ミオとラーメンを食べたあと、僕らはTSUTAYAに入った。
映画よりも音楽が趣味らしく、無料アプリで聞くよりも、しっかりCDを聞くことが好きらしいミオ。
棚を見ながら僕が最も好きなロックバンドについて語ると、「そんなに良いの?」とミオ。ミオはロック好きで、とあるバンドのライブを見に、新幹線遠征もするほどだ。
というわけで、TSUTAYAでの音楽立ち話により、僕がシングル含めてCDを30枚以上持っているバンドのアルバムをレンタルしていった。
「俺の貸すよ!家近くだし!」
と言ってみたが、ノッて来なかったので、「このアルバムの感想聞かせてよ!気に入ったら他の貸すよー」とlineを交換した。
その後、自分のマンションの前を通ったが当然お持ち帰りはできず、夜道は危険だとミオのマンションの下まで見送った。
ただ、帰宅して風呂に入り、寝ようとしたころにミオからlineがあった。
「このバンド好きかも!今度オススメの貸して!」と。
つまり、ミオに会える口実ができた!
返事をし、ミオが借りたアルバムの特徴を解説したが、その日はそれ以上の返事は「おやすみ」以外なかったが、僕はあの横から見たブラウスの膨らみを思い出しながら、「ミオ、ミオ・・・」とオナニーし、トイレに入ってトイレットペーパーの穴に勃起したモノを突っ込んだりして、ミオの前で仁王立ちしてフェラやパイズリされてる妄想を進めてイッた。変態だ。
そんな変態にも翌朝にミオから返事が届く。そこからは当たり障りのないlineが続いたが、連絡をとれてるたをけで嬉しかった。
そして、数日後に、「そういえば、あのバンドのアルバムいつ持っていったらいい?」と連絡し、「今日TSUTAYAに帰すから今日とか無理?会える?」と帰ってきた。
無事に会えたスーツ姿同士の僕らは堅かったが、偶然を強引に結びつけようとしてる僕にはそんなのどうでも良かった。
ただ、この日は妹が家にいるからと夕食の誘いは断られた。
しかし、CDを貸したことで再び会う口実を作ったものの、「今度は会社の同僚とか誘って皆でご飯とか行けたらいいね」と言われた。男としては見られてない?あるいは深い仲はごめんだ?の遠まわしの表現なのか?
それでも僕は会社の同僚男子を2人誘い、合コンのような舞台を設定した。ミオもミオの会社の同僚女子2人を誘い、3対3の食事会をした。
食事会中、スーツのジャケットを脱いだミオの胸元が気になったのは僕だけではなく、女子3人が「ちょっと失礼します」と3人ともいっせいにお手洗いに立ち上がり、トイレで今夜の作戦会議を始めた頃、我々男子3人も、「ミオちゃんって巨乳じゃない?」「オレさっきトイレから帰った時に上から眺めてみたけど、明らかに膨らんでるよな?」と。僕は「そうかなー」とはぐらかしたが、僕が最もミオの胸元をチラチラ見ていた。
この合コンでもともと知り合いなのは僕とミオだけなので、僕らはすっと席を変わらずに対面した席にすわっていて、ミオの隣が開けばミオの隣に座った。
他の男に巨乳がバレてしまったが、まだ連絡先を交換したりはしていない。ミオがトイレに行ったときも僕はついていくように行動を見ていたし。
幸い、ミオ以外に佐々木希のような美人さんがおり、その子に僕以外の2人は夢中だった。
食事の会計を済ませた直後、ミオは「わたしそろそろ帰るねー」と言い出したので、「あっ、家近いし送ってくからオレも先帰るわ。」と二次会に行く予定にしていた4人を置いてその場を後にした。
「ちょっと酔ったかもー」と合コン女子を演じていた他の2人とは違い、ミオは全く酔ってるフリもしていなかった。
しかし、僕らは一緒に電車に乗り、空いていた席にミオを座らせると、ミオは直ぐに眠った。僕は座って寝ているミオをつり革を持ちながら眺めていたが、ブラウスとボタンが熱いからと食事を終えてから2つ外したために谷間が見えかけていた胸元を見て興奮した。というか、勃った。
僕らが降りる駅が近づいたのでミオを起こし、そのまま普通に歩いて帰路についた。
それでもより駅に近い僕のマンションの下に着いたとき、「ここだったよね?前に私のマンションに来し、ちょっと入っていい?鞄重たいし。」
と、週末なので職場で使う衣類を洗濯するために鞄に入れていたので、確かに荷物は重たかったが、それは僕が持ってあげていたので意外だった。
こうしてホロ酔いのミオをお持ち帰りできたのだ。
しかし、僕が「酔い覚ますんならお風呂入れようか?」と言うと、「ヘンなことしないでいいから。」と警戒。でもなぜか、「汗かいたし、シャワー借りていい?」とシャワーをし始めた。「覗かないでよ!怒るからね!」との言葉を残して。
僕は怒られるくらいなら覗くし、お持ち帰りできたんだから、ミオを襲うのはアリだろうと思いながら実行できなかった。
前日に薬局で購入したコンドームの箱のラップをはがしながら、シャワーの音を聞きながら、悩んでいた。