(続き)
僕の家の最寄り駅で降りた僕ら4人は鶏鍋をつついた。
座敷の個室に入った4人。男女で対戦する合コン座りになった。
僕の前にはナナちゃんが座った。
鶏肉の料理で有名なので、焼き鳥なども注文してたらふく食べた。
ただ、まだまだ2時間前までは知り合ってもいなかった異性同士という事で、
「アルコールはやめておこう」
ということになった。
それでもコートを脱いだナナちゃんのニット巨乳の存在があるので、何度も目を盗んでは見ていた僕は興奮した。ちなみに、ミカちゃんは白のニットを着ていたが、ナナちゃんのようにピチピチな大きさではなく、やや大きめだったために巨乳かどうかは確認できなかった。ただ、膨らみはあったので一般的には「大きめ」にカテゴライズされる大きさだと推測できる。それもそれでそそられたが、やはりナナ巨乳は爆乳級なので、やはりナナちゃんに夢中だ。
途中、各自がお手洗いなどで席を外すと席替えもした。「あ〜ん」とナナちゃんにチキン南蛮を食べさせたりして満足。しかし、やはり時間切れというか初対面なので、普通に満腹になったので、「そろそろ出よっか?」となった。
「最後にお手洗い大丈夫?」と僕が言うと、ミカちゃんがお手洗いに行ったのだが、ナナちゃんが「貴史さんて優しいね。自然と気にしてくれるんだね」と好印象だったようだ。
そして、ミカちゃんのお手洗いを店の外で待っている時だった。カラオケ店の呼び込みのお兄さんが「カラオケどうっすか?」と掛け合って来た。しかも、「今なら終電前までの料金パックもありますよ」と言っていたので、「マジで?いかない?」となり、ナナちゃんや友人も同意。お手洗いから出て来たミカちゃんも来てくれて、2次会状態となった。
僕は実は大学時代にバンドをしていて、ヴォーカルもしていたので、自信があった。ナナちゃんがミスチルのファンだったので、僕はあまり好きではないが、「ナナちゃんが好きな曲を入れていいよ。歌いますよ」と言って歌ったりもしたし、ももクロの曲でノリノリなナナちゃんが胸を弾ませて踊る姿を横目に、一緒に踊ったりもした。
そんな時、友人に電話がかかって来たので、彼がカラオケルームから出て、少ししてからミカちゃんがお手洗いに出た。カラオケに来てからチューハイを飲んでいたのでトイレが近くなったようだ。
そして、その瞬間にカラオケルームには僕とナナちゃんが二人きりになった。
「ここぞ!」とばかりに、僕は選曲機を操作しているナナちゃんのソファに座って近づいた。すると、
ナナ「貴史さん、LINEしてます?ID教えてくださいよ〜!」
僕「そんな事言って、既読もつけずに無視するんやろ?」
ナナ「無視はね・・・するかな。エへへッ」
僕「するんや?俺もされるんかな?6歳も年上なんてオッサンやし」
ナナ「しませんて。だから教えてくださいってェ〜」
ナナちゃんは好意を持ってくれているのはハッキリとした。ただ、ナナちゃんにしても僕にしても、アルコールに弱いミカちゃんにしても、アルコールを微量とはいえ接種して高揚していたのかもしれない。
そして、僕はそんな時に、すごい言葉を放ってしまった。
僕「う〜ん、でも(LINE交換は)条件があるんよ」
ナナ「え?何ですか?ナニナニ?」
僕「ナナちゃんのオッパイを触らせてくれたら交換するよ」
ナナ「ええ〜?」
最悪。今までのあの良い雰囲気が一気に覚めてしまった。
ナナ「え?うそ〜?・・・・・・ドン引き〜」
当然だ。やってしまった・・・。しかし、
ナナ「エへへッ、でもいいよ。チョットだけなら。なんか貴史さんて可愛いところもあるんだね。」
と言われた。そして・・・・
(続く)
僕「うん、でも・・・