういうことだと思ったよ」というと「ばれてました?」と笑って言いました。
「もう吹っ切れた?」と訊くと「まあ一応は・・・。」というので少し未練はあるのかなと思っていました。
すると「あのー、塾長、今日授業終わった後、時間ありますか?」というのです。
てっきり辞めるのではないのかと思い、「もしかして辞めるとかそういうこと?」と訊くと「違うんです。ちょっと個人的に相談したいことがあるんで」というので授業中ずっと気になったまま、時間が過ぎ、最後の授業が終わって他の生徒と講師を送り出した後、教室で彼女と二人っきりになりました。