掌編『性夜――サタン<Nロース』
すると地獄の王は言われた。神の子を愚弄する者達よ、その夜に集えと
新約性書「ソドム記」第十三章第四節
今年は変なウィルスのおかげで楽しめそうだぜ。世界中のサンタクロースが活動を自粛してるからな。あの髭面した爺どもと顔を合わせないで済むと思うとせいせいする。世の中にはクリスマスを毛嫌いしている負け組がごまんといるんだ。そいつらのためにも存分に暴れまわってやりてえ。
……あ? 俺様が誰かって? 決まってんだろ、冥府からやって来たサタンクロース様よ。ケルベロスの橇(そり)に乗って聖夜を性夜に変えるな!
†††
なんて言ってるうちに一人目の獲物を見つけたぞ、おい。しかも女子高校生だ。妊娠できる年齢のクセに枕元に靴下とか笑わせやがる。頭、夢いっぱいのお花畑か。まあルックスもいいしおっぱいもでかそうだから許すけどな。
『サンタさんへ。プレゼントをくれる前にこれで消毒してください』
アルコール消毒液かい。そういえばヨーロッパで暴れまわってる仲間連中が嘲ってたな。今年はクッキーとミルク以外にアルコール消毒液が置いてあると。
どんだけナーバスなんだ、人間は。悪魔暦じゃもうすぐ滅びるのに。
ちなみに親がクッキーとミルクを口にしたあとに、仲間連中が新品とすり替えるって寸法よ。朝起きたガキどもはサンタさんが食べてくれなかったって泣くわけだ。ざまあみろ。
……おっと、余計な秘密をバラしてる場合じゃなかった。早速この娼婦を頂かなくては。
くんかくんか。新品の靴下かと思ったら脱ぎたてかよ。嬉しいおもてなしじゃねえか。一日中履いた痕跡が沁み込んでるぜ……汗、体臭、汚れ。
ハァハァ。においを嗅いでるうちに辛抱たまらなくなってきた。今夜一発目は女子高生の靴下をおかずにするか。
(てめえの靴下、ち○ぽに巻きつけてるぜ。おかずにされた気分はどうだ? お前がもらうのは素敵なプレゼントじゃねえ。俺様からの最低のプレゼントだ)
数分でイッてしまった。寝てる女子高生の顔に思いっきり精子を降りかけてやる。昏睡レ○プしてるみたいでゾクゾクする。
「んん……げほっ、げほっ。ううん」
(出させたあとは掃除するもんだ)
女子高生の口をこじ開けてフル勃起を捻じ込む。ヌルヌルしてて思わず二発目発射しちまったじゃねえか。どんだけ最高の口してんだよ、お前は。
「……げほっ、げほっ。げほっ」
悪夢にうなされてるのか。そうか、そのまま悶えていやがれ。
俺様はまわりくどいことが大嫌いなんだ。だから余計な描写はすっ飛ばすぜ。なにせ今夜中にメス犬をたっぷり味わわないといけないからな。いちいち説明していられっかよ。
てなわけで女子高生は全裸だ。布団を引っぺがして下着を剥いでやった。ブラとパンツは戦利品に頂いていく。冥府のメル○リに出品すればボロ儲けできるって算段だ。悪魔は女子高生が大好物なんだよ。売女どもの廃(すた)れっぷりを見れば頷けるだろう?
(しかしでっけえパイオツだな。童顔巨乳とか反則だろ、誘ってんのか)
れろれろれろ……ちゅぱっ、チュパッ、ちゅぱっ。巨乳をさんざんに揉んで乳首を吸う。――あ? 揉み心地はどうかって? そんなのてめえらで経験しやがれ。まあクリスマスにこんなエロ小説読んでる人間には無理だろうがな!
(……え? あ、はい。それは俺様……いや私の不遜でした。すみません、反省します)
今、地獄の王よりおっかない作者よりお叱りを受けたぞ。レスをくれる読者様になんて暴言を吐くんだって。悪かった。女子高生のパイオツは……そうだな、下界で言うところの雪見大福を巨大にしたって感じだ。ぷんにゃりとやわらかいのに手のひらにちゃんとした反作用がある。乳首は哺乳瓶の吸い口みたいでこりこりしている。……で、いいか?
(もちろんお待ちかねのプレイもこの通りだぜ)
女子高生にまたがると、俺様はインキュバスもびっくりの巨根を谷間にあてがい、左右の乳房を手繰り寄せた。大福乳が肉棒に密着し、得も言われぬ感覚に襲われる。腰を動かすたびに凌辱感に萌えた。背徳感に脳ミソが痺れた。
(無垢なパイオツでもっと挟みやがれ……俺様が穢してやる)
フル勃起を揉みくちゃにするほど巨乳を手繰り寄せ、先っぽを女子高生の口に含ませた。先端と両サイドから強烈な快感が襲ってくる。あっという間に三発目を放ってしまった。
(ハァハァ……女子高生のパイズリ最高だ。てめえはもうピュアじゃねえんだ、ざまみろ)
「んん……げほっ、げほっ。ううん」
本番はこれからだぜ。……ほう。これがち○ぽの一本も受け入れたことのねえま○こか。毛を処理してるなんて律儀だねえ。
包皮に隠してるこの豆粒はなんだ? 愛液をだらだら垂れ流すためのボタンってか? 肉襞もハミ出てねえし完璧なま○こだな、こりゃ。
俺様は両足を持ってM字型に開脚させると、盛りのついた犬みたいに割れ目を貪った。フェロモンにまみれて肉粒を舐めまわし、小さな穴を吸いまくったのだ。悪夢にうなされる女子高生は夢うつつに悶え、巨乳を波打たせてのけぞった。
(処女のま○こ……これ以上に悪魔への捧げものってないぜ)
膣穴にずっぽりと巨根をめり込ませてやる。避妊なんてめんどくさい方法は冥界にはないので生だ。生で女子高校生の初体験を奪ってやる。妊娠したら悪魔との混血が生まれるだろう。身体に『666』の数字を刻印したガキが。
(おおおおおっ――こ、これが処女ま○こ!)
感動にうち震えた。肉棒を締め付ける力が半端じゃないのだ。侵入を防ぐかのように膣壁が蠢きつつ、フル勃起にぴったりと密着してくる。腰を動かすとヌチュヌチュといやらしい音が響いた。肉壁が濡れてテカった。血が出てるが知ったこっちゃねえ。むしろ流血の痛々しさが悪魔の心を悦ばせるってもんよ。
俺様は波打つ巨乳を揉みしだきながら腰を振った。肉棒が出入りするたびに女子高生が悶絶する。いったいどんな悪夢に見舞われていることやら。さぞかし寝覚めが悪いだろう。
(で、出るぜ――! 俺様の子供を孕ませてやるっ)
腹射なんてしない。ち○ぽを最奥まで突っ込んで中出ししてやった。猛烈な快感が全身を駆け巡って気が狂いそうになる。ま○こからフル勃起を引っこ抜くととんでもない量の精子が溢れ出してきた。
(ハァハァ、ハァ……最初の獲物から四発も出しちまったぜ)
けれど悪魔の性欲は無限だ。勃起が萎えることもなければ精子が枯渇することもない。
俺様は処女を奪った余韻にひたると、戦利品の下着を持ってケルベロスの橇に乗った。
性夜はまだまだこれからだぜ。
神聖な夜をリビドーで穢しまくってやる。
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クリスマスを忌み嫌い、嫉みと孤独を抱える読者様へ贈る冒涜の掌編
『性夜――サタン<Nロース』END