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「乳のおもてなし」 Misato 14/6/17(火) 20:47

Re(1):「乳のおもてなし」 Misato 14/6/18(水) 11:29

Re(1):「乳のおもてなし」  Misato  - 14/6/18(水) 11:29 -

【萌芽、有為転変】


このような苦悩のなかでも、ただひたすら辛抱してデリを続けていると、次第に私を指名してくださる殿方の数が増えてくるようになりました。何より顔がわからない在籍表のスナップで私の胸が目立って大きかったこともあったと思います。

加えて「乳の出具合・吸いやすさ」というランキングでお店の上位に推していただけるようになると顕著にリピート率も上がり、私にも常連様と呼ばれる殿方が何人か就くようになりました。

私を悩ませ続けてきた自身の胸をもって相応の収入が稼げるようになってきたのは何とも複雑な心境でした。本番こそありませんが、何より身体を売っている罪悪感と悔恨の念はぬぐい去ることはできなかったのです。

ですが、このころから常連様からかけていただける優しいお言葉が私の心境を少しずつポジティブに向かわせるようになってきたのも事実です。

「こんな変態オヤジの願望を叶えてくれるのはミサトちゃんだけだよ」「オレの性癖はミサト以外頼めないからさ、今日も頼むよ」と、常連様にとって私が特別な存在かのようなお言葉をいただくことが多くなってきたのです。

ご年配の常連様に至っては「ミサトちゃんは菩薩さまなんだよ。ずっと辞めないでおくれよ」とおっしゃって、いつも私の胸や局部に手を合わせて拝まれるのです。

それが寝物語の戯れ言としても、自らを性奴隷に貶めたと心の底から後悔していた私にとってどれだけ救われる有り難いお言葉であったことか……。

そして少しずつ自身の潜在的な邪欲に気付き始めるのです。絶望だ苦悩だと言いながら、そこから逃げ出すことなく続けてきたのはなぜなの? もしかして私は生来この仕事が好きなんじゃないの?

このあたりからだったでしょうか。憂悶のしこりがスーッと溶けていくような感覚があったかと思うと、ふと何か私の思いの中で弾けるものを感じたのです。悦んでいただけるのならこのまま殿方の性欲に汚され続けるのも悪くないと……。

これでは「馬鹿な女だな」と憫笑を買うことでしょう。ですが自分でも説明のつかない何かが萌芽したとしか言えないのです。

殿方が私に求めてくださる欲望は、殿方の奥様や恋人には決してお求めになったりはしないそうです。むしろ私にだけその仮面を剥いでありのままの素顔を見せてくださるのです。

当然のことながら私は殿方にとっては使い捨ての女です。ですがそんな女だからこそ隠していた人の変質性というものをサジェストしてくださるわけで、私はそれを愛おしいとさえ思えるようになっていました。

正直なところ私は自分の産んだ子供には当時の状況からして母性があまり沸いてこなかった(ひどい母親です)のですが、私を指名して熱心に乳首を吸ってくださる中年の殿方にたまらない母性が溢れてくるようになりました。かなり歪んでいるとは思いますが、これが私の偽らざる本心なのです。

気持ちが吹っ切れた私は、それまでの弱点であった性技の習得に血道を上げるようになります。殿方にご奉仕したい、ただそれだけでした。常連様からは性技のテクニックを褒めていただけるようになり、リピート指名をさらに増やすことができました。

数多くのご指名をいただき、その全てに全力でご奉仕させていただくと、仕事が明けて家路につくころには疲労困ぱいの上に酷使した胸やお尻が我に返ってジンジンと痛みだします。

特に激しい乳責めのあとは、呼吸をするだけでも胸に痛みが走ります。でも胸やお尻の痛みは殿方が私のその部分をとても愛してくださるからこその痛みと理解しております。

今日もおっぱいやお尻をたくさん愛していただいた……。そう考えると揺れる乳房の痛みで局部が湿ることさえあるという事実に驚きを禁じ得ませんでした。

いつしか自らの肉体を傷つけてまでも殿方にご奉仕することが自身の悦び・快感と変わっていたのです。

それが私の持つM性であることは後になって知りました。でも私はM性と母性は紙一重であると考えておりますし、自らの稟質として大切にしたいとも思っているのです。

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