スペインへ渡欧した当日の夜、アンナの家で9泊する予定になっている僕はアンナ洗い物をしている時に後ろハグで抱き着いて股間を押し付けたり、アンナはシャワーしているのを覗きにいったりした。しかし、それらは不発に終わり進呈せず。
そして、今からエッチをする雰囲気もないままに就寝の準備に。ただそこでアンナがソファーの上で寝袋で寝る予定の僕に毛布を出してくれようとした。しかし毛布は収納押入れの下の方に入ってるため、アンナはお尻を突き出した状態でゴソゴソと探している。僕はもう本能のまま無謀になっているアンナのお尻を手にとって疑似バックで挿入しているように腰もふりながらアンナのオマンコをパジャマの上から突いた。パンパンと音まで立てそうなくらいに。
しかし、数秒後にアンナが振り向いて僕の下半身をはらい、その勢いのままに僕の顔に強烈ビンタ。
アンナ「ヒロ、なんでこんなイタズラばっかりするの?」
と怒らせてしまった。ビンタも容赦のない強烈なもので、かなり痛かった。完全に怒らせてしまった。しかし、アンナはそう言いながらも僕の手を握ってくれている。アパートまでの道程では1度も手をつなぐ事もなかったのに、だ。
そして、今度は優しいトーンで行った。
アンナ「ヒロ、なんでこんな事するの?」
ビンタされた直後の僕はアンナの迫力に対して何も答えられなかった。でも、この優しいトーンと表情になったアンナには素直に答えた。
僕「アンナとエッチしたいから」
アンナ「え?だ・か・ら〜、なぜ?意味わからない」
首を横に振りながら理解できないジェスチャーと表情を見せるアンナ。呆れてしまった様子。
僕「好きなヒトとエッチしたいと思っただけだよ」
アンナ「え?どういう意味?」
聞く耳を持たないような表情から少し変化したアンナ。
僕「アンナの事が好きだからエッチしたいんだよ!!」
そう言うと、納得した表情に一変したアンナ。
アンナ「ホントに?それが聞きたかったんだよ。私もヒロの事が好きだから。」
僕「ホントに?」
アンナ「そうだよ。じゃないと9泊も一緒に2人で共同生活なんてOKしないでしょ?」
僕「確かに」
ごもっともな話だった。アンナは僕の事を気にかけてくれていたからこそ、滞在中の9泊全てを自分のアパートで過ごすのにOKしてくれていたのだ。
そして、我々日本人は愛情表現として想っている事をそのまま伝えずに自然と変化させてしまう事がある。分かり切っている事を省いたりしてしまうのもその1つだろう。僕がアンナの事が好きなのは1年前に日本でサラにもバレていた。だから当然のようにアンナにも下心を悟られているとも思っていたが、スペインではとにかく何事もストレートに言った方が良い。褒める時もどんなに典型的な表現でも何度も言った方が良い。日本でなら、「お世辞ならもういいよ」となるが、スペインでは喜んでくれる。サラなんかはそういうシンプルな女性なので特にそう思う。アンナとは性格から何まで違うのに、アンナとサラがいつも一緒に行動を共にするのは、サラのシンプルな考え方が好きらしい。アンナは相手の気持ちを考えてくれる女性だからこそ、この日の僕のように3回目までは我慢してくれていたと思う。サラだったら1発で追い出されていたかもしれない。
話を戻す。
アンナは僕の気持ちを受け止め、自分も僕の事が好きだとは言ってくれた。しかし、それが女性と男性との関係なのか?友人関係なのか?
アンナ「とりあえず、寒いからこっちで一緒に寝よう」
そう言って手を引っ張られてベッドの上に2人で座った。
アンナ「いつから想ってくれたの?」
僕「わかんない。でも1年前に俺の家で泊まってた時にそういう感情が湧いて来たって思った」
アンナ「ホントに?ヒロ、嬉しいよ・・・ありがとう」
僕「・・・・」
アンナ「でも私のどこが好きなの?知り合って6年以上だけど会ったのは少しだけだし、遠い国に住んでるし。でも1年前は確かに1週間ほど共同生活だったけど。」
僕「もちろん、アンナの笑顔や仕草が好きなんだけど、1年前に日本に来た時に他の友達が言ってる事とか行動を俺にまとめて言ってくれたりするところが好き。遠い異国で暮らしている俺にfacebookでやり取りしてくれるマメな優しさが好き。夜中に買い出し行く事になった時も進んで行ったり、こうやって泊めてくれるところが好き。」
アンナ「もういいよ、ありがとう。ヒロって・・・私の事見てくれてるね。」
僕「アンナは?アンナは俺の事どう思ってるの?好きって友人として?男として?」
アンナ「ヒロはいつも優しくしてくれるから大好き。だって、見知らぬ友人も含めて泊まりに行っても許してくれるなんてありえないよ。しかも毎日お風呂とか用意してくれたし、そうやって私以外にも優しくしてくれるでしょ?そういうとこが大好き。そんなヒロだから泊まるのもOKしたんだよ。でも・・・それが友人としてか、男性として好きなのか?って言われたら正直わかんない。」
僕「うん、ありがと。そうやってアンナが真剣に考えてくれるところが好きだから・・・いいよ・・・。ごめんね、イタズラばっかりして・・・」
そう自分で現状を消化して言葉を探しながらしゃべっていた。すると、アンナが急に・・・
アンナ・僕「チュッ・・・ペロペロ・・・」
突然、アンナは身を乗り出すようにキスをして来た。しかも舌を絡めて。明らかに挨拶的なモノでも、キスだけで終わるようなフレンチなモノでもなく、官能的なモノだった。
チュッ・・チュチュ・・・レロレロ・・・ハァ・・ン・・
アンナ「ヒロ・・・」
僕の名前を呼んだアンナは両手で僕の両手を取り、自分のカラダに引き寄せるように引っ張った。アンナはベッドに横たわり、その上に押し倒すように僕が覆い重なった。そして、アンナが手にとった僕の両手はそのままアンナの豊満な胸を触らせるように倒れかかっていた。
アンナ「ヒロ、いいよ。ファックしよ・・・私を愛して」
急転直下、僕はアンナの胸を触ってエッチできる事になった。手にはアンナの温もりが。日本人女性の胸よりも温かい気がする。そしてパジャマの上からでも良い形なのが分かるが、それでいて凄く軟らかい。
さらにキスを交わしながら、お互いに服を脱がして裸になった2人の初エッチが始まる。
(続く)
と言う事で、今日はこの辺りで終了させていただきます。進行が遅く申し訳ありません。話が長くなってしまっています事をご了承ください。
それでも皆さんからのご指摘やコメントで色々とモチベーションをもらっています。今後ともよろしくお願いします。