翌々日、妹の3人の友達が遊びに来た。
縦にも横にも大きいI、背は高くないがふっくらしたJ、そして普通体型のKだ。
皆、夏らしい恰好をしていて、特にIとJは、胸の膨らみがはっきりわかる。
『やっぱりIちゃんは、お姉ちゃんよりボリュームあるかもなぁ』
一昨日見た姉の身体と脳内で比べながら、妹は3人を自分の部屋に通した。
「へぇ〜、綺麗なおうち!」
「何これ、可愛い〜」
3人が談笑しているとき、姉がドアをノックした。
「入っていい〜?」
その時が来たか、と妹はハッとする。
何も知らない3人は誰だろう、とドアの方を見る。
「いいよ、お姉ちゃん」
盆を抱えた姉がドアを開けた。
「あらこんにちは、冷たいお茶でもいかが?」
その瞬間、妹は目を見張った。
盆に載ったグラスの間から垣間見える姉の胸が、これまでになく大きい。
次の瞬間、恐る恐る友達の方に目をやると、皆、口が半開きのまま、目が姉に釘付けになっていた。
「あ・・・こ、こんにちは」
3人の戸惑いに気付かないかのように、姉は優雅に入ってきた。
細い脚を曲げて正座し、華奢な二の腕で盆を床に置くと、
皆の視線が姉の上半身に集まった。
白いTシャツを押し上げる、身体に不釣り合いな胸。
大きく張り出した2つの丸みの間に横しわが渡り、はち切れんばかりの印象だ。
『お姉ちゃん、頑張りすぎじゃ・・・。』
自分のために体を張る姉に、妹は少し申し訳なく思った。
「今日は暑かったんじゃない?」
姉が3人に話しかける。しかし皆、相変わらず凍りついていた。
それも仕方ない。美人でスタイルのいい大人の女性がいきなり登場した上に、この胸を見せつけられているのだ。
「あ、はい・・・」
やっとIが答える。
「いつもうちの子と仲良くしてくれてありがとうね。
みんな、お名前は?」
姉は親しげな口調で、しかし正座して胸を張ったまま、1人1人と言葉を交わしていった。
3人は、姉の顔と胸の間をきょろきょろしながら、何とか答えていた。
一通り話が済んだとき、姉が3人を見まわして、変なことを言い始めた。
「それにしても、みんな、発育がいいわね〜。」
さらに、自分の膨らみに一瞬両手を添えて、
「おっぱいがもう、膨らんでるじゃない」
3人は体をこわばらせた。
妹もびくっとした。
胸を見せつけるだけでなく、胸の話を切り出して、姉は何をするつもりなのか…。