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 ▼高校物語1  175R 04/12/27(月) 21:43

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 ■題名 : 高校物語1
 ■名前 : 175R
 ■日付 : 04/12/27(月) 21:43
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   キーンコーンカーコン。

鐘の音と共に、生徒達は一斉に家路へとつく。1,2年生は部活動を
始めるが、さすがに三年生は受験生もいて、部活にみをそそぐ事はで
きない。
そのなかで、3年生の理恵と穂乃華、そして高志と敬太が4人で教室
に残り雑談をしながらも受験にむけて居残り勉強をしていた。
理恵「あぁ、もう勉強ばっかりでやんなっちゃうよ〜(泣)」
穂乃華「じゃぁ、ちょっと休憩しようか」
理恵「うんうん♪」
高志「そうするか」
3人は緊張がとけ、リラックスするが敬太は
敬太「おぃおぃそんなんで、大学いくきあんのかよ」
と、一人黙々と勉強をする。敬太は期末で5教科で400は軽くこす、
秀才だ。
高志「ははっ。でも、お前たまにはリラックスしないと体こわすぞ」
理恵「そうだ!帰りカラオケいかない?明日休みだし、夜まで歌おうよ♪」
理恵の発言に敬太も
敬太「たまにはいいか」
と、納得しシャーペンを机に置きリラックスした。
敬太「んじゃ、学校の近くのシダックスな。お前等さきいっててよ。ちょっと
   用事あるから」
高志「OK。んじゃ、なるべく早くこいよ」
敬太は立ち上がり、教室をでる。
理恵「あ、じゃぁ私もついてく♪」
理恵は敬太の後をおう。とてもわかりやす性格の理恵の狙いは一目瞭然だ。
敬太も、それとなく理恵の前ではいつも真面目な顔もくずれ笑顔がこぼれる。
高志「んじゃ、いこうか」
穂乃華「うん」
高志と穂乃華も教室をでて、シダックスへと向かった。

午後4時30分。熱い夏の日差しが差し込む、無人のバスケ部の部室。どうやら
敬太は自分のスパイクをとりにきたらしい。中体連も終わりもうはくことのない
スパイクを。
敬太「・・・・。中体連あと少しだったのになぁ・・・。」
なんて事を心の中で考えていた。
理恵「?」
理恵は敬太が何か考え事をしているんだと悟った。
敬太「あ」
敬太は足元のボールにつまずき、スパイクをおとしてしまった。
理恵は落ちたスパイクをひろいあげ、優しく敬太にてわたす。
理恵「はい」
敬太「ありがと」
二人は正面から向き合い、目が合う。しばし沈黙が続く、放課後の二人だけの部室。
理恵「・・・・。キス・・・して。」
まだ正式に付き合ってもいないのに、いきなりの理恵の言葉に
敬太「え?」
と、戸惑う敬太。すこし驚きぎみで後ろへたじろぐ。壁にあたった。
理恵が逃げ場の無い敬太にちかずき、敬太のおなかに柔らかい胸をあてる。
さほど大きくはない。Dカップだろうか。バスケ部のエースだった、敬太に寄ってく
る女子は多く胸の大きい子も何人かみてきた敬太にとっては、あまり魅力がない。
 しかしじかに体でかんじるのは初めてだ。
はっとすると、目をとじて顔をかたむける理恵がせまってきていた。
無理にどける理由のない敬太と、理恵の唇が重なった。
理恵は、両腕で敬太をだきしめる。5秒ぐらいで、理恵は顔をどけた。
敬太「理恵・・・。」
理恵「敬太・・・。」
敬太は一歩前にでて、理恵を強く抱きしめた。
理恵「・・・。大好きだよ♪敬太」
敬太「・・・・・・。」
放課後の部室で甘い時間がながれているころ、高志は穂乃華とふたりで、
大合唱していた。
第一話〜終〜

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