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 ▼Tits Cream Sisters 〜里穂・前編〜  Angel Heart 04/6/1(火) 20:06
   ┗Re(1):Tits Cream Sisters 〜里穂・前編〜  Jカップ女 04/6/3(木) 15:00

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 ■題名 : Tits Cream Sisters 〜里穂・前編〜
 ■名前 : Angel Heart
 ■日付 : 04/6/1(火) 20:06
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   「ねぇ、 穂ちゃん。里  ゃんってば、……きてよ。もう  時だよ」
「ん……」
「……く起   と学……に  刻ちゃうよ。……きて」 
 あったかいフトンにくるまってると、ユメウツツの中で志穂ねえの声が聞こえた。
 あたしはそれを拒否るように枕を抱きしめ、あと五分だけ、とお願いしてみる。
 でも志穂ねえがグイグイと体をゆすってくるから、あたしはイヤでも目が覚めてしまうのだ。
「あと三分……ううん、あと二分五九秒でいい」
「ダメだよ、今すぐ起きてってば。じゃないとホントに遅刻しちゃうよ」
「それじゃ、里穂、今日ガッコー休むー」
「なに言ってるの、もうっ。――ほらっ、起きて制服に着替えないと」
 ガバっ、と非道にも志穂ねえの手がフトンをめくる。幸せなぬくもりが一瞬で消えて、あたしは本当に目が覚めてしまった。
「…………」
 しょうがないから体を起こすけど、頭ン中はボーっとしたまんまだ。ああ、ウザい。なんでガッコーなんかあるんだろ。
「着替えて、朝ごはん食べて、忘れ物しないように準備しなくちゃ」
 見れば志穂ねえはもう制服に着替えていた。
 チェックのスカートにシワひとつない真っ白なブラウス。こん色のブレザーには、白鳥をかたどったエンブレムがキラキラ輝いている。
 それは全国のユウトウセイが集まる、“聖フォレスト女学院高等部”の制服だった。
「里穂、朝ごはんいらな〜い」
 あまえたようにつぶやきながら、あたしはいつものコンプレックスを感じていた。
 志穂ねえとは双子なのに、どうしてこうも頭の出来がちがうんだろう? あたしもたくさん勉強ができれば、お姉ちゃんとおんなじ制服が着れたのに……。
「まだダイエット続けてるの?」
 そう言って、志穂ねえがあきれたようにかたをすくめた。あたしが着るのは“聖ブレスト学園”の制服だ。名前だけはカッコイイけど、よーするに“遊ぶこと”のヘンサチが高いコが集まるガッコー。茶髪にケータイにルーズソックスが、教科書なんかよりかなり大事。ソンケーされるのは“頭のイイ人”じゃなくって、“男のあつかい”がうまい人だ。
「ヨーグルトだけでも食べたら? 朝ごはん抜くと体に悪いよ」
 まるでお母さんのような口調で、志穂ねえが言った。でもあたしは首を横に振る。目標の体重まであと2kgだ。ここでユダンしちゃ絶対にダメ。
「それじゃ、準備ができたら言ってね。お姉ちゃん、下で待ってるから」
「うん……」
 眠い目を擦りながら答えると、志穂ねえが部屋を出て行った。
 それはもう何年もくり返されている毎日だった。


(着替えて、準備して、お姉ちゃんと電車に乗って……)
 やんなくちゃいけないことを考える。時計を見ると6時30分だった。サイテーでも7時に出ないと間に合わないから……ああ、マズった。シャワーあびるヒマないじゃん。
 ひとりっきりになった相部屋で、あたしはのそのそとベッドから起き上がる。
 そうしてバスルームに向かい、顔を洗って歯をみがいてくる。
 部屋に戻ると下着のことが気になった。んー……今日はどうしよう?
 あたしはすっ裸になって、姿見の前でプロポーションを確認した。
 なんかダイエットのおかげでおなかがへっこんできたような気がする。このままがんばれば、きっと理想的なタイケイになれるだろう。相変わらずアソコの毛が多いけど、これは昔っからだからしかたない。帰ってきたらショリしよう。
 それよりも問題なのはこのおっぱいだ。Eカップのこのバストを、どうにかして目立たないように隠さないと。じゃないとまたチカンにあっちゃうから。
 えーっと……イチバン胸が小さく見えるブラってどれだっけな。
 これ? 
 ちがう。これだとパンツの色と組み合わせが悪すぎる。これじゃなくって……ああ、そうだ。新しく買ったブラがあったじゃん。
 あたしはタンスの中から一枚のブラジャーを取り出した。つい最近買ったレモンイエローのブラだ。“Teen’s Heart”って言うランジェリーショップでグウゼン見つけた。
 『その巨乳でパイズリしてくれたらタダであげるよ』ってスケベな店長が言ってきたけど、あたしはひっぱたいて代金を投げつけてきてやった。ブレスト学園の全員がエンコーすると思ったら大間違いだっつーの(怒)
(ハァ……なんでこんな巨乳になっちゃったんだろ。フツーのおっぱいだったら、チカンにあうこともなく、通りすがりのオトコにジロジロ見られることもなかったのに)
 あ〜あ。なんかウツになってきた。ホントにガッコー休もうかな?
 クローゼットから制服を取り出しながら、あたしはユーウツな気分と闘っていた。


 駅に着いたのは7時40分だった。
 あたしと志穂ねえは定期券でカイサツを通り、2番線の地下鉄ホームに向かった。
 どこのガッコーでも登校時間だから、まわりを見ればいろんな高校生がいる。
 ケータイでメールをうってるコや友達とダベってるコ。MDを聞いてる人もいれば、ひとりで電車を待つマジメそうな女のコもいる。もちろん、時間が時間だから、OLやオバサンや大学生もいるし、新聞を手にしたタバコくさいオヤジたちもいる。
「また混んでるのかな?」
 志穂ねえが言った。一応ユウトウセイだけど、お姉ちゃんだってフツーの女子高生だ。 セミロングの髪は茶髪だし、短めのスカートにルーズソックスをはいている。きっとあたしと同じでチカンが恐いのだ。
「たぶん……ってかゼッタイそうだよ。さっさと女性専用車つくればいいのに」
「ほんと」
 そうこうするうちに、ゴトンゴトン……と大きな音を立てて電車がやってきた。一両目が通りすぎたとたん、モワっとした熱気が伝わってくる。風でパンチラしないように両手でスカートをおさえつけた。世の中には、そういう瞬間をカメラとかで狙ってる連中がたくさんいるから。
 ――キィィィッ。
 ブレーキの音が鳴り響き、ドアが開く。
 降りてきた人たちと入れ替わるように、あたしは満員電車に乗り込んだ。


 それから電車が走り出して間もなくのことだった。
 つり革につかまって志穂ねえとおしゃべりしていると、不意にあたしのお尻になにかがぶつかってきた。きっと人ごみに流された誰かが寄りかかってきたんだ、と思ったけど、それがフカコウリョクじゃないことがすぐに分かった。
(えっ……)
 背後に立ったその人が、スリスリとそれを押しつけてきたのだ。ちょうどお尻の割れ目にフィットするようにして、ゆっくりと。
(ヤ……ちょっと……)
 それがオトコの人の股間だってことは確かめる必要もなかった。逃れるようにあたしが身をよじると、だんだんカタくなるのが分かったから。かえってそのチカンを喜ばせたみたいだった。
 あたしは振り向いてニラミつけてやりたかった。でも恐くて声が出せなかった。荒くなったチカンの鼻息を肌に感じる。ゾクっと鳥肌が立った。
(……志穂ちゃん……ね、志穂ちゃんってば……)
 心の中で助けを求めた。
 でも志穂ねえは気づかない。何かイッショウケンメイに話していた。
(ひ……っ)
 そんなあたしをムテイコウだと思ったのか、背後からチカンの手がそっとおっぱいに伸びてきた。
 始めは反応をうかがうように、制服の上から手をのせてきただけ。でもあたしがなんにも言わないから、チカンの手がエンリョするのをやめた。あたしの気持ちなんか考えないで、イカツイ手でおっぱいをまさぐり始めたのだ。
 ――モミモミ……モミモミモミ。
「…………泣」
 ――モミモミモミ。
(お……お姉ちゃん、気づいてよ。――里穂ね……今、チカンにあってるの……)
 ――モミモミモミ。モ〜ミモ〜ミ。
(お願い……お姉ちゃん、助けて。里穂……里穂……)
 ――モ〜ミモ〜ミ……モ、
 と。
「痛っェっっ――!!」
 不意におっぱいから手が離れた。見れば志穂ねえが思いっきりチカンの手をつねっている。
「すいませんけどっ、どさくさに紛れて妹の胸触らないでくださいっ(怒)」
 車両いっぱいに響く大きな声だった。
 乗客たちがいっせいにざわめき出す。
「里穂ちゃんっ。この車両、ハゲの痴漢が出るから別の場所に移ろうっ」
「うん」
 あたしは志穂ねえに手をひかれて、人ごみの中をかき分けていた。
 そのあと、チカンがどうなったかは分かんない。知りたくもなかった。
 どんどん前に進んで行く志穂ちゃんの手を、あたしはぎゅっと力を込めてにぎっていた。
 ――だから大好き。
 だってあたしのことを分かってくれるのは、世界中でお姉ちゃんだけだもん。


                       (続けて“後編”をお読みください)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re(1):Tits Cream Sisters 〜里穂・前編〜  ■名前 : Jカップ女  ■日付 : 04/6/3(木) 15:00  -------------------------------------------------------------------------
   痴漢は嫌ですね、私も痴漢対策でできるだけ胸が目立たない服装を着るように心がけているのですが、なんせこの巨乳!!毎日のように誰かが胸に触れて行く! 揉むなぁぁぁぁ!!

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