お店を出たものの、あれだけの胸を2人同時にこの手にしたため、当然ながら私の下半身は収まりようがありません。
この時の正直な気持ちはHさん、Kさんをどうこうするというよりも、少しでも早くこのパンパンになった下半身を解放したいと思ってました。
また一方では眼前のある意味奇跡的なこの状況をいかにしてものにするかということも考えていました。
…がしかし贅沢と言えばかなり贅沢なのですが、目の前には2人の魅力的な女性がいるのです。片方の女性と消えるわけにもいきませんし、それ以前にどちらかを選ぶこともしたくないとわがまま過ぎる考えでいました。
また2人一緒に…なんていう贅沢過ぎる展開も頭をよぎりましたが、さすがにそれはないなぁ…といろんな考えが頭の中を駆け巡っていました。
そんな中、Hさんから「楽しかったね。下ネタ全開でセクハラも受けたけど(笑)」
Kさんからも「確かに(笑)でもストレス発散にもなったし、またやりましょ。」と嬉しいお言葉。
しかし今は目の前のこと、この後どうするかが重要です。自分の頭の整理もつかないままでいると、Hさんから「○○君も下の方はまだまだ大変そうだし(笑)そろそろ解放してあげないとね。今日は解散しましょうね。」
「え、えっ〜!、そんな展開はないよ!大変なのわかってるなら尚更でしょ…」と頭の中で叫んでいましたが、それ以上強引に引き止めることも出来ず、次の約束だけは念押しして別れてしまいました。
半ば茫然自失の状況で、ホテルまでの道のりをトボトボ帰っていましたら、突然携帯が鳴ったのです。
Hさんからでした。「○○君、もうホテル着いた?」
「まだですけど…」
「なんかテンション低いなぁ…おっぱい触ったくせに(笑)」
「そりゃ、そうでしょ?おっぱいまで触ってあのままお別れじゃ、生殺しでしょ。」
「そりゃ、そうだ(笑)だからこうやって電話かけてあげてるんじゃないの。むしろ感謝してもらわないとね。○○君、△△ホテルでしょ?ホテル向かってよ。その前で待ち合わせましょ。」
急転直下、思ってもみない展開です。もしかしたらHさんが気を使って、こんな展開にもっていってくれたのかも?という思いがしてきました。
ホテルの前でしばらく待ってると、Hさんが到着です。傍にKさんの姿はなく一人です。
「お待たせ。さぁ二次会!」
「Hさん、いつもながら話が唐突というか、強引というか…ところでKさんは?」
「あら?やっぱりKさんも一緒がよかった?呼ぶ?」
こちらが即答出来ずにいると、「冗談よ、2人も相手出来ないでしょ(笑)」というHさんはこれまでにないくらいいやらしい顔だったのを覚えています。
「さぁ、行こか?二次会!」
「どこ?」
「どこって?学生じゃないんだし、カラオケなんて言わないわよ。」と言って指差した先は自分が予約していたホテルでした。
さすがにそこまで一足飛びには予想していなかっただけに、嬉し過ぎる誤算です。
そしてついにHさんとの一夜が始まるのでした。