みくにとって夏は憂鬱な季節でしかなかった。
その豊かな胸へ向けられる男たちのいやらしい視線と女たちの嫉妬の視線。
振り返るとあまりにも豊満すぎるゆえ、恥ずかしいという気持ちしかもてなかった中学時代だった。
よく思い出すのは水泳の授業のこと。
中1の時からすでにみくのスクール水着姿は学校中の評判になった。
なにしろ小学校を3か月ほど前に卒業したばかりの12歳のみくはすでにDカップ。
すでに先生たちの胸を凌駕していた。
1年生なのにすごい巨乳の子がいる、そんな評判が学校中に広がるのに時間はかからなかった。
体育の授業は男女別々に行われるが、男子達もその噂のみくの水着姿を目にできるときがついにやってきた。
それは夏休み前のクラス対抗の水泳大会だった。
みくはクラス代表で出ることになった。
スタートに並ぶ6人の中でも1人だけ一段と胸が飛び出して水着がぐいっと胸で引っ張られて変形してしまっている。
しかしビキニと違ってパットもなく、これでも潰されてしまっているのだ。
「すげー」「乳でけー」
まだ小学生に毛が生えた程度のがきんちょのような男子達が騒いでいる。
競技が終わって濡れた水着でプールから上がってきたときなどもう学年中の男子達は言葉もなくその目にみくの水着姿を焼き付けるだけだった。
みくのその姿が彼らの今夜、いやそれまで待てず帰ってすぐのオカズになるのはもう言うまでもなかった。
それからというもの、ほとんどの男子は恥ずかしがってただ黙って家でみくをオカズにしてるだけだったが、なかには「おまえ、みくでやってるだろ」「おまえだろ」などと言いあうバカもいて、もはやその存在は学年中の男子のオナペットだった。
休み時間に男子はトイレの個室に籠って小声で「みく、みくー」と叫びながら出すなど当たり前の光景だった。
このころはまださほどでもなかったが、中3になるころにはさすがにみくは男からの視線をいやというほど感じるようになってきた。
当時、みくと仲がよかったのが理沙だった。
理沙は小柄ながらクラスで胸はみくに次ぐと言われていた巨乳。
みくのFカップに次ぐDカップで、クラスで2人は「巨乳2トップ」と呼ばれていた。
何よりみくのような美人系ではないものの、理沙は男好きするセクシー系で男経験も豊富で色っぽく「グラドルになればどう」と言われてたような子だった。
2人とも自分のレベルを知り尽くし、たいていの男などどうにでもできる、ということに気が付き始めていた。
ある日の休み時間のことだった。
「ねーみく、あいつむかつかない?」
あいつ、とは同じクラスの学級委員のさとしのことだ。
クラス1の秀才で、トップ高合格間違いなしと言われている。
でも偉そうで性格が悪く、皆に嫌われている奴だ。
しかし理沙はさとしがみくに気があることに気が付いていた。
さすが男性経験豊富な理沙、このあたりは鋭い。
「みくがさ、あいつ呼び出して色仕掛けにしちゃおか。あいつ、あんたが誘ったら絶対来るから」
「えー、それでどうすんの」
「二人でさ、あいつをはさんで座って密着するの。勉強教えてとか言って。でさー、絶対あいつ勃起するから「えーどうしたの〜」とか言ってからかってやろうかな、って思って」
「おもしろそうだね、それ。いいよ」
ということで早速作戦決行。
期末試験の前のことだった。
部活もなく、放課後みんな帰ろうとしたところ、1人になったさとしにみくは声をかけた。
「ねー、試験範囲で難しいところがあってわかんないの。たぶん他の子じゃわかんないから教えて〜」
「ああ、いいけど」
「ねー理沙もききたいって言ってるから一緒に教えて」
ということで理沙を手招きして呼び寄せ、誰もいなくなった教室の戸を閉めた。
さとしの席でみくが「ここなんだけど」と教科書を広げて隣の席の椅子を持ってきて予定通りさとしに右側からふとももを密着。
するとさとしの顔が紅潮してきてるのが手に取るように分かります。
理沙も「えーどれ、どれ」とか適当なことを言いながら左側から体を寄せてきます。
みくはさらにおっぱいのふくらみをさとしの肘に密着させると、もう完全にズボンの前が膨らんでるのが分かります。
ここで理沙は目配せしてみくに合図。
するとみくが「ねー、黒板に大きく書いて説明してみて」というのですが、なにしろさとしはびんびんに勃起してるので恥ずかしくて立ち上がることができません。
もじもじしてると理沙が「黒板に大きく書いてもらわないとわかんないー」といい、何としてもさとしを立たせようとします。
しぶしぶ立ち上がったさとし。
しかし巨乳2トップに密着された直後に勃起を抑えることなど不可能な話でした。
それでも少しでもズボンの前の膨らみを目立たないようにと前かがみになるのを見逃す二人ではありませんでした。
そこで理沙が「ねぇー、なんで前かがみなのー、教えて〜」とからかうともうさとしは真っ赤。
そして思わず手で股間を抑えたさとしを見て「やだー」と二人して笑うと、さとしは教室を飛び出して行きました。
秀才のさとしにとっては初めての屈辱だったでしょう。
とはいっても彼も年頃の男の子。
かわいい巨乳の女の子二人に挟まれれば反応するのも当たり前。
それ以来、卒業するまでさとしはみくと理沙のいいなりでした。
もちろん、指1本触らせずに。