拙作に登場する女の子たちから企画書が届きました。外出自粛要請に従って素直に自宅待機しているファンを慰問したい、というものです。
どうせ元々ひきこもってる連中だから必要ないと断ったのですが、寄ってたかってボコってきたので承諾しました(泣)
これから女の子たちが虚構の世界を飛び出していきます。ステイホームしていると会えるかもしれません。彼女たちは架空の存在なので濃厚接触しても感染の心配は皆無です。
(作者拝)
***
長年の夢が叶い、おれは天にも昇る心地だった。勤め先の中学校が休校になり自宅待機していたところ、Angel Heartさんのキャラが突然慰問に訪れたのだ。ファンの希望通りのシチュエーションを再現してくれるおまけ付きだ。
おれはずっと憧れだった「女子の身体測定」を再現してもらい、1DKのアパートを魔法で保健室に変えてもらった。リノリウムの床、カーテンで仕切られたベッド、感染予防の啓発ポスター、微かな消毒液のにおい――すべてが学校の保健室そのままだ。
慰問に訪れたのは西九条聖羅ちゃん、朝比奈ミユちゃん、宮間遥香ちゃん、葛西彩世ちゃん、結城萌美ちゃん、桜井美沙希ちゃん、麗華さん、ジェニー先生。おれのお気に入りばかりである。どうやらファンが誰推しなのか把握できているらしい。
「それじゃ下着姿になって一列に並んで」
「言葉遣いがぞんざいね。他人にお願いする時の態度って知らないの?」
「す、すいませんでした聖羅様。お召し物を脱いで頂いてご整列願えますでしょうか」
「冗談よ。今日は無礼な言葉遣いでも許すわ」
カチューシャを載せた髪を背中に払い、聖羅様が微笑んだ。どエスなS学生。ちょっとビビったけどエム魂にグッとくるものがあった。
「あの……先生。自分でジャージが脱げないんだけど」
今度は宮間遥香ちゃんが固まる。ああそうか。彼女は物語に登場した時、ルクスなんたらという不思議な時計のせいで時間を止められた存在だったっけ。
「今は時間停止状態じゃないからひとりで脱げると思うよ」
「ほんとだ……自分で脱げる」
驚いてプージャーを脱ぎ始めた。男の視線を初めて感じて照れている。
その正反対が女子高生チームだ。葛西彩世ちゃん、結城萌美ちゃん、桜井美沙希ちゃんの三人がためらいもなくブラジャー姿になっていく。数々のち○ぽを屠(ほふ)り、乳バトルに勝ち抜いてきた巨乳。まさに伝説だ。
だがおれの辛抱がたまらなくなったのは大人チームの半裸を見た時だった。年上のお姉さんに誘惑され、優しく手ほどきを受ける光景を何度妄想しただろう。つい思春期時代の自分に戻ってしまう。
「みんなの着替えで勃起してきた」
おれは素っ裸になってち○ぽを露出していた。女子の身体測定に紛れ込んでオナニーすることが夢だった。
「きゃあっ」
「変なもの見せないでよ!」
「しまって! 擦らないで!」
「How pervert he is.(ど変態だわ)」
「あれ絶対童貞ち○ぽよ」
目の前に並ぶ生おかず。ブラジャー、谷間、パンツ……はぁはぁ、JSから大人まで勢揃いなんて最高だ。
「我慢できない。早いけど出るっ」
大噴射してしまった。聖羅様とミユ様が悲鳴を上げて後ずさった。
「出ちゃったじゃん。つまんないってば」
「おかずが贅沢すぎてつい……ハァハァ」
「今度許可なく出したら怒るからね」
美沙希ちゃんに亀頭を弾かれ、おれはフル勃起をぴんっと跳ね返らせてしまった。
射精管理されたおれはパイプ椅子に座り、全裸のまま整列を待っていた。気がつけば隣に看護師さんが立っている。ああ、『巨乳病棟童貞科』の主人公さんか。
「古参のおばさんですいませんでした」
「誰もそんなこと言ってないじゃないですか」
「わかるのよ、ファンの頭の中なんて」
「それより現場は大丈夫なんですか。今は病院に戻ったほうがいいかと……」
「私は妄想世界の看護師で童貞の癒し方しか知らないの。現実の最前線に行けば彼らの邪魔になるだけでしょ。それよりもあなたみたいな存在を喜ばせて外出自粛をうながすほうが賢明と思うのよ。間違ってる?」
「いえ……聖羅様やジェニー先生にセンズリを見ていただいて嬉しかったです」
「でしょ。それが企画の趣旨だもの」
お前ぃらも出掛けないほうがいい。彩世ちゃんや麗華さんが来るかもしれないぞ。
「いつまで待たせるのよ。さっさと測定始めなさいよ」
聖羅様がおかんむりだ。
「綺麗なお胸ですね。将来、美巨乳に成長なされるかと拝察致します」
「だから面倒な言い回しは要らないって言ったじゃない」
「年齢の割に巨乳かも。何センチ?」
「それを今から測るんでしょ。あんた馬鹿?」
聖羅様にブラジャーを脱いでいただき、S学生とは思えないふくらみを見させてもらった。乳首が淡い桜色で乳輪も小さい。神々しいというか高貴なオーラを放っている。
「じゃ失礼して」
とおれはメジャーを一周させ、聖羅様のお胸を測定した(おおなるほど)。アンダーも測ってカップサイズを計算する(タグの表記がこれか)。そしてウェストも測り(細っせ)、お尻の数値も教えてもらった(丸みはじめだな)。
けれど測定結果は公表しないよう女の子たちに口止めされている。作品中で公開されているサイズは例外だが、それ以外の数値をバラすとおれはあの世行きというわけだ。
健康カードに数値を記入し、おもむろに聖羅様の胸を鷲掴んだ。身長とスリーサイズだけ測って終わるわけがない。希望を叶えてもらえる慰問なのだから。
「私のおっぱいを特別に揉めるのよ。感謝しなさい」
「張りがあって最高です。れろれろれろ……チュウチュウ」
「ぜ、全然くすぐったくなんかないわ」
フル勃起を差し出してお願いしてみた。
「谷間に挟める?」
「当たり前でしょ、そんな粗チン」
聖羅様がおれの股座にひざまずいて胸を密着させてきた。挟むというより押しつけている感じだが、張りの強い圧迫感はあった。S学生にパイズリされ、なおかつその様子を下着姿の推しキャラに見守られる喜びは例えようがない。不遇な人生が報われた気分だ。
「どうせ次はこれをお願いするんでしょ」
と亀頭にキスして一瞬だけ舐めてくれる。
「もっと舐めてください」
「嫌よ。口が穢れるじゃない」
そっぽを向かれたが、聖羅様の一瞬フェラは貴重な体験だった。
それからおれはミユ様、遥香ちゃん、美沙希ちゃん、彩世ちゃんのサイズを測定し、おっぱいを揉みまくってち○ぽを舐めてもらった。
ミユ様と遥香ちゃんは聖羅様と大差なかったが、女子高生チームになった途端にテクニックが異次元になった。美沙希ちゃんのフェラは優しく、男が喜んでいる様子を一緒に楽しんでいるようだった。谷間はマシュマロでもちもち。挟み方のリクエストに応えてくれるあたり天使だ。
彩世ちゃんはエス女そのままだ。男の射精欲が体感でわかるのか、舐めても挟んでも絶妙なタイミングで寸止めしてくる。ち○ぽを咥えて微笑み、おっぱいを揺らして蔑む。余裕綽々だ。ち○ぽを手玉に取られる、とでも言うのだろうか。
だが萌美ちゃんの順番がまわってきておれは怯(ひる)んでしまった。『矜持衝突』で丹羽眞理子を撃破する以前から振るってきた爆乳。何百本ものち○ぽを撃沈させてきたJカップだ。高齢童貞のおれが勝てるはずがない。
「測定シーンは省略ね。早くおっぱい揉んでフェラとパイズリされたいんでしょ」
「なんでわかるんですか」
「紙面の都合上……じゃなくて読者の声が聞こえたんだもん」
「測定シーンでヌけるファンもいますよ」
それもそうかと話がまとまり、萌美ちゃんが胸囲とお尻だけ測らせてくれた。
巨大なブラジャーが外されてJカップが露わになる。見るだけでイキそうだ。メジャーを一周させると**センチだった。
「おちん○んでお尻測ってみて」
萌美ちゃんが後ろを向いてお尻を突き出す。光沢のあるシルクのパンツ。おれのフェティシズムをここまでお見通しだなんて。
「いいの?」
「パンツ越しのお尻好きでしょ? わかるよ」
「じ、じゃあ遠慮なく」
おれは椅子から立ち上がり、突き出されたお尻にフル勃起をなすりつけた。
我慢汁が糸をひいてシミをつくる。尻文字を描かれると射精欲が疼いた。女の子たちの嘲笑が嬉しい。大きくて柔らかいお尻だ。
おれはパンツの裾からフル勃起を差し込み、発情した犬のように腰を動かした。
萌美ちゃんのセミロングに顔を埋めておっぱいを揉みまくる。シャンプーのにおい。シルクの心地。Jカップの重たさ――。
「何センチだった?」
「85センチくらいかと」
「じゃあそういうことで」
看護師さんが健康カードに数値を記入する。なんかアバウトな測定になってきた。
それからおれは萌美ちゃんのフェラとパイズリに耐え、麗華さんとジェニー先生のサイズ測定を終えた。一発の射精も許してもらえない生き地獄が終わったのはその時だ。
「Now you get a reward.(じゃあご褒美あげるわ)」
椅子に座るおれの両サイドに麗華さんとジェニー先生が立つ。そしてすぐさまディープキスをプレゼントしてくれた。
音大生の吐息まじりの唇は柔らかく、舌の絡め方が巧みだった。まるでヒルが口中で蠢いているような感触だ。ジェニー先生が唇を奪ってきてしつこいくらいにベロを吸われる。恍惚とするおれを面白がって唾液をいっぱい飲ませてくれた。
もちろん経験値豊富な大人チームなので、キス責めのご褒美をくれる間もテクニックが炸裂する。おれの乳首をこりこりと弾き、耳元で淫語をささやくのだ。
「乳首もおちん○んも立ってるわ。みんなに見られて恥ずかしいんじゃない?」
「そのおっきどうしてほしいの? Request us whatever you want.」
「フェ、ふぇあとあいズリしてほひいいでふ」
「What? I can’t catch you.(なあに? 聞こえないわ)」
ジェニー先生がアルファベットで六番目か七番目のサイズの巨乳を顔に押しつけてきた。麗華さんもFカップで圧迫してくる。柔らかさと弾力が均衡した美巨乳。女子大生と金髪教師にサンドイッチされ、おれは幸せな窒息を感じた。
「も、もっほおっはいに埋もえさせへくあはい……ハァハァ、ちゅうちゅう」
「こっちの乳首も吸わないとだめじゃない」
「Just like a baby.(まるで赤ちゃんね)」
フル勃起はJSとJCチームに悪戯されている。硬いち○ぽに興味津々のようで、ミユ様と遥香ちゃんがピンボールみたいに弾いては笑っていた。
「彩世たちにおちん○んの悦ばせかた教わったら?」
麗華さんが提案した。
「そうする。お手本見せてほしい!」
大人チームに顔面圧迫されたまま、おれはボスキャラたちを迎えた。
まずは彩世ちゃんによるフェラ講座。耐えられるわけがない。
「色々とテクニックはあるんだけど、あんたたちは初心者だしこの変態男も童貞っぽいから今日はレベル1ね」
彩世ちゃんが股座に陣取る。Gカップの巨乳にサテンのショーツ姿だ。
「難しくないの。裏筋を舌先で軽く舐めて、それから棒の裏側をアイスを食べる時みたいになぞるだけ。……こんな感じで」
「はあっ」
股間にくすぐったい電流が走った。フル勃起に手を添えた彩世ちゃんが、裏筋に舌を這わせ、肉棒をすうっと舐め上げたのだ。
「これを繰り返せばいい。ただしち○ぽは優しく握ること。初めにチュッて亀頭にキスしてあげると好感度が上がるわ」
「測定の時の舐め方は合格?」
と遥香ちゃんが首をかしげた。
「遥香は四十点、ミユは六十点。聖羅は一瞬フェラだったから十点ね。三人とも咥えるのはまだ早いわ。焦らないで上手くなりなさい。ちなみに裏筋と棒だけでも舌テク使えば簡単に射精させられるのよ。こんなふうに」
「はあっっ」
裏筋に伸びたベロが高速で動いた。棹の裏を絶妙な力加減でくすぐり立てられる。たった二カ所しか口撃されていないのに射精欲が疼きまくった。おれはあっという間に射精してしまった。顔射状態でも動じないのが彩世ちゃんだ。
「ね、出たでしょ?」
ハァハァ……二発目なのにいっぱい出してしまった。
「じゃあ今度は萌美のパイズリ教室よ」
「本当はすぐに萎えるんだけど……意外と高齢童貞って勃起続くのよ」
場所を彩世ちゃんと替わり、萌美ちゃんがつぶやいた。
「私もレベル1ね。こうやっておちん○んを谷間にあてがって、右、左……と順番におっぱいを寄せるの。この時注意することはおちん○んの根元をしっかり押さえること。元気いっぱいのおちん○んだと、ほら、こんなふうにすぐ谷間から逃げちゃうのよ」
ぺちんっ、と萌美ちゃんが支えを緩めた途端にち○ぽがそり返った。
「手で支えておっぱいで捕まえる。これが基本の2ステップ」
再び実演して谷間に挟み込んだ。粗チンなど一瞬で埋もれる。
「おちん○ん全部隠れちゃった。どう、初めて挟まれた感想は?」
「や、柔らかくて気持ちいいです」
「……なんて羞恥心をくすぐってあげるのも効果的よ」
余裕がありすぎる。
「挟んだら、初心者のうちはおっぱいを揺らさないこと。こうやって身体を上下に動かして擦ってあげるの。ゆっくり……優しく……おちん○んを谷間に滑らせるイメージで」
萌美ちゃんが上半身を動かすとち○ぽが硬度を増した。がっちりホールドされているので逃れようがない。巨大なスライムに包囲された気分だ。
「萌美さんにお願い。パイズリの最高レベル見せてください」
初心者チームがお願いした。
「特別にレベル10? じゃあ美沙希に手伝ってもらって」
美沙希ちゃんも傍らにひざまずいた。
(な、なにを)
「ざっとこんな感じ。童貞ち○ぽなんて瞬殺できるの」
萌美ちゃんがいきなり本気を繰り出した。左右の乳房を同時に揺らしてち○ぽを擦り立てたかと思えば、次の瞬間には交互に揺らして摩擦する。谷間から顔を覗かせる亀頭に舌を伸ばし、ちろちろれろれろと舐めた。しかも美沙希ちゃんとのコラボレーションだ。ふたつのベロが好き勝手に先っぽを愛撫した。
「で、出るっ」
海綿体が膨れあがって途轍もない快感に襲われた。さすがに量の少ない射精だったが、びゅるびゅると鈴口から滲み出た。ジェニー先生の巨乳に甘えて悶えてしまう。
「私でよければいつでもパイズリテク教えてあげるわ」
ち○ぽに垂れる精子を萌美ちゃんと美沙希ちゃんが舐め取ってくれた。
「Still hard.(まだ元気ね)」
「こっちに来て横になって」
麗華さんとジェニー先生にいざなわれ、おれはベッドに横たわった。この上なにかされたらち○ぽが崩壊する。
「未知の世界に連れていってあげる。私とジェニー先生は最初からレベル10よ」
「なにを……?」
「It’s your first time.(初めての経験)」
微笑むやいなや、ジェニー先生がそり返るち○ぽを握り擦ってきた。ただの手コキ? ……う、そうじゃない。麗華さんまで亀頭を握ってきた。音大生と英語教師のダブル手淫――これ絶対……男の潮吹きだ。
「ぅあっっ……あ! ひいぃいっ……ぐああっっ」
射精直後のち○ぽを責められておれは悶絶した。麗華さんが亀頭を担当し、強めに擦っては捻りまわす。ジェニー先生は棒を遠慮なくシェイクした。
「ひぃいっ……あっ、んぐあ! ひ、く、くすぐったひっ……死むうっ」
「じっとしてて」
拷問みたいな快感にのたうつと女子高生チームに足を押さえられた。聖羅様とミユ様が面白がって尿道口や玉袋を弄り倒す。地獄のような天国だった。色んな巨乳が目の前で揺れた。
「出うっっ……ひい、ひゃああああ、んぐああ!」
情けない絶叫がもれた途端におれは大量の潮を噴出していた。歓声が響いて淫語を浴びせられる。ハァ、ハァ……射精の百倍以上の快感だぞ。
「最高だったでしょ?」
「So cute.(かわいかったわよ)」
麗華さんとジェニー先生に微笑まれる。
そして最後に看護師さんがおれに跨ってきた。
「私の出番よ。巨乳病棟童貞科のナースが筆下ろしをしてあげる」
***
……精根尽き果てたおれはふと目を覚ました。
看護師さんに童貞を奪ってもらって、射精の瞬間に女の子たちから拍手をしてもらえたんだけど、その後の記憶がぷっつり途切れている。いったい何があったんだ?
――ハ! まさか夢オチ? あんなにリアルだったのに?
だがそんな考えはすぐに吹き飛んだ。
なぜなら、1DKのアパートにに聖羅様のカチューシャが転がっていたのだから。
(了)
【沙 弓】麗華さんからLINE届いた。『一人目慰問したよ』だって。
【桃 香】早いね。喜んでもらえたのかな。
【沙 弓】金玉空っぽにしたっぽい。私たちも負けられないかも。
【里 穂】よ〜し……里穂のおっぱいで慰めちゃうんだから!
【志 穂】里穂ちゃんそこ危ない。時空の境界線!
【里 穂】きゃあ!
【ソンナ】どのファンのところに私たち向かってるにダ?
【沙 弓】えっと……それがよくわかんなくて。
【まりあ】まさかの見切り発車ですか! ちゃんと決めてないとだめですよ。
【沙 弓】ごめんなさい……作者をボコったせいで指示もらえなくて。
【真祐子】じゃあこういうのはどう? 今ディスプレイの前で一番元気なおちん○
んを見せてくれるファンを慰問するっていう。
【全 員】それいいかも!
事態収束まで家にいましょう。感染をみんなで防ぐために。
慰問されたい方はアピールを。おっき具合を女の子たちが確かめます。
(Created by Angel Heart)