姉の演技は完全に成功した。
敗北感と後悔で言葉もないI,J,Kの3人を尻目に、姉は優雅に部屋を去った。
「ゆっくりしていってね」
後で聞いたところによると、姉は、ヌーブラという貼るタイプのブラの上に、分厚いパッドを2枚重ねにしたブラを着け、さらにカップ付きのブラトップを着ていたらしい。
もちろん小学生たちには、そのような大人のテクニックを見破ることはできなかった。
その日以来、I,J,Kの3人は、妹をからかわなくなったどころか、胸の話題を出すことすらなくなった。むしろ、妹を警戒して、少し距離を置くようになった。
妹は、だいぶ楽な気持ちになって、月日が流れた。
しかし1年後、誰もが予想しなかった展開が待ち受けていた。