思えばぷりひろにはいつもこの姉二人の影が付きまとっていた。
あれは中1の時だった。
そのころあやは高3でまみは高1。
狭い田舎では2人はあまりに目立ち過ぎていた。
「巨乳姉妹」「セクシー2トップ」等と言われ、近所の男子中高生で知らぬ者ない存在だった。
「おい、上の姉ちゃんのブラもってこいよ」
「今度下の姉ちゃん紹介しろよ」
などとワルの先輩たちに強請られるのは日常茶飯事だった。
それもこれもこんな姉たちがいるがゆえのこと。
「この2人と兄弟でなかったら・・・」と思うこともなかったわけではない。
しかし、2人はぷりひろには優しかった。
そしてなにより家では下着姿も半乳丸見えの姿さえ眺めることができたのだ。
母親はときどき「ぷりひろもいるんだからそんな格好するんじゃありません」と怒っていたが、あけっぴろげな二人にはお構いなしだった。
まあぷりひろにはその方がうれしかったのだが。
そして時々一緒に出かけると男たちの嫉妬の視線が嫌でも気になった。
特に夏などは胸の膨らみモロ分かりのぴったりしたシャツに短パンやミニスカで自慢のスタイルをこれでもかと見せつけるあやとまみ。
「いいなーこんないい女と」
そう勘違いされるのも悪くはなかった。
そんな過去を時々思い出す。
「ねー肩はもういいからちょっとこっちきな」
あやがぷりひろに声をかけて隣に座らせた。
「あんたさー、やっぱヤバくない?大学生でまだってありえないでしょ」
「・・・・」
「やり方知らないんでしょ。その年でわかんなかったら彼女出来ても恥かくよ」
「・・・・」
「まみ、あんたも来て。ぷりひろの横に座って」
「えー何がはじまるの?」
「ぷりひろを男にするのよ。かわいい弟のためにね」
「えーおねえちゃんそれヤバくない?」
「何言ってるの。やるんじゃないよ。教えんの」
「分かったよ」
ぷりひろをはさんでまみも座る。
あやはその豊満な胸をぷりひろの腕に押し付け、そしてまみもそれに呼応し、タンクトップからはみ出した乳房を反対側から押し付ける。
兄弟とは言え、ぷりひろにとっていまはもうあやとまみはただの女。
すでに目いっぱい勃起していた。
「あんたしっかり反応してんじゃん。もしかしてあたしたちで1人でやったりしてた?」
「え、いや・・・」
「正直に言いなさいよ。お母さんに言ったりしないからさ」