[成人式]
成人式。ここで久しぶりにJ子と再会しました。彼女は愛嬌と清潔感のある可愛らしい女性になっていました。顔が変わった訳じゃないんだけど。あと、ぽっちゃりとした体型もそのままでした。着物姿だったので巨乳はよくわかりませんでしたが。
「久しぶり!」「覚えてる?」「もちろん」「変わった?」「全然、変わってないね」などという会話の後、J子はこんなことを言ってきました。
「実は中学生のとき、A君のことが好きだったんだ」
僕はびっくりしました。
彼女も驚いてました「え?気づいてなかったの?」
J子曰く、太ってることをけなしている男子が多く、それに傷ついていたときに、”変じゃない”、”かっこいい”と熱心に、正直に褒めてくれた僕に惹かれたそうな。ただ、2年生の3学期にあんなことになって、申し訳ないという気になってた様です。
J子「あー、すっきりしました」
「で、A君は私のこと、どう思ってたの?」と続けてきました。
3年間女性と接したことがなく、その手の免疫がない僕は焦りました。そんな僕を見て、
「やっぱり、リアクションが面白いです」と彼女は言いました。
「ももももし、よかたたたら、電話番号とメール教えてよ」テンパってる僕は、噛みながら言いました。それは質問の答えになってないだろ(笑)
J子「いいよ」答えになっていない、かつ噛み合っていない僕からの提案を受け入れて、連絡先を交換しようとしました。そしたら、
O子「A、だめだよ口説いたら。J子には超かっこいい彼氏がいるんだから」と割り込んできたのです。(あいかわらずやかましい^^)
僕「え?」
J子「え、そんな人いないよ」
O子「またまたぁ(笑)」
僕「アドレス..」
J子「ちょっと待ってアドレス交換してから」
O子「いいじゃない、そんなの。それより、彼氏のこと根掘り葉掘り..」
といいながらJ子を連行していきました。
その後、何度か連絡先の交換を試みようとしましたが、友達軍団のガードに阻まれてかなうことなく、成人式が終わりました。