5人はスーパーを出て、Iの家に向かった。
姉は道中、適当に相槌をうちつつも、どうやって3人の意識を変えて説得するか、考えていた。
しかし、姉は6年生女子を侮りすぎていたようだった。
スーパーでの恭しい態度は、人目を気にしてのものに過ぎなかった。
Iの部屋に入り、ドアを閉めたとたん、3人の態度が豹変したのだ。
「ねえ、お姉さん、さっきから気になってたんだけど・・・」
「え、何?」
「おっぱい、小さくなってない?」
「何よ、いきなりそんな・・・」
「去年は、爆乳だったよね。
こ~んくらいの」
「偽物だったのかぁ。」
「・・・」
3人がたたみかけるように姉を責める。
姉妹は言葉を失っている。
「ほんとはこのくらいなんだ~」
Iが姉の胸をじろじろと見る。
「Iよりちっちゃくね?」
とK。
「うん、絶対ちっちゃい。
私よりも小さいかも!」
とJ。
「あのときは、悔しかったよね~」
「うん、でも詰め物だったとはね。」
「私たちは成長して、お姉さんはしぼんだよね。」
姉妹が何も言い返せないまま、3人の攻撃はエスカレートしていく。
「ねえ、I、お姉さんの隣に座ってみてよ
比べっこしよう」
とKが仕掛けると、
「わかった、負ける気がしないな」
とI。
Iは姉の隣に座り、大きく胸を張った。
姉は顔を赤らめたまま、下を向いている。
華奢な姉と、大柄なI。
2人が並ぶと、子供と大人とは思えない体格差がある。
座高もIの方が高いが、体の幅、腕・脚の太さが全然違う。
しかし、そのことは誰も口にしない。
「お姉さん、もっと胸張ってよ」
姉はしぶしぶ、小さな背中を伸ばし、精一杯胸を突き出す。
J,Kが真横から見て比べる。
「高さは同じくらい?
でもボリュームは断然I!」
しかし、Iはこの結果が不満だったらしく、
「高さが同じ?
うそ~!」
と、隣の姉の胸を見下ろし、
「これ本物?」
と、服の上から姉の胸を掴んだ。
「きゃっ、やめなさいっ!」
と姉が細い腕で振り払う。
Iは一度はひるんだものの、
「もっとちゃんと触らせなよ」
と、姉の後ろに回り、姉の両脇から腕を入れて、鷲掴みにした。
「きゃぁ、やめて!」
と姉が小さく叫んだが、Iの太い両腕が姉の身体をがっしり挟み、大きな手で姉の両胸を揉み始めた。
展開の速さと恐怖に固まっていた妹だったが、咄嗟に我に返り、
「I、お願い、やめて!」
と飛び出し、姉の両胸にかぶさったIの手を引きはがそうとした。