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 ▼職場の隣人 1  ケント 05/5/17(火) 17:37

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 ■題名 : 職場の隣人 1
 ■名前 : ケント
 ■日付 : 05/5/17(火) 17:37
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   いつも楽しく拝見させてもらっています。以前にも書かせてもらいましたが又、
書く機会が出来た事に黙っていられなくなりました。お許しを
 薄手の季節が終わりを告げようと有難くない心境になり始めた頃でした。
会社の入り口にはジュースやタバコの自動販売機が立ち並び、その管理責任者として全く面倒くさい仕事を任されている自分は、早くこの雑用を若手に明け渡したいと、そう願っていました。
中でもタバコの自販機の管理は補充を自分で行わなくてはならないという煩わしさが伴い、事務の子とのジャンケンは白熱する毎日を送るある日
「主任、留守電にタバコが出ずにお金が飲まれてしまったと言う
苦情が一件入ってました。」事務の子の単調な言葉は、
新鮮な緊張感もなく頭の片隅にかろうじて残っていたほどの出来事だったのです。
その時は。
それから、数日ほど経ったとき、敗者となった自分はタバコの箱を抱え自販機の扉を
開け、素早くつまらない仕事をやっつけることに一心だった僕に、
「あの、すいません先日留守電に入れといた中井(仮名)ですが、たばこが出ずにお金も戻らなかったのですが」と言う声に反応して、
「はい、いつですか?」と振り向いた自分があっけにとられたのは、
皆様のご想像通りです。山が二つ、しかもかなり高い山が聳え立ってるではないか。
その山はさわり心地のよさそうな生地に包まれ、隠すことを惜しまない
シルエットにもう、釘付けになったのは言うまでもない。
素肌の見える首元の下部にはしっかりと高い二つの山の谷が露出している。
隠すことを惜しまないと言うよりも隠せなかったというほうが正しいのかもしれない。
もし、この世に理性がなかったら、今持っているタバコを投げ出し、
この大きなあまりにも柔らかそうな山に飛びこみ全身で感じ取っていたのだろう。
体に染み付いた会話術を辛うじて吐き出し対応していると彼女が20代後半でとても綺麗な女社長のような印象が入り込んでいる。
顔を見て、山を見て、顔を見て、山を見てと、とてもわかりやすい自分の緊張したサービス業失格の対応が移ったのか、彼女までもが緊張して
「じゃあ、故障したら又ここに電話すればいいんですね」と自販機に電話番号の書いてあるシールを指差していた。
「は、はい、又電話してください」などとテンション最高潮の自分の台詞に
クスッと笑みを浮かべて、帰っていく後姿に最大限の情報を吸収しようと見つめる。
背丈は自分と変わらないほどで、ミニスカートから伸びる足は大きなお尻から
斜線を鋭く描き足首の細さを物語っている。
「完璧だ、この人完璧だ」と独り言を呟き放心状態。
可愛らしく小柄で胸やお尻の大きな子がタイプだった自分は
すでに中井さんが完璧なタイプになってしまっている。
もし、自分が年下だったら全てをお任せしたい魅力的な
お姉さん顔に二つの大きな柔らかそうな山、大きなお尻にふくよかな太もも、
そして細い足首に到達する綺麗な足のライン。「完璧だ」。残念なことに後姿からは胸の揺れる様が見えなかったが、絶対に大きく揺れていると断言できるほど自信の胸である。
もう、その出来事で仕事が手につかなくなっている。
ただ、町ですれ違っただけであっても、きっと何日も何日も印象に残っている完璧な彼女と会話をしたことに興奮を覚え、定期的に当のタバコ自販機を使用してることに彼女の生活空間が近隣だと言うことが伺える。
どうにかしたい。
でも、どうにもできない。彼女の大きな山がゆさゆさと揺れている様が
しっかりと頭の中で想像逞しく何度も映像として再生している。
後になって、ストーカーまがいに彼女の生活空間を突き止めればよかった
などと後悔するがその時はおっきな二つの山に体が凍りつき身動きがとれなかったから
しょうがないんだと自分に言い聞かせていた。どうすることも出来ない日々が経ち、
100%の彼女の印象が1日1%ずつ減っていく。10%まで減った数値は女々しくそこで停滞していた。きっといつかは会えるんだろうと楽観的な余裕さえ感じられたある日のことだった。

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