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 ▼虚空の恋人 〜アイドル:哀川瞳編〜  ジョバイロ 07/4/9(月) 11:59
   ┗虚空の恋人 〜アイドル:哀川瞳編〜  ジョバイロ 07/4/9(月) 12:00

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 ■題名 : 虚空の恋人 〜アイドル:哀川瞳編〜
 ■名前 : ジョバイロ
 ■日付 : 07/4/9(月) 11:59
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   虚空の恋人 〜アイドル:哀川瞳編〜

「俺が望むのは……、アイドルの哀川瞳(あいかわひとみ)だ」
「アイドルですか?」
 女アンドロイドは首を横に傾げて、訝しげな様子で俺を見ている。
「どうしたんだ? 別にアイドルを相手に選んでも大丈夫なんだろ?」
「もちろん、可能です。ありきたりすぎて呆れただけです」そう言って、溜め息をつく動作をした。
 このアンドロイド、リアクションの一つひとつが人間臭い。淡々と事務的に仕事をするだけではなく、ある意味無駄が多い。ともかく、人間以上に腹が立つことは確かだ。
「それでは検索します。ある程度の知名度があれば即ヒットすると思います」
 俺が哀川瞳のファンになったのは、ちょうど一年前。ネットにダイブして新人のアイドルを物色していたときのことだ。現代のアイドル戦争は熾烈を極め、将来有望なアイドルであっても業界に定着するのは運勝負である。
 そのため、アイドル通を名乗る者ならば、アイドルを新人時代に発掘しファンの一人として支えなければならない。俺は、熱狂的なアイドル崇拝者である。手が届きそうでいて、届かない。高嶺の花のようで、親しみがもてる。アイドルとは、奇妙な逆説の上に成り立っている。
 哀川瞳を最初見たとき、確信した。遂に、出逢った。この身を捧げるに値するアイドルが現われたと、涙した。俺は早速、ファンサイトを立ち上げ、アイドル活動を始めたばかりの哀川瞳を陰ながら応援していた。イメージホログラムも全て持っている。
「検索終了。女性。年齢二十一歳。身長163センチ。体重52キロ。スリーサイズ、バスト96センチ、ウエスト61センチ、ヒップ92センチ。推定Hカップ。人工的に手を入れた形跡はありません」
 俺は黙って検索されたデータを聞いていた。概ね公式サイトのプロフィール通りだ。ウエストは公称59センチだが、このくらいは充分許容範囲であろう。
 それよりも、フェイクの体ではないことが確かめられて正直ホッとした。最近のバイオテクノロジィは格段に進歩して、その気になれば猿の尻尾だって生やせると言われている。VRシステム同様、現実を否定する能力を向上させることが人間の得意分野のようだ。二十世紀から二十一世紀にかけてのネット空間の発達も同じであろう。
「お客様、特別なシチュエーションはご希望ですか?」
「ああ。浜辺でのプレイがいいんだ。彼女にはセクシィな水着を着てもらって」
「…………了解しました」
 今の間は、露骨に女アンドロイドに呆れられたことを示している。だが、それでも構うものか。これで念願が叶うのだ。グラビアを中心に活躍している哀川瞳は、その抜群なスタイルで見る者を魅了する。たわわに実った二つの大きな果実を、口いっぱいに頬張ることができる。柔乳という表現が適切なバストを、独り占めできる日が来たのだ。あの胸で……。
 哀川瞳との行為を早くも妄想していると、女アンドロイドが話しかけてきた。
「ねえ、お客様……」
 見ると、女アンドロイドの深い胸の谷間にボールペンが挟まれていた。
「ペンが、抜けなくなっちゃったの……。取ってくださらない?」
「あ、あっ……」
「ジョークです。顔よりも先に胸を見て、かつ、相手としてEカップ以上の女性を選んだお客様には、そうやってからかうように店長にプログラムされています」
 なんだ、ジョークか……。あと少し遅かったら、迷わず魅惑的な谷間へと手を伸ばしていただろう。からかわれたことに対する怒りよりも、いいものが見られたという幸福感。妄想はすれども、実際にお目にかかることはないシチュエーションだ。
 いやはや……、店長に会えたらお礼の一つでもしておこう。

◆◇◆没入(ジャック・イン)◆◇◆

 青い海。蒼い空。白い砂浜。
 久しぶりの長期休暇で、俺は南国のプライベートビーチに来ていた。事業が軌道に乗り金に余裕ができるのと反比例して、個人としての時間がなくなる。貧乏暇なしという言葉もあるが、金持ち暇なしという状況の方が多いだろう。貧乏な奴が忙しくできるほど、時代は甘くない。
 最高のロケーション。風が頬に当たり、爽やかな塩の香りが鼻をくすぐる。水平線を眺めていると、地球が丸いんだということを再認識させられる。そして……。
「もう、そんなところに突っ立ってないで、早く来てよー」
 最高のパートナー。
「ごめん、瞳。今すぐ行くよ」
 哀川瞳。アイドルである彼女と知り合ったのは、俺の誕生パーティであった。前々から哀川瞳のファンであった俺は、芸能事務所の社長に頼み彼女を連れて来てもらった。一目見て、恋に落ちた。いや、恋に落ちていたことを確認した。
「おそーいー」瞳は腰に手を当てて、怒っているというジェスチャをしている。
 肩まで伸ばした栗色の髪が、輝く空の下で揺れている。
 そのまま、しばらく瞳の姿を凝視する。グラビアの基本である、布地面積が極端に小さいゴールドのビキニを着ている。乳首とその周辺が隠れるだけのトップに、大事な場所の毛が今にも見えそうな紐パンツ。光沢があるビキニの下には、はじけるような若々しい肌と豊かなバスト。
「どうしたの、ぼうっとしちゃって? ははあ、さては、私に欲情しているな!」
「ああ、そうだよ。本当に綺麗だ、瞳……」
「な、何よ……。冗談なんだから、適当に流してくれなきゃ恥ずかしいでしょ」
 そう言って、瞳は顔を赤らめて下を向いてしまった。いつもカメラの前で挑発的なポーズをしているのに、こういういじらしい表情を俺にだけは見せてくれる。俺だけが知っている、アイドル哀川瞳の素顔……。
「冗談じゃないさ、思ったことを言っただけだよ」
「もう、バカ」瞳は俺の肩をポンと叩く。もちろん、怒っているわけではない。
 こんな些細なことが幸せで、このまま二人きりの世界に閉じこもりたくなる。富も名誉も、全てを投げ捨てて二人だけの世界に。
 瞳が上目遣いで俺を見ながら言った。
「あ、あのさ……。お願いがあるんだけど、聞いてくれる?」
「もちろん」
「えっと、日焼け止めを塗ってもらいたいんだ。あんまり日焼けすると、イメージが壊れるからって事務所に言われているから」
 俺は快く承諾し、砂浜の上に敷いてあるビニルシートに瞳を寝かせる。
 シートの脇に置いてあったボトルから日焼け止めを出すと、思っていた以上にぬるぬるしていた。
「これ、ローションタイプだから」瞳は答えた。
 ひんやりとしたローションを、うつ伏せになっている瞳に垂らしていく。首からお尻へ、背中全体がローションでコーティングされた。
「きゃっ!」
 瞳がかわいらしい声を出す。
「どうしたんだ? ああ、そうか。冷たかったんだな。安心しろよ、すぐに温めてやるから」
 俺は、手を数回擦り合わせてから瞳の背中に手を滑らした。日焼け止めローションのおかげで、滑らかに手を動かすことができる。
「あっ、いやあん」
「どうしたんだ、体をクネクネさせて。お願いしたのは瞳の方だろ」
「だって……、あん、気持ちいいんだもん」背中への愛撫に悶えながら、瞳は言う。
 手の掌や甲、指先や爪も利用して背中にローションを伸ばしていく。瞳は感じやすい性質だから、それだけでも我慢できない快感だろう。そろそろか……。
 俺は自分の腕や手に、丹念にローションを塗った。そして、うつ伏せになっている瞳の胸を後ろから鷲掴みした。
「ひゃん、だめ……。ああん!」
 ローションをたっぷり塗ったので、シートと大きな胸に挟まれた俺の手は自由に動いた。マシュマロと比べることができないような柔乳が、シートの上で卑猥に形を変えていく。その柔らかい感触を味わいながらも、乳首への責めも忘れない。
「はう、乳首も気持ちいいよー」
 胸とは対照的にコリコリと固くなった乳首を弄ると、瞳は官能の息を吐く。自分の愛撫に反応してくれる。初めて女を抱いた頃は、それだけでも興奮した。今だって、充分刺激的であることは間違いない。
「はあ、はあ……。いやらしいんだから……。よし、仕返しだー!」
 瞳はうつ伏せの状態で手を後ろに伸ばし、俺の股間をまさぐった。体中についたローションと水着越しにペニスを擦られるという相乗効果で、あっという間に俺のモノは膨張してしまった。
「くっ、なかなか気持ちいいよ、瞳」
「なかなか?」瞳は悪戯っぽく笑う。「強がりなんだなあ……。うふふ、そんな天邪鬼くんには、オ・シ・オ・キ。泣いて私を欲しがるように、たーっぷりと責めてあげちゃうんだから」

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 虚空の恋人 〜アイドル:哀川瞳編〜  ■名前 : ジョバイロ  ■日付 : 07/4/9(月) 12:00  -------------------------------------------------------------------------
    今度は俺がシートの上にうつ伏せになった。瞳に塗ったローションが零れて、シートは既にぬるぬるとしている。
「さあて、覚悟しなさいよ」
 瞳は鼻唄まじりで、俺の背中に腰をおろした。脇腹にあたる健康的な太腿の感触だけで、思わずペニスが反り返りそうになる。
「あっ、今、体浮かしたでしょ? でしょ?」
 そう言って、瞳は太腿を俺の脇腹のラインに沿ってスライドさせていく。背中には豊かなヒップの感触が……。俺は声が出そうになるのを抑える。我慢すればするほど、性感が増していくように思われた。
「もーっと気持ちいいこと、してあげるね」
 ひらり、と俺の顔の前に何かが落ちてきた。金色の、紐のような……。
「え? これって……」
 俺が言い終わる前に、背中に大きく柔らかい感触。
「どう? 特別マッサージなのだ!」
 瞳の胸が俺の背中でいやらしく変形している。目の前に放り出された水着を確認するまでもなく、肌にまとわりつくような生乳を感じる。
「あっ、あ……。気持ちいいよ、瞳……」
「うーん? 聞こえないー」
 楽しそうに言いながら、瞳は胸を擦りつけるペースを落とした。ゆっくりとした乳房の往復はもどかしく、明らかに俺のことを焦らしているのだと直感した。
「ひ、瞳。あんまり、いじわるしないでくれよー」
「だってー、君が素直じゃないからさ」
 少しずつ瞳が体を離していく。重くのしかかった乳房が離れていく、ああ、巨乳が……。
「や、やめないでくれ! すごい気持ちいいんだ! そのおっぱいで色々なことしてほしいんだよ!」
「ふふ、よく言えました。お利巧さんね……」
 瞳はうつ伏せになった俺の胸に腕を回し、くるっと仰向けに回転させた。
 俺のモノは腹にくっつくまで勃起していた。それを、じっと瞳は眺める。
「まあ、大変! こんなに大きくなってるじゃない」
 明らかに演技だとわかるような驚き方をして、俺の股間に顔を近づけた。
「それに……、こんなに熱くなってる」
 そっと触れるか触れないかの微妙なタッチで、俺のペニスに指を這わす。
「あう、あん」
「熱くなってるから、冷まさないとだね……。フウー、フウー」
 瞳が鈴口の辺りに息を吹きかけてきた。息を吹きかけられるという奇妙な快感で、俺は体をびくんと痙攣させた。
「ああ、瞳、それいいよ……。ん、はん」
「声出してる、本当に気持ちいいんだ……。やっぱさ、男の子でも声出して感じてくれる方が、責めがいがあるんだよねえ。よし、頑張って気持ち良くさせてあげる」
 俺の喘ぎ声に満足したのか、瞳はやる気を出したようだ。
 瞳は同時攻撃をしてきた。鈴口に息を吹きかけながら、片手は竿を指先で焦らす。さらに、余った手で玉袋を転がすように握ってきた。
 それだけでも、快感。それだけでも、楽園。
 しかし、瞳の愛撫はまだ焦れったいものだった。ペニスを直接しごくことはせず、周辺の愛撫に留まっていた。射精に達するレベルの寸前で、おあずけを食らっている状態だ。
「お、お願い……、イカ、して」
「ん、ふうん。ど、どうしたの? 何か言った?」
 俺に奉仕している間に、瞳も感じてきてしまったのだろう。目が潤んで、いつにも増して色っぽくなっている。
「イカして、くれよ……」
「うふ、どうしようかなあ。そんな頼み方じゃ、瞳さんやる気が出ないかも」
 今度は両手の指を使って、さわさわと竿を弄ってくる。決して、直接しごくようなことをせず、裏筋や亀頭にくすぐったい刺激があるだけ……。
 もっと、触れてほしい……。もっと、しごいてほしい……。もっと、胸でも虐めてほしい……。
「もう、お願いだよ! ちゃんと、イカしてくれよ! 瞳のおっぱいで、気持ちいいことしてくれよ!」
「虐めすぎちゃったかもね……、さあ、君の大好きなおっぱいで、イカせてあげるね」
 瞳は俺の腰を浮かせて、ペニスを胸にあてがった。そして、ローションを手に取り、
「もっと良くなるように、おっぱいにも、おちんちんにも、ローション塗ってあげるね」
 冷たくぬるぬるとしたローションが、火照ったペニスに注ぎ込まれていく。瞳の胸も、夏の陽射しが照り返すほどローションが塗られていた。
「さあ、お待ちかねの、ローションパイズリだぞー!」
 瞳は固くなった俺のモノを深い胸の谷間に誘導する。
 ローションで滑りが良くなったペニスは、あっという間に胸にサンドイッチされた。
「うっ、う!」
 両サイドから夢にまで見た柔乳が、俺のモノを包み込んでいる。何度、この胸に挟まれることを想像してオナニーをしたことだろう。俺は今、アイドルの胸でパイズリをされているのだ。
「すごい、おっぱいの中で、また固くなってるよ! そんなに好きなんだねえ」
「ん、うん、好きです、大好きです!」
「どんどん素直になってるし、ふふ。なら、これならどうだ!」
 瞳は自分の胸に手を当てて、両側からきつく締め付けたり、あるいは揺らしたり変化をつけながらパイズリをした。胸の中でペニスが踊るたびに、俺は体に電気が走るような快感に襲われた。
「ああ、いいよ、気持ちいいよー」
「ん、何だか、私も気持ち良く、なってきたかも……」
 一心不乱に、豊満なバストで俺のモノをしごく瞳。
 二人だけのプライベートビーチに聞こえるのは、静かな波音と男女の喘ぎ声。
 三つの音だけに支配された、この世の楽園。
 もう……、現実などには戻れない。
 この楽園から追放しようとする者がいるならば、たとえ神であっても喧嘩を売るであろう。
「よーし、最後は瞳スペシャルでイカしてあげるんだから」
 瞳は巨乳を左右違いに上下させて、俺のペニスをしごく。ときおり、舌を伸ばして亀頭を舐め上げる。俺の我慢汁が糸を引き、瞳は妖しい笑みを浮かべる。そんな淫らな光景を見つめながら、俺は絶頂しそうになった。
「あっ、あっ、イクよ」
「イキそうなの? いいよ、私のおっぱいに出して!」
 胸の中で一度大きく膨張すると、俺のペニスから精が迸った。
「いっぱい出たねえ……」
 瞳は胸に飛んだ精液を人差し指ですくうと、ペロっと舐めた。
「うーん、濃い。それって、私に恋をしているからかも、なーんて」
「ああ、もちろん。俺は瞳に恋しているんだ。だから、まだ元気だろ」
 俺は自分の股間を指差した。勢いは少しなくなっているものの、未だに固く勃起しているペニスがそこにはあった。
「えっ? さっき出したばっかりなのに……。もう、スケベ」
 笑いながら、瞳は俺のペニスを擦る。射精したときに付き纏う脱力感を覆すほど、俺のモノは臨戦態勢であった。
「なあ、瞳。もう一回……」
 俺が頼もうとした、そのとき。
「お客様、一時間が経過しました。離脱(ジャック・アウト)してください」
「な、何だって!?」
「これはVRCによる仮想サービスです。時間になりましたので、離脱してください」
 機械音特有の抑揚のない声が頭上からアナウンスされる。そうだった、俺はVRCで哀川瞳とのプレイを望んだ。仮想だなんて信じられないが、これが「カッサンドラ」の性能なのだろう。だが、しかし、こんなタイミングで……。
「お、おい。あと三十分。いや、十分でもいい。延長することはできないか? 金は何とかするから」
「延長は禁則事項です。一時間以上のご利用は、リアル・ボディへの負担が大きすぎます。速やかに離脱してください。さもないと、強制離脱(アボート)させます。これも身体への負担が大きいのですが、人命を優先させるように店長にプログラムされています」
 そんな……。せっかく、憧れの哀川瞳と一緒に慣れたのに……。こんな楽園を捨て去るなんて、一体誰ができる? 誰もできないだろ? 俺だって、そうだ。
「嫌だね、俺はここに残るぞ。たとえ神が相手だって、喧嘩を売ってやろうって腹を決めていたくらいだからな!」
 女アンドロイドは大きな溜め息をついて、最後の審判を下した。
「ふう、残念ですが、アンドロイドは無神論者なんです。神は死んだ、故に、我あり」
「へっ?」
「ジョークです。リスクはありますが、強制離脱します」

◆◇◆強制離脱(アボート)◆◇◆

 …………。
 初めてVRCを利用してから、どれくらいの月日が経つだろう。
 あの時は、強制離脱をさせられて二週間病院で点滴生活をした。後遺症こそなかったが、若き日の苦い思い出だ。もう、あんな目には遭いたくない。
 それ以後も、俺はVRCに通い続けている。リアルでセックスをしたことは、遠い昔のように感じられる。何故だって? そんな野暮なことは聞かないでくれ。自分好みのアイドル、自分好みの巨乳とできるんだ、リアルと同じ快感で。
 もう、リアルの世界はないも同然。あるのは、バーチャルの世界だけ。
 だったら、現実なんて何の価値もないだろ?
 現実と同じ価値のある仮想。それで充分じゃないか。
 もうリアルの女で勃起することもなくなった。これは俗に言うインポなのだろうか。それでも、VRCなら俺のモノは猛々しさを保っている。
 現実逃避ではない。俺にとっての現実が、そこにあるのだ。
 今日は小早川みすずという、新人のアイドルを相手にプレイをしよう。
 あの胸で、あの口で、あの……。
 さあ、現実を侵食する仮想の楽園にダイブしよう!

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