▼Jinさん:
しゃ、しゃむい…。冷えっ冷えですねぇ。Jinさん、大丈夫ですか? 凍ってません? 私の方は何とやらはお風邪引かないってことでオニ連勤できちゃうんですけど、冷えるとオッパイの調子が上がってきませんねぇ…
>店長にオーナーが釘をさしてくれたんですかね。
たぶん、そういうことなんだろうなぁって思いますけど、真相を尋ねるのもちょっとね…。初出勤から親しげに接してくれる店長には違和感アリアリです。オーナー夫妻もやたらお気遣いしてくださるし、なんか居心地悪いです(笑) まぁ険悪な雰囲気よりはぜんぜんマシなんですけど。
ヒトミ姉さんに連絡したら「まぁ、ミサトから事を荒立てることもないんじゃない?(笑)」なんて言われましたし、このまま流されてみようかなと。お姉さんはお姉さんで「妊婦デリってこんなに楽だなんて全然知らなかったぁ。前の子のときも妊婦デリにしとけば良かった〜」なんて職場を満喫していらっしゃるようです。今回も臨月ぎりぎりまで頑張られるそうで、出産後、母乳デリの復帰は既定路線となっています。
>今、3を読み終わり、4を読み始めています。まだ、読んでいない部分がありますので、勘違い発言があったらごめんなさい。
こちらこそ、以前に何書いたかスッカリ忘れちゃってますので、何度もお話をダブらせていることと思います。ダブらせているぐらいならまだしも、申し上げていることが真逆だったりしたらメチャメチャかっこ悪いです…(泣)
>スタートはフランス書院だったのですね。非常に官能的で私も魅力を感じますが恥ずかしくてその棚の前に長時間滞在できたことはありません。
うー、あれ男性向けの文庫でしょ? Jinさんが恥ずかしさを感じられるのでしたら、コーナーの前にドッカと居座るJKって…。まぁ大胆過ぎるとは思いますけど、当時の古書店にはそれほど人がいませんでしたので、わがもの顔で闊歩しておりました。
>奥手そうで巨乳なJKが、官能小説を古書店で買い漁って、なおかつ、読後の本を売っている。エロすぎるシチュエーションですね。誰かにばれたら、それをネタに責められてエッチなことされちゃいそうですね。それ自体が官能小説のストーリーみたい。
これは「なるほど」ですね〜。私自身ぜんぜん自覚がありませんでした。へぇ〜、なんか、さすがと申し上げましょうか、男の人の目線ってすごいなぁって思います。エロ小説を読み漁る自分を客観的に見ようだなんて思い付くことすらなかったなぁ。たいへんお勉強になりました。こういうご指摘を受けるとワクワクしますね〜
>「やっこ」ですか!普通に醤油やかつおぶしをかけて食べるんでしょうか?あったかいのというと、湯豆腐かな?
そうですよ〜。美味しいですけど、たまには塩っ辛いものも食べてみたい誘惑に駆られます。でもそこはガマンだなぁ。あ、そうだ、ときどきデパ地下で購入したコーキュー湯葉をいただくことがありますね。でも、おかげさまで忙しくなってきましたし、私の乳に美味しさを求められるお客さまも増えてきますので、そろそろ禁酒を誓おうかなと…。できるかな?
>このこと、ミサトさんの文章から、共通して感じましたね。嬢が恥ずかしがるというのがキーポイントなんだなと思いました。
ご賛同いただけて光栄の限りです。鬼六先生のアウフヘーベンには「高貴美麗の崩壊」が根本に存在します。先生の作品に登場するヒロインには必ずブルジョアで貞淑な美人妻あるいは深窓の令嬢が据えられます。そしてそのヒロインたちが下卑た衆目の前で緊縛され恥辱の調教を受けたり鬼畜の性交で辱められたりするのです。
ヒエラルヒーの頂点にあったヒロインが私のような売女以下に貶められる、鬼六先生はそこに美学を見いだされているのだと思います。その際、ヒロインたちが「恥ずかしいのに感じてしまう自分」に驚きながらも官能の深淵に墜ちていくプロセスがとても重要なのです。私はこの描写に興奮を覚えましたし、今でもハマっています。だから猥言やSM、スカが大好きなんでしょうね〜(笑)
>私の想像ではヒトミ姉さんは「ミサト、あんた、山本さまに名前で呼ばれたんだって!? 私なんか、ボイン女3号としか呼ばれたことないのに、大したもんだよ!」って言いそうな気がしてました。
もうね、Jinさんがその場にいらっしゃったかのようですよ。まさにその通りです。ヒトミ姉さんはそういうところ、心底褒めて下さるんですよ。私もね、キツかったけどすごく報われた感じがしました。実は褒められて伸びる子なんです(笑)
>お母さん(専務)の接客マナーの指導も、すごく興味あります。ミサトさんのお店は接遇がしっかりしていますよね。初期のスレに軽く触れられていたかと思いますが、どのような接客マナーがお母さんから嬢に指導されているのか、かなりしっかりした指導がなされているような気がします。
ありがとうございます。お母さんは最終的にヘルスあがりではありますが、もともとはソープ嬢だったんです。だからお客さまに三つ指突いておもてなしするという姿勢は肌身に染みていらっしゃるんですよね。だからデリヘルと言えども、おもてなしの心をお店の売りにしていこうとなさいました。
昨今では友達恋人感覚のデリヘルがもてはやされていますが、お母さんはそれにとても否定的です。古めかしくあるのかも知れませんが、売女は殿方にかしずいてなんぼですし、そうでなければ殿方だって風俗で歓待を受けたご気分にならないというのが根本思想にあります。うちのお店では高級ソープ以上のおもてなしを心がけるよう、お母さんは嬢にいつも目を光らせています。
全てのお客さまにタメ口で接客する嬢を見かけると何だかな〜って思ってしまいます。私だって決してタメ口はしないというわけではありません。だけどそれはお相手させていただく人と場合によります。タメ口じゃないと堅苦しいとおっしゃるお客さまもいらっしゃれば、かしずいて当代気分を味わっていただくことが大好きなお客さまもいらっしゃるのです。うちのお店でどちらが人気かは申し上げるまでもないでしょう。
お客さまにお目にかかったら、かならずニールダウン。お客さまの目線に合わせるように膝を落としてご挨拶、そして靴を揃える(もちろんお客さまの靴も)、プレイ前に栄養ドリンク、お洋服の脱ぎ着は介添え、脱がれたお洋服はきちんと畳む、放出された精子のお始末はお客さまの手を煩わせない、プレイ後はお飲み物を用意(母乳可)、お別れ際には必ずお礼と抱擁、そして何よりも大切なのがスマイル! 決してイヤなお顔はしない!
もちろん、お仕事の状況によって全て履行することが難しい場合もありますが、お母さんは毎日これをお口酸っぱくおっしゃいます。どんなベテラン嬢であってもそれを徹底する条件は同じです。他店から流れてきた嬢にはこのことがとても煩わしく感じているようですが、星の数ほどあるデリヘル店の中から、どうしてお客さまがうちのお店を繰り返し選んで下さるのか、そこを理解すべきだと思います。
煩わしいと感じる嬢もいるでしょうけど、接客業として考えるなら当たり前のことばかりです。お母さんに教えていただく当たり前のしつけこそ今のデリヘル業界に最も足りないところだと思います。私は殿方に従順することが好きなので全く抵抗を感じません。おもてなしとはお客さまにかしずくこと、これが揺らぐことはありません。
>オーナーが「ごっくん」では品がないからと言って「精飲」にしたって話がありましたよね。ミサトさんのお話を読んでいて、旦那さま、お子種など、初耳の用語がいくつかありました。お子種なんて、すごくエッチで男性をたてている感じがして、興奮する呼び名です。他にも独自の言い方があるんでしょうか。
オーナーとお母さんは語彙を慎重に選ばれますね。私もそれには大賛成です。言葉による印象って大切ですよ。そこからエロスをイメージできるお客さまだけを呼び込めるとなれば、労せずして客層のレベルを選別できてしまいます(笑)
ダンナさんやお子種は、お母さんが頻繁に使う言葉ですので、ヘルスでは一般的ではないと思います。きっとソープからきてるんでしょうね。うちのお店独特の言い回しだと思います。
他には?となると、Jinさんがお感じになるような雅なものがあるのかな? 日常的すぎて思い付きませんが、業界語というのは確かに存在しますので、ここではちょっと変わった耳慣れない隠語をご紹介しましょう。決して雅ではありませんけど…。
例えば「煙」。何だと思われます? これはお客さまがヌケなかった事、つまり不発で終ったことを意味します。「転がし」というのは、ご指名を受けた女の子が急にお相手できなくなったとき、お店が別の女の子をあてがうことを言います。チェンジとは違います。
あとは…「たてまえ」。本音と建て前のたてまえじゃないですよ。デリではお客さまが発射なさったときにお子種の勢いが良すぎる男性のことを言います。どこからこの言葉になるんでしょうね?
「バックファイヤー」はプレイ延長のことです。「日の丸」は生理のこと。「放課後」はお客さまが早くイっちゃって、残った時間はずっとおしゃべりしてること。いわゆるピロートークのことですね。
下品ではありますが、「ポット」とは、押すとすぐ出る早漏君のこと。「ライ姫」は嫌われている女のこと。私のことかな?(笑) 最後は「リアルファイト」。お客さまの責めに本気で感じてしまうことです(笑)
>和田先生にミサトさんがどのように支えられてきたのかに興味があります。機会があればぜひおまとめください。スカにハマる人の理由は、ミサトさんの文章で初めてなんとなく理解できたような気がします。
和田先生(仮名)には、私がおおかたメンヘラ気味になったときに必ず助けていただいておりまして、私にとっては聖人のようなお客さまです。精神医学から導き出される男性の行動を教えてくださることによって、落ち込んだ私にいつも救いの手を差し伸べてくださるのですが、先生のお言葉はときどき難しすぎて、私には何をおっしゃってるのやらサッパリ分らないときもございまして、後からウィキで必死に調べたりもします(笑)
例えば昨年暮れに和田先生からご指名を受けたときのお話をしてみましょうか。Jinさんにはスカをちょっぴりご理解いただけたようですので、ライトなスカエピソードで和田先生のご解説を紹介させていただきます。お苦手な方は読み飛ばしてください。
◇◇◇
昨年の夏頃からだったでしょうか。私をご指名いただくお客さまの嗜好がたまたま一致なさったのか、それとも何かのトレンドなのか…。その、何と申しましょうか、大変恥ずかしいことながら、私の放屁によって性の願望を満たそうとなさるお客さまが急激に増えてきました。
もちろんそれまでそういう性癖をお持ちになるお客さまが皆無だったというわけではありません。以前よりシリコン製のエネマシリンジや浣腸バルブを使って、私のおしりに「空気浣腸」をなさるというお遊びを受けてまいりました。その手のお客さまは、空気浣腸によって私の疑似放屁自体を直接楽しまれるというわけではなくて、私が放屁によって辱めを受ける姿をお楽しみになっておられたように思います。ここでもSMでしたね(笑)
それが今では、私の放屁そのもの、おしりの鳴らす恥ずかしい音、その悪臭を楽しまれるという、フェチシズムもかなり深まった領域にご関心が寄せられるようになりまして、私もはなはだ戸惑っております。
このような行為がAVで流行っているのでしょうか? ア○ルにピッタリとお鼻を付けられたり、お顔に跨がって顔騎の姿勢から「オナラをして」というリクが時とともに増えてきました。空気浣腸はそのまま浣腸オプ扱いになりますけど、自然の「オナラ」は黄金オプにはなりません。お店の規約にも明確に記されていませんし、きっと聖水のような基本プレイに含まれるのだろうというご認識でいらっしゃると思います。
お客さまのお鼻先に自ら放屁するなんて死んでしまいたいほど恥ずかしいのですが、私だってプロの端くれです。基本プレイと認識されておきながらそれができないとあらば、私自身の沽券に関わります。何とかしてイキんで出そうとするのですが、その先にお客さまのお鼻があると思うと、どうしても理性のリミッターを外すことができないのです。
努力の甲斐もなく私の放屁が不発に終わると、業を煮やしたお客さまが私のア○ルに直接お口を付けられて、まるで炭火を熾すか楽器を鳴らすかのように「プーッ」と勢いよく息を吹き込んでこられることがございます。これはエネシリの空気浣腸と全く同じ効果がありまして、違うのは浣腸オプ扱いではなくてタダということ!(笑)
空気浣腸を受けると即座に直腸の反射が起きまして、空気をおしりの外に押し出そうとア○ルが勝手に恥ずかしい音を立ててしまいます。もう、死んじゃいたい…。でもご熱心なお客さまはこの作業を果てしなく繰り返され、私のア○ルは恥辱のメロディーを奏でつづけてしまうのですよ(笑)
もっとも、風俗嬢のア○ルにお口を付けられたり舐めたりなさることができるお客さまって、すごく肝の据わったお方だと思います。風俗嬢のア○ルなんてバイ菌同然に扱うのが常識でして、それを躊躇いなく舐めていただけるのは私を人間扱いしていただいたような気がして、ある意味とても嬉しかったりします。サービスにも熱が入ってしまいます。
確か師走に入った頃だったと思いますが、このア○ルに息を吹き込むお客さま、放屁音だけではご満足いただけなくなってしまいまして、私の放屁をビジュアル的にご覧になりたいと、これまた無茶なリクをいただいてしまいました。
ビジュアル的な放屁っていったい何なのかと申しますと、単純に放屁で粉を吹き飛ばせということなんです。これは相当恥ずかしい。まるでコントです。でもお客さまはいたってご真剣でいらっしゃって、私も笑って茶化すようなことはできませんでした。
お客さまは、お持ち込みになられたデキストリンを掌に山盛りになさって、それを私のおしりに近づけ放屁で吹き飛ばしてみろとおっしゃいました。そういうことでしかご満足なさらないお客さまですので、私も覚悟を決めておしりに力を込めました。でも…出ない。どうしても出ない。出たら出たで、あの白い粉がパッと舞うのかと思うと、理性が私を押さえ込んでしまうのです。
私がイキみ続けても、ア○ルからはガスのガの字も出てくる気配がありません。お客さまも最初から私による自前のガス発射などまったく期待なさっておられないようでして、出ないとなると即座にア○ルにお口を付けられて、また例のごとくお口による空気浣腸を受けることになったのです。
お客さまからは、出したくなってもア○ルを締めて絶対出してはいけない、お腹の中でオナラの種を育てるようにして、限界まで大きくしたら一気に出せって言われました。私はそのリクを果たそうと必死にお腹の中の気持ち悪さと戦いますし、お客さまはお客さまでお顔を真っ赤にして息を吹き込み続けられました。
お互いこんな努力の果てに一体何があるというのか?という思いが一瞬オツムをよぎりますが、風俗嬢たるものそれをお口にすることは決して許されません! とにかく私はお腹の中のオナラを育てるしかないのです!
私が、もう限界! ガマンできない! となったところで、お客さまは先ほどのデキストリンをサッとおしりの直前に構えられます。自分では見えませんが、私のア○ルはヤマト艦首波動砲口のごとくヒクヒクしていたことでしょう。私がフッと息を抜いた瞬間! ばふっ!というすさまじい号砲音を合図に、お部屋全体がデキストリンの霞と化しました!(笑)
恥ずかしい…。こんなこと…できることならもうしたくはありません。でもお客さまはとてもお喜びになりました。唯一ご不満な点は、あまり臭くないことだそうです。空気浣腸による疑似放屁はあまり臭いませんので、それがご不満だとか…。分らない…。クリーンにお遊びいただければそれに越したことはないはずと思うのですが、お客さまがおっしゃるには私の天然ガスで同じことができたなら、もっと興奮できただろうなっておっしゃいました。
オナラの何がよろしいのでしょうか? 私が羞恥にむせぶ姿がいいとおっしゃるならそれはSさまとしてのお楽しみですので充分に理解できるのですが、それではない、オナラのマヌケな音と臭さに魅力があるとでも? 日暮里には臭い匂いフェチさま御用達の専門店があると聞きますが、なるほど、母乳デリであったとしても、これからはそういう需要にもお応えしていかねばいけないということでありましょうか?
そんな折、いま密かに注目を浴びていらっしゃる和田先生からご指名を受けました。これはいい機会です。オナラのマニアさまについてお伺いしてみましょう。
和田先生は、内科と小児心療内科をご専門となさっていらっしゃる開業医さまでいらっしゃいます。限定したつもりはないとおっしゃいますが、患者さんは主にチビッコばかりだとか。先生ご自身の力量維持のため、日常的に大人の女性の身体に触れておくのはお仕事上とても大切なことなんだとおっしゃって、以前よりご贔屓いただいております。大人の男性の身体はよろしいのでしょうか?(笑)
特に女性の乳首から出てくる母乳には医学的興味をいっそう掻き立られるとおっしゃって、母乳デリ以外にご興味をお示しになりません。素直に母乳フェチさまとおっしゃればいいものを、あくまでも医学的見地に基づく興味だけだというご主張を曲げられることはなさそうです。それが証拠にいつもミサトちゃんのオッパイを念入りに触診してるだろ?っておっしゃいますが、ギンギンにペ○スをエレクトなさっていては説得力も何もありゃしない。お医者さんがお医者さんごっこしてどうすんのよ〜(笑)
その日は先生と母乳プレイの第一ラウンドを終えて、心地よい疲労感に包まれながらも、私がお茶をお入れして一息つこうとしたところから始まります。
「先生、あのね、ちょっと恥ずかしいんだけど、最近…オナラをね…」
「なんだい? オナラが出過ぎて困っちゃってるの?(笑)」
「もう、先生ったら…。デリカシーないなぁ」
「今さらミサトちゃんの口からデリカシーって、変だろ?」
「ひどーい! そりゃね、なんだってやる女ですから、私にデリカシーなんてないかも知んないけどー!」
「悪い悪い(笑) そう怒んなよ。で? そのオナラがどうしたんだい?」
「そのね…なんていうか…私のオナラをね…ん〜、あ〜、もういいや。やっぱ恥ずかしい」
「何だよ〜。何でも聞いてやるから言ってみな?」
「じゃぁ…私のオナラをね…そのぅ…嗅がせて欲しいっていう…お客さんが…やたら多いのよね」
「ミサトちゃんのオナラをか!(笑) アハハ! あ、いや、笑っちゃいけないな。でも、すごい話だな」
「ほんと毎日のようにそんなお客さんばかりいらっしゃるんですよぉ。なにこれ、流行なの?」
「それは知らないけど、へぇ〜、オナラをねぇ〜。人のフェチシズムって流行性だったっけ?」
「それを先生に伺ってるのっ! こんなに恥ずかしい思いしてっ!」
「まぁまぁ、落ち着けよ(笑) 別にオナラぐらいミサトちゃんからすれば大したことないだろ? ブーッってやってやれよ」
「何てこと言うのよ先生は! 恥ずかしいに決まってんじゃん! これでも女の子なんですけどっ!」
「だって、今までだって黄金とか浣腸は受けてきてるんだろ? 絶対オナラ出てるじゃん」
「そういう最初から覚悟して受けているオプの感覚とは違うのよねぇ〜。う〜ん、うまく説明できない」
「難しいこと言うなぁ。あ、そうか、頼まれてもオナラが出せない! そうだろ?」
「ちがーう! 溜まり過ぎて困っ…! あ、もういい。先生、今のは忘れて」
「客の前で屁をコクのがイヤなんだ、ミサトちゃんは」
「コクって言わないでよもう。まぁ、イヤってことじゃなくて、その、何と言うか、やっぱ恥ずかしいのかなぁ」
「そりゃ恥ずかしいだろうなぁ。赤の他人の目の前で屁をひるなんてのは、男でも恥ずかしい」
「ひるって言わないでよ。私ね、お客さんにお願いされたらイヤって言えないの。やっぱ私なりにお客さんの気持ちに応えてあげたいし…」
「わかる。そこがミサトちゃんの女神たる所以だよ。すごく尊いことだと思うよ」
「だけど最近そういうお客さんが特に増えてきてね、毎回毎回、オナラオナラって、ほんと恥ずかしいし、そんな自由自在に出ないよって…」
「客のリクエストに応えたいから、もっと屁をコキたいってこと?」
「ちがーう! コクって言わないでよ、コクって! 先生だって分るでしょ? 自分のニオイを嗅がれるのがどれだけ恥ずかしいかってこと!」
「ははーん、そこだな。それなら答えは簡単だよ。恥を恥と思わず平然としていればいい。ミサトちゃんは客に屁をコイてるんじゃなくて、恵みを授けているんだと思うことだよ。いつも授乳しているようにさ。客はそれで大喜びだ。この場合、ミサトちゃんが女神と思われることはあっても、恥の後腐れなんて起きようがない。両者ともに大勝利だ」
「それはそうなんだけど…。なんでここにきてオナラマニアさんばかり増えてくるの? この前なんか顔騎でお鼻に直接オナラしてくれってお願いされてね、必死でイキんだら中身まで出そうになっちゃって、危うく大事故になるところだったわ! でもお客さんはすっごい興奮してた」
「そのまま出してやればその客も大昇天できたろうに!(笑)」
「冗談言わないでよ。いろいろ大変なんだからね、黄金っていうのは」
「そういう性的倒錯ってのはパラフィリアって言われててさ、精神医学では精神疾患って診断されてしまうんだ」
「うそ、お客さんはぜんぜん普通の人だよ。オナラ以外は…」
「そうなんだ。いつも僕が言ってるように、性的嗜好っていうのは、どこからが異常なのかという判断基準や境界線なんてめちゃくちゃ曖昧でさ、その時々の文化や時代によっても変わっちゃうだろ? そんなのが精神疾患であるはずがないと思うんだ」
「だけど他人のオナラは臭くてイヤな思いをするのに、それを渇望なさるなんて不思議です」
「ミサトちゃんは誰もいない誰も見ていない部屋でぷぅってオナラしたら、こっそり自分でそのニオイを嗅いでみたりしない?」
「えへへ、嗅ぎます(笑) ニオイを確認しちゃったりするかも…」
「それは本能なんだよ。自分がもっとも安心するニオイって、実は自分の体臭だったりするんだ。オナラなんてその最たるものだ。そのニオイでリラックスできちゃったりするんだよ」
「ほんとう? くっさーい!ってなるんですけど(笑)」
「でもそれがイヤでイヤでたまらないかい?」
「それは違います。くっさーいって言いながらクンクン嗅いでます(笑)」
「そこからは無意識にリラクゼーションの境地に入っていくんだろうな。そんなオナラであっても、こと他人のものとなると途端に悪臭に変わる」
「不思議ですねぇ」
「なんだろうな、これ。ある意味、本能的なマーキングとか縄張り意識なのかも知れないなぁ。自分以外の体臭を不愉快に感じるのは、狭いエリアに同族が重なり合っていることを意味するんだろう」
「じゃぁ、どうしてオナラマニアさんは私のオナラを嗅ぎたいの?」
「そこだよ、パラフィリアたる所以は。この場合、彼らの心的な葛藤や苦痛はミサトちゃんの屁を嗅ぐということで解放される、性的興奮を覚えるという新手の症候群なのかもね。パラフィリアなんて心理的なものは、古くから存在が確認されている症例もあれば、時代や文化の変化と共に新しく誕生するものなんていくらでもあるのさ。いや、オナラなんてニオイ系は大して新しくもないな」
「そうなの?」
「パラフィリアには色んな大別があってね、おおよそ人が感じる性的嗜好にはほとんど名前が付けられているんだ。例えば、ミサトちゃんがメインとしている母乳。この母乳や授乳行為への性的嗜好をラクトフィリア(母乳性愛)っていうんだ」
「母乳フェチシズムじゃないの?」
「精神医学的にはさ、パラフィリアってのは正常な性的嗜好やフェチシズムの定義分類と重複したり混同する場合が多いから、表現はすごく曖昧だな。例えば、サディズム(加虐性愛)やマゾヒズム(被虐性愛)などの用語はパラフィリアともなりうるものとして存在するんだけど、同時に正常な性的嗜好や性風俗などの用語としても使われるから、境界線は特にないんだよ。でもパラフィリアの分類はもの凄く多岐多様にわたって多いんだ」
「ふ〜ん、SMが正常な性的嗜好だなんて、やっとそこまで認められたわけね(笑)」
「まぁ、いまやサドマゾなんて当たり前すぎて、精神疾患だなんてとても言える状況じゃないよ。そのうちにラクトフィリアだって一般的になるはずさ」
「そうだと嬉しいなぁ」
「おかしいだろ? パラフィリアに分類されながら、それが一般的になると精神疾患の分類から外れるなんてさ。こんなの最初から異常でも何でもなかったってことだろ? 正常異常を多数決で決めるなんてナンセンス過ぎるよ」
「神さま、どうか母乳がメジャーになりますように」
「オナラが好きな客ってのは、断定はできないけどオルファクトフィリア(体臭性愛)に含まれるかも知れないな。いや、コプロフィリア(糞便愛)に入るのかな? 広義に解釈すれば全てスカトロジーだ」
「オナラ単体のパラフィリアはないってこと?」
「そうだな。申し訳ないけど、僕が勉強不足なだけなのかも知れない。分類がなければ、体臭性愛か糞便愛のどちらかだと思うんだ」
「糞便愛ってねぇ…(笑)」
「いやいや、近いのにはエメトフィリア(嘔吐性愛)、ウロフィリア(小便愛)、それからミサトちゃんが大好きなクリスマフィリア(浣腸愛)ってのもあるよ」
「お浣腸愛なんてあるの? 冗談みたい。でもお浣腸が好きなのはお客さまの方よ〜(笑)」
「いやいや、浣腸を他人にすることもだけど、浣腸を受けた側が排泄行為に性的興奮を覚えることも含まれるんだ。だからミサトちゃんは立派なクリスマフィリアってわけさ」
「いや〜ん、恥ずかしい!」
「その恥ずかしがりようが、浣腸マニアやオナラマニアにたまらないと思うよ。どんどん恥ずかしがってあげて!」
「えー、恥ずかしい…」
「いいよー、その調子! 何だかミサトちゃんと話してたら、こっちまでミサトちゃんのオナラを嗅いでみたくなったよ。僕も立派なオルファクトフィリアだ」
「先生、そういう人だったの〜? お医者さまなのにショック〜!」
「何だよ、職業によってサービスを差別するのかよ。僕は客として純粋に自分の欲望をミサトちゃんに伝えたんだぞ」
「え〜、先生にオナラすると、また屁理屈つけて分析されそうだもん〜。イヤだよ」
「まさにこれを屁理屈っていうんだな! うまいこと言うね(笑)」
「もう。今、オナラ出そうにないし、ほら、今日は先生、飛ばすばかりでお乳あまり飲んでいらっしゃらないでしょ? さぁ授乳してあげる」
「おいおい、サービス放棄か? これ完璧なクレーム対象だぞ。店に電突するぞぉ」
和田先生、今日はいつになく食い下がってきます。最後は押し切られちゃって、私は先生のお顔にお尻を向けて、「ぷぅ」とカワイイのをスカして差し上げました(笑)
おしまい。
◇◇◇
こんな感じでいかがだったでしょうか? 先生のおっしゃってることは難し過ぎて、今回も必死にウィキで調べることになりました。お話がこれで合ってるのかどうかも分りませんが、こんな雰囲気で先生には和ませていただいているとご理解いただければ嬉しいです。おっしゃるとおり、先生だってお客さまなのに、相変わらず損していらっしゃいますよねぇ(笑)
大変寒くなってまいりました。さすがにここ三日ほどは昼間だけのご予約で済ませようと思います。こんな寒い夜に出歩いたら、お客さまも私も体調崩しそうです。Jinさんもお気を付けくださいね。それではまたお目にかかりましょう。チャオ!