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 ▼ねがい〜第二部〜  暇人ゴーストライター 04/4/2(金) 12:51

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 ■題名 : ねがい〜第二部〜
 ■名前 : 暇人ゴーストライター
 ■日付 : 04/4/2(金) 12:51
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   二人以外誰もいない部室。
しばらくして、僕は奪い返したお金を見た。大丈夫だ、僕の手によってヨレヨレになってはいたが、夏目漱石が5人、ちゃんと居た。
「…俺が卓球部だって知らなかったのかよ」
「…ゴメン、知らなかったの」
ユイは学校が終わるといつも不良グループと一緒にすぐ帰ってしまう。しかたないか。
ユイがおそるおそる言った。
「お願い、このことは誰にも言わないで。」
「オマエそんなこといったってまた繰り返すんじゃないの?毎日あんな奴らと付き合っちゃってさ。今までの盗難も全部おまえらだろ。犯罪だぞ。とにかくこれはちゃんと俺が先生に説明するからな。」
「お願いだから言わないで。言わなかったらコウジ君の願い事とか命令とか、何でも聞くから。」
「何でも聞くって言われても」
「お願い!」
ショックと怒りが少し冷めてきたら、必死なユイがちょっと可哀想に思えてきた。こういうちょっと不良っぽくない素直なところも、好きになった理由の一つかもしれない。
「わかった。わかったよ。命令とかはしないから。とにかくこれからはするなよ。」
「そんなの信じられないよ。どうせ言うつもりなんでしょ」
「だから言わないって。」
「嘘!」
薄暗い部室に声が響く。
「ったく…わかったよ。じゃぁこれから、えーと、5000円だから、五つでいいよな。願い事とか、命令とか、俺がするから。」
「わかった。」
「じゃぁ一つ目、もう人のもの盗むな。絶対だぞ」
「ウン。絶対しない。」
「じゃぁ二つ目…二つ目は…」
次は何にしようか迷ってしまった。五つなんて言うんじゃなかったな。
ちょうどその時、ユイから奪い返した時の拍子か、少しはだけ気味になったワイシャツの襟が目に入った。そこに見える胸元。夏服の制服からブラが透けて見えていた。普段そんなことは気にならない僕だが、好きな人だったら話は別だ。
「うーんと…」
必死に欲を抑えるが、目が言うことを聞かない。どうしても見てしまう。やがてユイがそれに気付いた。
「もしかして、胸見てる?」
「え?そんなことないよ…」
「もしかして触りたいの?」
「いや…」
僕は完全に戸惑ってしまった。そりゃ触りたいけど、でも…
「いいよ、それが二つ目の願いでも」
その言葉を聞いて、僕は驚いた。他の男子に触らせてるところは見たことがあるが、まさか自分がそんなことができるとは思わなかった。
「早くしてよ。」ユイがせかす。
「じゃぁ、さ、触るね。」
そう言って僕はおそるおそる、童貞の触り方でユイの胸に触れた。夏服だったので、柔らかく、とてもシアワセな気分。そうしてるうちに僕は欲求を抑えられなり、自分のモノが勃起して、ジャージが思い切りテントを張っているのにも気付かなかった。
ユイに「コウジ君のっておっきいんだね。」と言われてようやく気付く。恥ずかしくなった。
「ゴメン…最低だよね。」
すると急にユイの手が僕のモノを触った。
「おい、ユイ?」
「男子のってこんなになるの?」
混乱した僕は、羞恥心で何が起きたかよくわからなかった。
「ちょっとだけでいいから見せて。」と、ユイの方から頼んできた。
「ダ、ダメだよ、そんなの」
「いいからちょっとだけ!」
僕はためらったが、欲求のほうが勝っていた。イスに座りジャージとトランクスを下げた。
僕の息子が元気に顔を出した。ユイはもの珍しそうに見ている。その目がいやらしくて、僕はいけないことを考え出した。
「あの、三つ目のお願いなんだけど、ちょっとだけでいいから、握ってくれない?」
「え?!!」
いきなりの要求にユイも流石に驚いた様子だった。

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