今日ではじめての期末テストも終わる。
テストが終わる日、それは高校生にとって最良の日だ。
授業もなくお昼にはもう帰れるからだ。
みくの胸はもはやFカップでさえ入りきらない状態で、もはやGカップになろうとしていた。
みくは同じクラスのえりなを誘って繁華街のファッションビルへと向かった。
えりなはみくと違って背は低いものの、胸ではみくと争うほどで、まだAやBがほとんどの同級生の中でも図抜けた存在だ。
「ねー、下着みたいんだけど。いまのブラさー、もうきつくて」」
「もーみく、また合わなくなったの?」
「なんかさー、成長しすぎてて」
ちょっと勝ち誇ったようなみく。
このセリフが負けず嫌いのえりなの心に火を付けた。
「ねーあたしも買うから測ってもらおうよ」
「そうだね」
ということで2人はあるランジェリーショップに足を踏み入れた。
平日の昼間ということもあって誰も客はいなかった。
「あのー、ブラほしいんで測ってもらえますか?」
とえりなが店員に声をかけた。
フィッテイングルームに案内され、まずはえりなから入る。
「アンダー71でトップ91。70のEだったよ。前と変わってない」とみくに報告。
そしてみく。
「アンダー69でトップ95だったよ。やっぱGになってる。」
「やっぱみくには勝てないね」
「別にいいよ勝っても負けても」
「こんなだったら卒業するころにはもう100行っちゃうかも」
「100って何カップ?」
「えーと・・、Iかな」
「えー、そこまでいくとなんか引いちゃうね」
「やっぱあたし、もうこのくらいでいいよ」
「二人とも高校生でしょ。何年生?」
みくが「1年」、と答えると
「えー、高1でこんな大きい子見たことないですよー。ちょっとずつ分けてって感じです」
それほど年の変わらない二十歳くらいの若い店員が2人に声をかける。
まずえりなの方を見て「雰囲気的に小柄でかわいい系だからこんなのどうですかぁ」とピンクの花柄の70Eのブラを手に取った。
「あーいいかも。かわいいじゃん、それにしなよ」
とみくがいうとえりなも「うん、じゃあこれで」と即決め。
みくには「大人っぽい感じだし、こんなのはどうですか〜」
と店員が勧めたのは無地の黒のブラ。
3段ホックの思いっきりベルトが太い、見るからにごっつい感じだ。
みくがちょっと顔をしかめてると「もうこの大きさになると種類ががくっと減るんですよ。70Gだとあとなんかおばさんブラみたいだけどベージュとか、これの色違いの白くらいですねー」と言うので仕方なく黒を購入。
「えりなー、なんかもうだんだん種類が減ってくよ」
「やっぱしょうがないよね〜」
「こんなの恥ずかしいよ。まあえりなと違って男いないからいいけどさー」
「そっか、男に見られることないっていうのも微妙だね」
しかしこの黒のGカップブラが好まざる男の手によってみくの豊かなバストから外されることになろうとは・・・・。