2人の女性に出会ってからは、そのインパクトが大きすぎたのか、あまりにも私のど真ん中ストライクすぎたのか、気がつけばそのことばかり考えてました。
ある夜はHさん、そしてまた次の夜はKさん、さらには2人一緒にと…妄想する日々でした。
しかし別の地域にある営業所になんの用事もないのに伺うわけにもいかず、次の出会いのきっかけもないまま悶々とした日々を過ごすのみでした。
しかし数ヶ月が経った後、突然にそのチャンスは訪れました。
私の勤務先である本店へ遠目からでもハッキリとわかるHさんが来ていました。
なぜか私服でしたが、そんなことはもうどうでもよく、考えるよりも先に体はというより下半身は反応していました。
やはり何度見てもそびえ立つ2つの山と全体から醸し出す大人の雰囲気は決して若い子に出せるものではなく、また前回とは違う私服姿も新鮮で、そのままトイレに駆け込みたいほどでした。
ただ何かのきっかけを掴むことのないままその場はすぎていきました。
Hさんに会えた喜びと次のきっかけを掴めなかったもどかしさで、葛藤している中、最後とも言えるチャンスがきたのです。
私が一人乗っていたエレベーターにHさんが乗ってきたのです。
嬉しさ反面、頭の中はパニクりましたが、この千載一遇のチャンスを逃してはいけないと思いきって話しかけました。
「この前○○営業所に伺ってお世話になりました。覚えてますか?」
(実際は仕事での絡みはなく、お世話になったのは夜のほうでしたが…)
「はい、覚えてますよ。」と笑顔で答えてくれたので、まずは一安心。
「今日はどうして本店へ?」
「実は…3月末で退職することになりまして…」
いきなり衝撃の返答でした。
結果的に言えば、この時もし話しかけていなければ、Hさんへつながる糸は完全に途切れていました。
想定外の返答にさらに頭はパニクるものの何とかHさんへつながる細い糸を繋ぎ止めようと必死で、「同じ会社にいたから、またお会いできると思っていたので…一緒に飲みに行きたかったなぁ」
今思えばほぼ初対面で、人妻かもわからない人に大胆な発言だと思いますが、その時はラストチャンスをものにするために本能的に発言したんだと思います。
「そんなことなら、会社辞めてもいつでも行けるでしょ。今度誘ってくれれば…」と嬉しい誤算。
「えっ、そうなんですか?それなら遠慮なく誘いますよ?」
「どうぞ、どうぞ。社交辞令にならないように、期待して待ってます。」と言いながら携帯番号を教えてくれたのです。