Page 1048 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼One Night Heaven 〜第二章〜 Angel Heart 06/5/8(月) 23:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : One Night Heaven 〜第二章〜 ■名前 : Angel Heart ■日付 : 06/5/8(月) 23:50 -------------------------------------------------------------------------
……それから麗華さんたちと喋りながらご馳走を食べたけど、この場には他にもお姉さんたちがいるし、一応、裕史と亮太も主役だ。暫くすると座席チェンジが始まり、麗華さんが座っていた場所に真穂さんがやって来た。ジーンズにタンクトップというラフな格好で、ゴージャスな茶髪がキャバ嬢のように束ねられている。ネイルアートが施された爪は長く鋭い。こんな爪で黒板を引っ掻いたら……。 「と、鳥肌がっ」 「寒いの?」 真穂さんが眉を顰めた。麗華さんとは違う匂いがした。 「ううん、なんでもない。ただの独り言」 頭に浮かんだ恐ろしい考えを振り払う。爪で黒板を引っ掻くなんてことは考えちゃいけない。まして奥歯で銀紙を噛むなんて。 「ううっ、鳥肌がっ」 「やっぱ寒いんだろ?」 真穂さんが立ち上がり、どこからかひざ掛けを持って来てくれた。刺繍の入っていないシンプルなやつだ。 「ふぅ……危うく死ぬところだった」 「大袈裟だな。そこまで寒くないだろ」 ダイニングにはエアコンが効いている。 「真穂さんが暑がりなんだよ。そんな格好じゃ、おっぱい見えちゃうじゃん」 タンクトップから谷間が覗いていた。小麦色にやけた肌がギャルっぽい。もちろんブラのストラップも、隠れているようで隠れてない。 「どうせここには女友達とガキしかいないんだから、べつに照れる必要ないじゃん」 「でもそのガキはエロガキだよ」 「分かってるって。でも見られても減るもんじゃないし、まぁいいんじゃない?」 そういうお姉さんは大好きだぞ。 「それならこんなことしても平気?」 と、オレはタンクトップの胸元に指を引っ掛け、くいっと引っ張った。オフホワイトのブラが全部見える。確かE65だっけ? 「そのまま谷間に顔突っ込むなよ(笑)」 「突っ込んで深呼吸できたら死んでもいいや」 “死因はパフパフによる窒息”という、前代未聞の大往生がオレの夢だ。 「挟んでみるか?」 「え!?」 「指1本ならタダでいいぞ」 ……なんだよ。 ぶつぶつ言いながらも、オレは右手の人差し指を谷間に差し込んでみた。真穂さんが軽くおっぱいを寄せる。温かくてぷにぷにした感触が伝わってきた。 「なんかチン○ンが勃ってきた」 「元気になっちゃったの?」 チン○ンという言葉に条件反射したのは、さっきから食べてばかりのまりあさんだ。きっとお酒とかケーキより、チン○ンが大好物なんだ。 「充填率60パーセントくらいだけど」 「だったら写メで撮りたい☆」 「へ?」 「私も写メあげたから、淳也クンもエロ写メちょうだいょ☆ 待ち受け画面に使うから」 「…………」 ひょっとしたオレよりも強者かも知れない。 もちろん、撮影くらい望むところだ。なんなら舐めたり挟んだりしてくれてもOKだ。 「わぉ……☆」 真穂さんに手伝われて下を脱ぐと、まりあさんが目を丸くして喜んだ。他にも何人かのお姉さんたちが秘密の撮影会に気づいたけれど、盗み見するだけで騒ぎ始めることはなかった。当然、離れたところで盛り上がっている麗華さんや舞さんは、亮太とのお喋りで気づいていない。 「やっぱここもガキか」 ネイルアートが光る指で真穂さんがそれを摘む。毛は生えてないけど、でも包茎じゃないぞ。 「そのまま動かないでね」 と、まりあさんが携帯を構えた。美人のお姉さんに摘まれてるから、チ○ポが……。 「アハ……充填完了(笑) まりあ、シャッターチャンス」 ――カシャ☆ 男前に撮ってくれたかな。 早速まりあさんが画像リストを見せてくれる。オレに送ってくれた胸チラ画像も保存してあった。そして何枚か並ぶプライベート写真の最後に、立派なチ○ポが映し出されていた。形といい、雄々しさといい、間違いなくオレのチ○ポだ。 「上手く撮れたかも」 「これで動画もあれば面白いんだけどな」 「…………」 「…………」 ふと真穂さんが呟いた言葉に、オレとまりあさんの意見が一致した。そうだよ。どうせなら精子出すとこ撮ってくれ。 「マジで?」 沈黙の意味を悟り、真穂さんが戸惑いながらも楽しそうな表情を浮かべた。まりあさんの携帯には、動画を撮影する機能もある。 「みんなが気づいてないうちにこっそり撮ろうよ。あとで真穂ちゃんにもあげるから」 まりあさんが悪戯っぽく囁くと、真穂さんもその気になった。 「絶対だな?」 「約束する」 そして真穂さんが一瞬だけ辺りを見回し、コチンコチンに硬くなったオレのチ○ポを握った。ひざ掛けがちょうどいい具合に隠してくれる。なんかワクワクした。野外露出みたいで面白そうだ。 「イキそうになったら言えよ。まりあが撮るから」 「うん」 前を向いて普通を装っているけど、真穂さんの手はオレの股間をシェイクしていた。なんか慣れてる気がする。 「今までに手コキされたことある?」 まりあさんが言った。携帯の画面を、すでに動画撮影モードに切り替えている。 「ないよ。……ってかオレ、まだ童貞だし」 「だったら真穂ちゃんの手コキ、我慢できないかも」 「そんなに上手いの? 真穂さっ……て、ぅひゃひゃヒャ、く、くすぐったひ(笑)」 棒をシェイクしていた手が亀頭を包み、敏感な部分を嬲るように捏ね繰りまわした。そうかと思うと指の間にチ○ポをくぐらせ、裏筋や両サイドを指の腹でくすぐった。先っぽを捻られて鈴口をなぞられると、あまりのくすぐったさに笑わずにはいられなかった。 「シっ。静かにしろって。みんなにバレるだろ」 「そんなこと言ってもさっ……あひゃひゃひゃ――ひゃ、っっ……ぁ(笑!)」 それでも真穂さんは容赦しない。指の環で亀頭と竿の境目を掴み、段差部を攻撃するように扱き続けた。目を瞑って耐えても、射精したい気持ちが大きくなってくる。 (((シコシコシコシコシコシコ))) 「あ……我慢汁☆」 携帯を構えていたまりあさんが、そっと人差し指を伸ばして鈴口を撫でた。滲み出るカウパーが、激カワお姉さんとチ○ポの間にエロい糸をひいた。 「こことか弱いでしょ(笑)」 と、まりあさんが悪戯っぽく亀頭の扁平な部分をなでる。 その瞬間だった。 「――ぁっっ」 「ヤっ、ちょっと……!」 慌ててまりあさんが手を翳したが、飛び散る精子を抑えることはできなかった。痺れる満足感に包まれながら、オレは思いっきり精子を撒き散らした。 (気持ちいい――っっ) どぴゅっ、どぴゅっ……っぴゅっ、ぴゅ……ぅぴゅ! 「…………」 「…………」 「あ〜あ、出しちゃったよ……」 「イク時は言ってって言ったのに。撮れなかったじゃん。――笑!」 まりあさんがのけぞって笑っていた。 「おまけにまりあの携帯にぶっかけだしさぁ。見てこの半端じゃない量」 と、真穂さんが手を見せる。ゼリー状の精子がたっぷりと降りかかり、青臭い匂いを漂わせていた。自己新記録更新かも知れない。 「め、メチャメチャ気持ちよかった……ハァハァハァ」 意外と耐えられないもんだ、自分でする時は長持ちするのに。 「なんかオチン○ンが悦んでるよ。――笑」 そう微笑んで、真穂さんとまりあさんがチ○ポをきれいに拭いてくれた。 ◇◇◇ 食事タイムが終わるとパーティゲームが始まった。 みんなから「ビンゴ」とか「野球拳」とかアイデアが出たけれど、結局、茜さんの一言で「古今東西」に決まった。 と言っても主役であるオレたちを含めて21人もいるから、普通のルールでは間が空きすぎてつまんないのに……なんて思っていたら、さすがコンパ慣れしたお姉さんたちだ。ちゃんと大人数でも盛り上るルールを持っていた。 ・21人を3つのグループに分ける。当然、それぞれにオレと裕史と亮太が散らばる。 ・お題を決め、それに関係する固有名詞をリズムに合わせて言う。 ・普通のルールと違うのはそこからで、次に答える人間は必ず違うチームの人間じゃない といけない。つまり、オレチーム→裕史チーム→亮太チームの順で答えるわけだ。 ・そしてまた自分たちのチームの順番が回ってきたら、答えるのはさっきの人と同じで はダメ。オレチームの1人目→裕史チームの1人目→亮太チームの1人目→オレチー ムの2人目→裕史チームの2人目……という順番で答えるルールだ。 ・言えなかったり答えがかぶったりしたらアウト。その人は解答権を失う。 ・するとだんだん人が減っていき、結局は2チーム全員が解答権をなくすことになる。 ・負けた2チームには罰ゲーム。もちろん、罰ゲームグッズは用意してある。 ちなみに解答権を失った人が出た場合、次のお題を決めるのは前の人だ。 そんなルールに従って、ダイニングに集う全員が3チームに分かれた。オレと同じチームになったのは、麗華さん、まりあさん、茜さん、薫子さん、理奈さん、そして江里子さんだ。茜さん以外は全員、オレのエロメールのメル友だ。 「絶対負けちゃダメだよ」 と、麗華さんが気合を入れる。なんだか目がマジだ。ひょっとしたら負けず嫌いなのかも知れない。 彩子さんが音頭を執った。全員がテーブルをグーで叩く。最初はお決まりのお題だ。 「対戦型古今東西スタート! 最初のお題は“作曲家の名前”!」 (どんどん♪) 【 真穂 】バッハ。 (どんどん♪) 【 舞 】シューベルト。 (どんどん♪) 【 オレ 】ベートーベン。 (どんどん♪) 【 裕史 】ショパン。 (どんどん♪) 【奈緒子】グリーク。 (どんどん♪) 【 麗華 】チャイコフスキー。 (どんどん♪) 【 彩子 】プロコフィエフ。 (どんどん♪) 【 沙羅 】パッヘルベル。 (どんどん♪) 【まりあ】モーツァルト。 (どんどん♪) 【 亮太 】……。 亮太で切れた。電脳系には滅法強いやつけど、やっぱり音楽はダメみたいだ。独唱テストの時、思いっきり音程ハズしてみんなに笑われてたからな。 「残念〜!」 彩子さんが叫ぶ。面目なさそうに悔しがる亮太を、お姉さんたちが慰めていた。ハイドンとかシューマンとか解答例を挙げると、「ああ」と亮太がさも知っているように手を叩いた。もちろん、知っているフリ、だ。 亮太がリタイアしたので今度はまりあさんがお題を出す。エロかわいいお姉さんは、一体どんなお題を出すのだろう。 やがてまりあさんが一瞬だけ考えた後、次のお題を提示した。 「次のお題は“カクテルの名前”!」 楽しいオフ会は、まだまだこれからのようだった。 ――続く。 |