あの会話からしばらく二人の間には何もなかったが、偶然にも二人の対決の場が訪れた。
ある日の体育の時間。
女子は学校の土俵で相撲を行うことになった。
教師が二人一組で選び、勝った方に成績を加算するというとのこと。
同じような体格からか、絢音は美花との対戦になった。
周りの女子たちが巨乳対決だと囃し立てる中、絢音に緊張感が走っていた。
まわしをつけ土俵に向かうと、美花も緊張していることが表情から伺えた。
どちらも当然意識しているからか、相手の巨乳にくぎ付けになっている。
絢音(美花ちゃんはそんなに自分の胸自慢したがるタイプじゃないし、私からいけば勝てる…!?)
私の胸で勝てるよね。
自分の方が勝ってる。
そんな思いを抱きながら睨み合っていると先生が合図の声を上げる。
「はっけよーーい、残った!!!」
がっしいいいいい!!!!!!!????
合図とともにがっぷり四つで組み合う二人。
絢音は美花の巨乳にあからさまに自身の巨乳を押し付けていく。
むにゅぅぅぅううううっ!!!!! ぷにゅぅぅうぅううう!!?!??
体操着に包まれた二人の巨乳が変形し乳相撲の様相になるが、やはり美花が押されている。
美花「ちょっ、んんんん!!!??」
胸同士が密着する状態にタジタジになり、殆ど土俵際まで押しやられた美花だったが、ここで意地を見せて絢音の背中に手を回ししがみつくようにして身体を入れ替えようとする。
むにぃぃぃいぃいいいぃい!!!?!?!?
そうすることで当然お互いの胸は更に密着し、拉げて熱を持った乳房は汗を噴出させ始めた。
絢音「くううううううううううううううう!!!!!!??!」(絶対に負けないいいいいいい!!!!!)
押し倒そうと思いっきり押し込まれる絢音の巨乳と、それを跳ね返そうとする美花の巨乳、二対の巨乳の横綱相撲は周りの生徒が声が出なくなるほど白熱したものだったが、ついに美花が絢音の体重を支えきれなくなり、絢音に押し倒されるようにしてどさりと身体を地面に落とした。
絢音「ふぅっ、ふうっ!!」
美花「はあっ、はあっ!!」
余りの激しさに、呼吸を整えるのに精いっぱいな二人。
しかし美花は自分の乳房の上に乗っかっている絢音の巨乳のせいでなかなか落ち着けることができなかった。
一方ようやく息を整えた絢音は一瞬美花の乳房に自然な動きで思いっきり体重をかけ立ち上がると美花の方に手を伸ばした。
絢音「美花ちゃんごめんね。大丈夫?」
美花「あ、ありがとう。なんとか大丈夫。」
美花も絢音の手を取りふらふらになりながら立ち上がった。
そのまま次の取り組みのため、土俵から離れる二人。
絢音は気づかなかったが、その背中を見つめる美花の瞳には闘志の炎が燃え上がりはじめていた。