間が空いてしまいました。
趣味の合わない方には申し訳ないですが、楽しんで下さっている方のために、続きを書かせていただきます。
−−−
ところが、胸の虜になった思春期の僕は、授業中も窓の外ばかり見て、他クラスや他学年の体育まで観察するようになってしまった。母には申し訳ないが、勉強どころの気分ではなかったのだ。
他クラスの女子などは、普段からある程度は見知っているのだが、体操服で走っているところをまじまじ見るとやはり新鮮だ。程なくしてある日、ふくよかで胸の大きな子を発見した。背も肩幅も母くらいありそうで、体重は母より重そうだが、揺れている胸のボリューム感も、Sサイズのジュニアブラを着けた母より大きかった。
母の揺れが ぷるんぷるん だとしたら、ブルンブルン という感じだ。
母に恐る恐る告げると、母は
「あなたの年でも、もうそんな子がいるのねー」と言った後、少し悔しそうに胸に手を当てて
「お母さん、最近ちょっと痩せちゃったかもねー。それにもっと寄せなきゃ、大人は不利ね」と言った。
そして僕に待つように告げ、部屋を出ると、ひとまわり大きな胸の体操服姿になって戻ってきた。当時の僕にはわからなかったが、ブラの中に何かを入れたらしく、例の女子に負けないボリュームと揺れになった。
母は僕の放課後を充実させるために、こんなにも体を張ってサービスしてくれた。しかし思春期に入った僕に、大きい胸への関心をコントロールすることはできるはずもなく、ついに最高学年の体育、それもちょうど学年全体での運動会の練習を見てしまった。
衝撃を受けた。母くらいの背格好の女子はザラにいる。そして胸の膨らみや揺れのボリューム感も、いつもの母くらいの子はたくさんいるように見えた。いつものようにSサイズのジュニアブラに胸を収めた、体操服姿の母がもし混じったとしても、スタイルの良さでは目立つだろうが、胸の大きさでは大して目立たないだろう。
そして何よりも、それを圧倒するようなサイズの子が数人いたのだ。ムチムチしていて、身体の幅も母より明らかに太かったが、胸もすごい。いつも放課後見せてもらっている母の胸では、高さもボリュームも、完敗だった。揺れもスケールが大きく、母のぷるんぷるんという軽く跳ねる感じとは違い、ゆっさゆっさ、バインバインという言葉が合う。当時の僕には、まさに規格外だった。
この日の放課後も、僕は母の気持ちも考えず、馬鹿正直にニュースを告げた。母はため息をついた後、ボリュームだけでも再現しようとしたのか、別室でゴソゴソして、僕の体操服が窮屈そうなくらい大きな胸になった(後で聞いたところでは、大人用のブラに、パッドを何枚も詰めたり、さらにその上からカップ付きのキャミソールを着たり、大人のワザを駆使したらしい)。ただ、揺れず肉感もない不自然な膨らみになってしまい、僕は興奮できなかった。母は少し悔しげな表情を浮かべて、
「胸はね、脂肪でできているの。お母さん、最近ダイエットして痩せたから、ふくよかで発育のいい子には叶わないわ」
と敗北宣言をした。さらに
「大きさだけじゃなくて、形とかスタイルにも興味が出てきたら、またお母さんの出番があるかもね」
と言って、楽しみだった日課はお預けになってしまった。僕が続けて欲しいとせがんでも、完敗の悔しさがあるのか、取り合ってくれなかった。
しばらく経った運動会の日、見に来てくれた母は、体にピッタリした白のTシャツ姿だった。日課のときの母と比べたらもちろん、普段着の母と比べても、胸が大きく見えた。後から思えば、精一杯パッドを入れて、寄せて上げて、小娘に負けじと盛ってきたのだろう。僕の周りの男子が「お前のお母さん、めっちゃエロいな」「細くて巨乳」「うちのクラスの女子とは比べものにならん」などと色々言ってきた。母は、色々な学年の演技を熱心に見ているようだった。
運動会が終わり、家で競技について一通りの感想を言い合った後、母は急に白Tシャツの膨らみに手を当てて
「そういえばきょうはお母さんも、いろいろな子の胸見てきたよ」
と言ってきた。母との日課が途絶えた後、なんとなく胸の話題はお互い避けている感じだったので、驚いた。
「きょうのお母さんのスタイルも凄くて、話題になってたよ。周りに褒められすぎて恥ずかしかったよー」
「あら、刺激が強すぎたかな?ただの大人のワザよ。大人は下着で、大きく見せることができるの」
そうして母は、薄く透けたブラのカップのラインをなぞってみせた。
「それにしても最近の子は発育が早いね。同級生でも、お母さん、1番にはなれないかなー」
「お母さん、細いからねー」
否定してあげても良かったのだが、当時の僕は気が利かない。ただ母も実際に見て、開き直っているようだった。
「それに最高学年には、確かにすんごい子がいるね!
お母さん、この状態でもボリューム負けそう」
「え、そうかなー。そもそも身体の太さが違うよね」
「まあ、
でも少なくとも、お胸の中身のボリュームでは完敗。
あの揺れ方じゃ、お母さんの3倍はありそうだ。
お母さん、形には自信あるんだけどね
」
こうして開き直った母と、胸談義に花が咲いた。
この会話はとても刺激的で、僕は徐々に、胸のボリュームや揺れだけでなく、母がたびたび口にする下着とか、胸の中身というものが、気になってきたのだった。これが母の策略だったかどうかは、今でもわからない。