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妄想寄稿『妄想の宝箱』 小説  Angel Heart  - 21/6/23(水) 17:54 -

■Episode6『結奈とシャーロット』
 静かなラブソングが流れる部屋で、結奈とシャーロットは並んでベッドに俯せになり、ガールズトークに盛り上がっていた。お互いが日本で、そしてアメリカで片想いしている男の子の画像を見せっこし、乙女心を共有していたのだ。
「アメフト部のクォーターバックとかなんか映画みたい。絶対モテるじゃん」
「そうなの。ライバルいっぱいだしダンスパーティに誘うのもハードル高いし。せめてクラスが一緒だったらよかったのに」
「ダンスパーティがあるだけいいよ。日本の学校にプロムとかないよ」
 シャーロットの部屋だった。結奈は、学校が毎年企画している《短期ホームステイ交流》に応募し、見事資格を得てフロリダ州に滞在していた。ホストファミリーになってくれたのは、結奈の学校と姉妹校提携を結んでいるジュニアハイスクールの生徒、シャーロットの家族だ。娘が一人っ子なのでぜひ結奈を姉妹に迎えたいとのことだった。

「じゃあどうやって距離を近づけるチャンスをつくるの?」
 シャーロットが首を傾げた。背中まで伸びたブロンドに氷みたいな碧い瞳。妖精のような容姿に結奈は同じC学三年という気がしなかった。普通にピアスもしている。
「バレンタインにチョコレート渡すとか勇気を出して話しかけるとか。……あ、あと同じクラスになれますようにって神様に祈る」
「そこはこっちと同じなんだ」
 シャーロットが破顔した。小さい頃にカナダに住んでいた経験があるので、結奈は英語とフランス語に苦労しない。
「アメリカが羨ましい。なんで日本の学校はこうつまんないんだろ?」
「ヘコまないでよ。日本のC学生がダンスパーティする光景とか全然浮かばないし」
 それもそっか、と結奈は気を取り直した。ダンスパーティを開いたところで、日本じゃ誰も参加しないだろう。

 シャーロットがふと起き上がってベッドの端に腰掛けた。
 結奈もそれにならった。
「結奈はエッチの経験ある?」
「ううん、ないよ。キスもまだだし」
「じゃああの……彼のことを考えてるうちにそういう気分になることは?」
「ある。いっつも。身体が火照ってきて変なこといっぱい考えちゃうの」
「私と同じだね。素敵なロストバージン迎えられたらいいなって想像するよね」
 見つめ合ったふたりのティーンエージャーは、愛の女神に惑わされたように、自然と唇を重ね合わせていた。目を瞑って舌を絡み合わせ、お互いの髪を撫でる。
「結奈のキス、超優しい」
「シャーロットもだよ」
 唇がまた重なり、無垢な舌が絡み合った――ピュアな音を響かせて。
「結奈のおっぱいおっきい」
「82センチのCカップ。シャーロットは?」
「31インチの30A……アハ、計算できないね。お互いにわかんない」
 笑い声があふれた。

 表記が違うおっぱいをふたりは触りっこした。どちらも手のひらで覆いきれるサイズだが、感触は異なっていた。(結奈のおっぱい、すっごいプニプニしてる……)シャーロットは羨ましく思った。(……シャーロットのおっぱい、超やわらかい)結奈は驚いた。ふたりは服を脱ぎ、全裸になって、お互いの乳首を悪戯した。指で弾いたり、摘んだり、彼氏になった気分で吸ってみたり――。ピンク色の突起が二組、恥ずかしげに尖った。
「今乳首引っ張った。お返しするから」
「アハハハ、くすぐったいってば。結奈、やめて」
 脇をくすぐられてベッドに仰向けに倒れたシャーロットの脚を、結奈は大きく広げた。
「シャーロットのおま○こ、かわいくてきれい。毛は剃っちゃったの?」
「うん。こっちじゃ普通のことだもん」
 柔らかな肉壁を押し広げてみると、シャーロットが両手で覆い隠した。結奈はそれを優しくどけて、同い年の女の子の秘部を見つめた。人の字型のささやかな傘の下で、小さなクリトリスが疼いている。肉襞も低い。最下部では狭すぎる穴が濡れていた。
「乳首引っ張ってきたお返し」
 と結奈はシャーロットのクリトリスを人差し指で弄った。時々オナニーするので力加減は心得ている。国境を越えて、女の子はみんなここが気持ちいい。
 シャーロットが顔を背けて喘いだ。切ないほどピュアな吐息だった。

「お返しのお返し」
 と、結奈のクリトリス責めに身体をのけぞらせていたシャーロットが、火照った顔で結奈を仰向けに寝かせた。そしてどこからかピンクローターを持ってくる。結奈は恥ずかしくなって顔を手で覆った。
「もう……シャーロットってば、そんなのどこで買ったのよ」
「ネットで。Made in Japanだよ」
 言って結奈の脚をエム字型に広げ、シャーロットが眺め返した。若草の生えた割れ目をじっと見つめられ、結奈の羞恥心がふくれあがる。頬っぺたが熱くなって濡れるのを感じた。
                          ((ヴィィィ――ン))
「んんっ――はぁっ、あ!」
 自分でもびっくりするくらいの声が出た。シャーロットがローターをクリトリスにあてがうと、静かな振動が快感に転換されたのだ。結奈は初めての玩具に悶えまくった。
「結奈かわいい。私より感じてる」
 意地悪な妖精が仕返しとばかりにたくさん結奈を悪戯した。

 ぐったりしたゲストファミリーを抱きしめながら、シャーロットが耳元にささやいた。
「もっと大きい玩具もあるよ。遊んでみる?」
 うん、と結奈は快感の余韻にひたりながらうなずいた。
 ――彼氏を夢見るふたりのティーンエージャーは、乙女の好奇心を加速させた。

                  Episode6『結奈とシャーロット』了


■Episode7『鬼畜の所業』
 定期的におれの中で悪魔が目覚める。センズリで性欲をなだめられることに飽きるらしく、もっと刺激よこせと暴れはじめるのだ。おれはそのささやきに操られるように、盗撮を繰り返していた。駅で女子高生のパンチラを逆さ撮りし、百円ショップで胸チラ動画を集め、街中で巨乳美人を盗み撮りしたのだ。バレれば即通報というスリルが悪魔を喜ばせた。
 ――そして今。おれはブック○フの店内で獲物を物色していた。本探しに夢中になるリサイクル書店はおかずの宝庫だ。立ち読みに没頭する獲物は股下にスマホを差し込まれても気づかない。前かがみになる獲物は色んな谷間を見せてくれる。座り込んでマンガを読み耽るS学生なんて最高だ。パンツを惜しげもなく披露してくれるのだから。
 おれは下はS学生、上は美魔女まで、幅広い守備範囲を持つ変態だ。

(……いた)
 店内をうろつくこと数分。BLマンガコーナーに目の覚めるような獲物を見つけた。さらさらの長い髪をシュシュでポニーテールに結い、真剣な眼差しで背表紙を選んでいる。変態の勘として高校一年生くらいに思えた。パステルカラーのTシャツに真っ白なミニスカート。おっぱいが着衣越しでも巨乳とわかる。EカップかFカップくらいあるだろう。明らかに美少女だった。
 おれは迷わず彼女の背後に陣取った。今日は気温が低いせいか、店内で涼もうとする客は少ない。絶好のチャンスだ。
(BLが好きなのか)
 と微笑ましく思いながら、おれはスマートフォンをタップした。まずは様子見がわりに逆さ撮りだ。無警戒なら動画撮影に切り替える。
 女の子が棚から一冊を取り出したところでおれは股下――いやミニスカートの裾下にスマートフォンを忍ばせてボタンを押した。撮れ具合を確認してみると速攻勃起した。ま○こに皺の寄った縞々パンツがばっちり写っていたのだ。
(絶対撮るから……この一枚で終わらせないからな)
 そう悪魔に約束すると、おれはさらなる変態行為に及んだ。

 ――捲りパンチラ。女の子のスカートを捲って盗撮する離れ業だ。駅のエスカレーターで何度も挑戦しようとしたが、チキンな手が及び腰になって結局できなかった。他の客がいつエスカレーターを駆けあがってくるか不安でもあったのだ。
 ……しかし今。他の客に見咎められる懸念はない。店内は閑古鳥が鳴いているのだ。彼女にバレないようにそっとスカートを捲ればいい。
 女の子が立ち読みを始めた頃合いで、おれは左手でスカートの裾を摘んだ。そしてもどかしいくらいの慎重さで捲りあげる。心臓がバクバク高鳴って脳ミソが沸騰した。悪魔が楽しんでいる。
(まじか……なんだこの破壊力は)
 白とレモンイエローのパンツだった。お尻の全体像が手に取るようにわかる。小振りなそれは割れ目のシルエットさえ浮かせていた。
 おれはスマホで何枚も撮影した。動画でも。そうしてゆっくりとスカートを元に戻す。女の子はまったく気づいていない。今日のおかずはこれで決まりだ。

 ――と。女の子がその場にしゃがみ込んでBL世界にのめり込んでいった。気に入ったマンガらしい。腰を据えて読む気になったのだ。
 こちらとしてもありがたい。胸チラを盗撮できる。
 おれは本を選ぶふりをして彼女の隣に立ち、アングルを確認した。完璧だ。胸元がユルめのシャツおかげで谷間がしっかり覗けている。ブラジャーは見えないが、カップ間を橋渡しするパーツは見下ろせた。
(……おっぱい成長してるね。それ何カップあるの?)
 心の中でセクハラしながら撮影を開始する。美少女の顔を録画し、谷間にフォーカスを合わせたのだ。彼女がページを繰るたびに巨乳が動いた。手を突っ込んで揉みまくりたい衝動に駆られる。成長期のふくらみはいったいどんな触り心地をしているのやら。

 ……丸々一分は盗撮し終えた頃、おれの興奮は頂点に達していた。スリルを悪魔と共有しているうちに理性が吹っ飛んでしまったのだ。
 ズボンの中でがっちがちに勃起した愚息を片手で取り出す。これほど危険な行為は経験ないが、もはや辛抱たまらない。この美少女でシコりたい。
 おれは青筋を立てるち○ぽを握って擦りはじめた。
(ハァハァ……君のパンツと谷間でこんなに勃起しちゃった。おちん○ん見てよ。見たことないでしょ?)
 彼女はしゃがみ読みに夢中になったまま。時々嬉し恥ずかしそうに微笑んだりする。ストーリーが面白いのだろうが、こちらはフル勃起を笑われたみたいで幸せだ。
 あまりに無防備なのでおれは調子に乗って、美少女の至近にち○ぽを寄せた。その距離五センチ。一瞬でも振り向かれたらアウトだ。
 だが彼女は気づかなかった。亀頭でポニーテールを突つかれても、髪の毛を生おかずにされても。
(ハァハァ……まじ最高)
 自分に寸止めしつつ危険なオナニーを楽しんでいると、やがて美少女が立ち上がった。おれは慌てて後ろを向く。手も身体も汗ばんでいた。
 美少女は読み耽っていたマンガを買うことにしたらしい。その一冊を手に持ってまた書棚を眺めはじめた。深い前傾姿勢になって。
(まじツイてる……この店に来てほんとよかった)
 幸運のレベルに感涙しながら、おれはまた美少女のミニスカートを捲った。
 思いっきり突き出されたお尻に向けて、激しく肉棒を擦り立てる。美少女に立ちバックをおねだりされてるみたいで猛烈に興奮した。
(精子出るよ……君のお尻とパンツに精子かけるからね)
 亀頭にムズ痒さが駆けめぐった瞬間、おれは気を失いそうなオルガズムに達していた。
 飛び散りまくった精液が美少女のパンツを汚していた――。

                      Episode7『鬼畜の所業』了


■Episode8『お義姉さんの魔法』
 兄が琴乃さんと心愛ちゃんを連れて帰省した。変なウィルスのせいで産後すぐお見舞いに行けなかったので、心愛ちゃんに会うのは初めてだ。
「紘人おじちゃんはじめまちて、ここあでちゅって」
 おくるみに包まれた心愛ちゃんを琴乃さんが抱っこさせてくれる。この世に生を享けた初めての姪っこは、つぶらな瞳でボクを見上げていた。軽いけど温かい。
「C学生で叔父さんになった気分はどうだ」
 と兄がふざけた口調で言った。十五歳も歳が離れているので正直、実兄という感覚は薄い。物心ついた時にはもう、兄は大学院生から社会人になっていたのだから。
「なんか急激に老けた気分」
「泊まってるあいだ、心愛の世話よろしく頼むな。おむつ替えくらい覚えてくれ」
 リビングルームに幸せな笑い声が満ちた。

 その日の夕方――。兄が母を連れて出掛けた。ボクはまったく興味ないけれど、ふたりはクラシック音楽の鑑賞を共通の趣味にしている。高名な楽団が来日しているそうで、ふたりは前々から鑑賞を予定していた。兄がチケットを母にプレゼントしたのだ。
 留守をあずかったボクは琴乃さんと一緒にリビングにいた。琴乃さんは三十歳。少し長めのショートヘアをしていて、優しそうっていうか穏やかな雰囲気をした美人だ。結婚式の時の笑顔がボクの記憶に刻まれている。
「紘人くん受験生だよね。進路は決まったの?」
「***高校を受験するつもりです。ダメだったら地元の公立校に進むっていうことで」
「***高校? それってクイズ番組の常連でしょ? 頭いいんだ」
「頭がいいっていうかカリキュラムが気に入っただけで。プログラミングとか情報処理数学を勉強できるんです」
「そっか。紘人くんは理系なんだ」
 琴乃さんが感心した時、ベビーベッドで眠っていた心愛ちゃんが泣きだした。小さな手足を動かしてママの助けを求めている。
「お腹空いたみたい。この時間にいつも泣くの」
 ソファから立ち上がった琴乃さんが、ベビーベッドに近づいた。

「………」
 目の前に広がる光景にボクは言葉を失っていた。心愛ちゃんを抱きかかえた琴乃さんが、ソファで上着をたくしあげ、マタニティブラを捲って授乳しはじめたのだ。ママの本能で大きさを増した乳房はHカップくらいあった。明るい紫色に変色した乳首に心愛ちゃんが吸いついている。愛情に安心したようすで母乳を飲んでいた。
「紘人くんの前でごめんね。このコ食いしん坊なの」
「あ、いえ」
 ボクは頬っぺを紅潮させた。当たり前の行為なのだから興奮するほうがおかしい。けれど琴乃さんのおっぱいは刺激的だった。触ってみたい、乳首を吸ってみたい……そんな妄想があふれてくる。インモラルな欲望を理性に咎められながら。
 お腹いっぱいになった心愛ちゃんがまたベビーベッドで眠りについた。
「紘人くんも飲んでみる? ママのおっぱい」
「え……」
「ズボンがふくらんでる。心愛の授乳で興奮しちゃったんでしょ?」
 琴乃さんが意地悪っぽい笑みを浮かべてボクの股間を指差した。優しいお義姉さんというか、えっちな女性に変貌していた。
「いやそんな……」
「照れないの。母乳有り余ってるから飲んでくれると助かる」

 ボクは琴乃さんに膝枕されてち○ぽを出していた。フル勃起したそれはヘソまでそり返っている。目の前には母性を主張するふくらみ。乳首がボタンみたいに勃っていた。揉むと果てしないぷにぷに感が手のひらを襲った。
「そうじゃなくてこうしないとおっぱい出ないの」
 ボクの手を導いて、琴乃さんが搾乳のやり方を教えてくれる。素直に従って乳房を揉むと薄白色の液体が乳首からこぼれ出た。吸ってみると甘い。絶妙に薄めたコンデンスミルクみたいだった。
「どんな味?」
「甘いです……琴乃さんの愛がいっぱいで」
「たくさん飲もっか。おちん○んおっきさせる赤ちゃんも好きだよ」
 癒しスキル完璧のお義姉さんに甘えて、ボクは夢中で乳首を吸った。馬鹿みたいに口を開けると、琴乃さんが両方の乳首を摘んで、母乳を噴水のごとくを浴びせてくれる。ボクは施しに群がる下層民みたいに全部受け止めた。  
 その一方で琴乃さんの手はフル勃起をシゴいている。ミルクいっぱいの乳房をボクの顔に押しつけながら。
「琴乃さんの手……くすぐったくて気持ちいいです」
「もっと激しく擦ってあげたほうがいい?」
「いえ、このままの感じで。ら、乱暴にされると痛いんでっ」
 ボクのリクエストに応えて、琴乃さんが優しい手コキを続けた。射精に導くためというより、女性経験のないペニスを慰めるような感じだった。肉棒をスローテンポで擦り、海綿体や裏筋を丁寧に撫でてくれる。母乳をローション代わりにできるのはミルクママだけの特権だ。夢心地の魔法だった。

「琴乃さんにお願いがあるんですけど」
 と飽きるほど母乳を飲んだボクはお義姉さんを見上げた。
「なに?」
「琴乃さんのおっぱいでちん○ん挟んでもらいたいです」
「パイズリ? いいよ。できるから」
 ボクが膝枕から立ち上がると、琴乃さんが上着とマタニティブラを脱いで上半身裸になった。少し垂れ気味に、U字型にふくらんだおっぱい。乳首からまだ母乳が滴っている。
「じゃあ私の前に立っておちん○ん貸して」
 琴乃さんの目の前で直立する。両乳首を摘んで母乳を噴射させた琴乃さんが、フル勃起をびちゃびちゃにした。そうしてさも何でもない様子でち○ぽを谷間に挟み込む。ミルクが詰まっているはずの巨乳は、張っているのに柔らかかった。
「き、気持ちいいです」
「母乳飲んでくれたお礼にたくさん挟んであげる。射精しちゃってもいいからね」
 琴乃さんが両手を組み、左右の乳房でペニスを擦った。温かい谷間の中で亀頭が何度も見え隠れする。もっと勃起したち○ぽがミルクおっぱいに圧迫された。手コキもパイズリも優しいなんて――。
 ただ今度はちゃんと射精に導く意思があるみたいで、ボクが気持ちよさに腰を引かせても、琴乃さんは力加減を緩めなかった。交互に巨乳を揺らし、顔を下向けて亀頭をチロチロとくすぐってくる。思ってもみなかったパイズリフェラに一気に射精欲が高まってしまった。琴乃さんがまた左右の乳房を同時に揺さぶった時、ボクは限界を知らせる余裕すらなく、思いっきり射精していた。琴乃さんの肩に掴まっていなければ倒れそうな多幸感だった。
「出ちゃったかな」
 谷間からペニスを解放し、琴乃さんが胸を見おろす。信じられないくらいの量が飛び散っていた。
「最高に気持ちよかったです……あ、ありがとうございました」
「こちらこそ。紘人くんに喜んでもらえたならお義姉さんも嬉しい」

 それから兄たちが泊まっているあいだ、ボクは機会を窺って何度も琴乃さんのおっぱいに甘えて……というわけにはいかず、魔法みたいな経験をさせてもらったのはあの日一回だけだった。世の中、そう妄想のようにはいかない。
 けれどボクは満足だった。憧れていた以上の初体験だったのだから。
「紘人おじちゃんバイバイ、またねって」
 チャイルドシートに心愛ちゃんを座らせ琴乃さんが、愛娘の手を取ってボクにさよならさせた。かわいい姪っこはわけもわからず手足を動かしていた。

 兄が運転する車が遠ざかってゆく。
 今度琴乃さんに会えた時も、まだ母乳は出るんだろうか――?

                   Episode8『お義姉さんの魔法』了

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妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/6/20(日) 16:50 小説
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ランド亀 21/6/20(日) 17:04
妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/6/20(日) 17:15 小説
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ランド亀 21/6/20(日) 17:29
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ろくべえ 21/6/21(月) 6:11
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/6/21(月) 15:44
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ろくべえ 21/6/21(月) 19:30
妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/6/23(水) 17:54 小説
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ランド亀 21/6/23(水) 19:58
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ろくべえ 21/6/24(木) 22:49
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/6/25(金) 14:26
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ろくべえ 21/6/26(土) 2:47
妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/8/12(木) 18:25 小説
妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/8/12(木) 18:45 小説
妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/8/12(木) 19:01 小説
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 ろくべえ 21/8/13(金) 20:53
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 LEVEL E 21/8/16(月) 20:39
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/8/17(火) 13:42
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 隠れファン 21/7/3(土) 5:19
Re:妄想寄稿『妄想の宝箱』 Angel Heart 21/7/3(土) 16:54

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