Page 2019 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼習作『乳比べ』 Angel Heart 12/10/23(火) 23:34 ┣Re(1):習作『乳比べ』 LEVEL E 12/10/24(水) 21:52 ┣Re(1):習作『乳比べ』 ksml 12/10/25(木) 2:10 ┣Re(1):習作『乳比べ』 qwe 12/10/25(木) 6:24 ┣Re(1):習作『乳比べ』 匿名っぱい 12/10/25(木) 7:37 ┣Re(1):習作『乳比べ』 pineapplesun 12/10/25(木) 22:01 ┗Re(1):習作『乳比べ』 亀 13/3/12(火) 16:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 習作『乳比べ』 ■名前 : Angel Heart ■日付 : 12/10/23(火) 23:34 -------------------------------------------------------------------------
「因果応報」 穂乃香がインターフォンを押すと間もなく、グレーのスウェットを着た女がドアを開けた。誰何(すいか)することもないその無防備な行動に穂乃香は驚いたが、彼女が目的を果たすにはかえって好都合だった。 「あなたが友咲茜さん?」 「そうですけど……誰?」 女は怪訝そうに眉を顰めている。少し長めのショートヘアだ。 「他人の夫と寝ときながら誰はないでしょう。あんたが密会してる男の妻よ。ちょっと話があって来たの。なかに入れてもらえるかしら?」 半分だけ開いたドアの隙間に片足を差し込むと、穂乃香は有無を言わさず体を捻じ込んだ。20代の独身女性らしい、きれいに整ったアパートだ。芳香スプレーの香りが漂い、狭い玄関には旦那に貢がせたであろうブランド物の靴が並んでいる。 「ちょっと、いきなり何なのよ。入って来ないでってば」 「いいから入れなさいよ。二人だけで話し合いましょう」 穂乃香は無理やり部屋に上がり込もうとする。 女はそれを押し留めようとする。 けれど、女の顔に狼狽の色が浮かんでいるのは火を見るより明らかだった。 「出て行ってって言ってるでしょ! 警察呼ぶわよ」 「呼びたいなら呼べばいいじゃない。警察は民事不介入なの知らないの?」 「そっちこそ不退去罪って知らないんじゃない? 帰らないと大声出すわよ」 もちろん、そんな脅し文句で怯む穂乃香じゃない。なにせ目の前の女に旦那を寝取られたのだ。今日は友咲茜に夫との関係を清算させ、不倫関係にピリオドを打たせるべくやって来たのだ。帰るわけにはいかない。尻軽女に家庭を壊されてたまるものか。 「なにもあんたに殴りかかろうとか慰謝料出させようとかしに来たんじゃないの。平和的に話し合って、大人としての解決を図ろうとしに来ただけよ。だからなかに入れて」 茜は穂乃香の言葉を信じるべきか否か迷っているようだった。穂乃香にはもちろん暴力で事を解決させようという意図は無いけれど、引っ叩いてやりたいという気持ちが無いわけでもない。その必死に抑制された本音が女の直感として分かるのだろう。茜はなかなか気を許そうとしなかった。 が、玄関先で何分か睨み合っていると、やがて根負けした茜がふと穂乃香を押し留める力を抜いた。 「……10分だけよ。それ以上いたらマジで警察呼ぶから」 「分かったわ」 ふんっ、とそっぽを向いて部屋の奥に消えた茜を追うようにして、穂乃香もなかに上がった。シラを切らない素振りからすると、相手は夫との不倫に微塵の罪悪感すら覚えていないのかも知れない。 それがさらに穂乃香の憤りを煽った。 (しどろもどろに言い訳でもすればかわいいのに……。何なのよ、開き直って) 「話ってなに?」 と、茜がシングルベッドの端に腰掛ける。8畳くらいのリビングルーム兼寝室だ。小さなガラステーブルの上にはカクテルの空き缶が載っている。テレビ画面には海外ドラマのワンシーンが一時停止状態で映し出されていた。仕事帰りのくつろぎタイム中に穂乃香が押しかけて来たというわけだ。 「さっきも言ったでしょ。あんたに夫を寝取られた妻として、不倫関係をやめてもらいに来たの。金輪際、もう夫には会わないって約束して。そして私の目の前であんたのメモリから夫のケータイ番号を消去して」 「なに言ってるの? たとえメモリからアドレスを消去したとしても、旦那さんとは職場が一緒だから明日からも顔会わせるんだけど」 「職場は職場、浮気は浮気よ。私が言ってるのはプライベートで会うなっていう意味。そんなこといちいち説明しなくても分かるでしょう?」 「でもまた彼の方から会いたいって言ってくるかも」 「それはないわ。夫にはもう二度と浮気しないって誓約させたんだから。ハンコついた離婚届け見せつけたら、あの人、土下座して何度も謝ったわ。やっぱり尻軽女と女房を比べたら、愛情の深さは妻の方にあるみたいね」 尻軽女という言葉が、茜の自尊心を少し抉ったみたいだった。 茜の頬が一瞬だけ引き攣って、やがてその不快感が言葉に乗って返ってきた。 「その尻軽女と寝たいと考えたんだから、旦那さん、よっぽど今の奥さんに不満があるのね。初めてセックスした時、物凄い興奮してたわよ。やっぱり若い女の子の体は違うなって。絶対また私を求めてくる。だって使い古した女房の体より、20代の体の方が良いに決まってるんだもの」 かちんっ、と穂乃香の頭に血が上った。 「若いほど良い体に違いないとか、どれだけ自惚れてるの? そんな貧乳であの人が喜ぶわけないでしょう。刹那の関係だからあんたは知らないかもしれないけど、あの人は胸が大きい女性が好きなの。それだけじゃなくて、お気に入りのプレイがちゃんとあるの。二度と浮気しないって約束してくれたのも、あんたの貧乳と私の巨乳を比べてどっちに価値があるか悟ったからだわ。そんな彼の趣味嗜好を知ってるのは妻の私だけ。一回、男に体を褒められたからって調子に乗らないで。貧乳女と浮気したのは単なる気紛れよ。馬鹿じゃない」 茜も負けてはいない。 「旦那さんのお気に入りプレイくらい知ってるわよ。ホテルに行くたびに必ずねだってくるんだもの。妻より気持ちいいって喘いでたわよ。ガッチガチに立たせたち○ぽ、私の谷間で挟んでもらいながら」 「……くっ」 「そうそう。それからあんたの旦那さん、尻軽女に膝枕されながら勃起シコシコされるの好きだって知ってた? なんか赤ちゃんみたいで凄くかわいい顔するの。うっとりした目でおっぱいチュウチュウしながらね」 思わず穂乃香は茜を睨んだ。自分が一度もねだられたことのない授乳プレイを、目の前の尻軽女が経験させていたとは。 躍り掛かって頸を絞めたい衝動を、穂乃香は辛うじて押さえ込んだ。 「貧乳のあんたにそんなことできるわけないじゃない。ペチャパイができることって言ったらせいぜい膝枕が限度だわ。授乳プレイとか手コキとか妄想でしょ? そんなまな板に干しブドウみたいな胸してたら、彼が勃起するはずすらないんだもの」 ペチャパイという言葉が茜のプライドをさらに傷つけた。 「さっきから言わせたい放題言わせておけばおばさんさ、あんた現実を直視する気がないみたいね。今、目の前にいるこの私は、三十路の古女房なんかより巨乳で、夫婦関係に疲れた男を癒してあげた女なの。不倫が成立した時点であんたの負け。旦那さんはあんたより私の存在に価値を認めたのよ」 おばさんという禁句が、今度は穂乃香を焚きつける。 「別れないって言うつもり? ペチャパイのくせにいい度胸ね。貧乳が巨乳に勝てると勘違いしてるんならかかって来なさいよ。あんたの自惚れがどれほど虚しいことか、その体に教えてあげるわ」 「望むところよ」 茜がスッとベッドから立ち上がった。 もはや部屋の空気は平和的な外交交渉の場などではなく、一触触発の紛争地帯と化していた。自尊心を貶された女どうしが、相手を屈服させたい本能に駈られ始めたのだ。 闘志と憤りがない交ぜになる。 捻じ伏せたい願望がふつふつと燃え上がる。 そして、恨みのこもった視線が空中でぶつかり合う――。 開戦の口火を切ったのは穂乃香の方だった。 「そんなに自信があるなら見せてみなさいよ、あんたの胸」 「いいわ。ダボダボのスウェット着てるから見損なってるみたいだけど、私のバストって着衣でもこれくらいあるの」 茜が穂乃香を威嚇するように大きく胸を張って見せた。スウェットがぴったり張りついたバストは、豊かな盛り上がりを誇っている。 (な……) 目測でもEカップ以上はあった。自分の目が誤魔化されていたことに、穂乃香は少しだけ意表を突かれた。 「ついでに言っておくけど、私って着痩せするタイプだから。Eカップは中学の時に、Fカップは高校の時に卒業してるわよ」 威嚇することをやめた茜が、今度は両腕を抱えてふくらみを強調する。明らかに巨乳と判明したバストは、スウェットごと深そうな谷間を作っていた。 「あんたの成長歴に興味なんかないわ。私はね、今のあんたを懲らしめてやれればそれでいいの。無益なアピールなんか止めてさっさと脱ぎなさいってば」 「ずいぶん勝気ね。だったら自分の目が節穴だったっていうことを思い知ればいいわ。きっと勝負する気も失せるから」 ふんっ、と鼻で穂乃香のことを嘲笑うと、茜はなんの躊躇もなくスウェットの上着を脱いだ。むしろ見事な脱ぎっぷりと言ってよかった。 花柄のブラに包まれた巨乳が露になる。 余程バストサイズに自信を持っているのか、フルカップではないデザインだ。若く張りのありそうな乳房がこれでもかと茜の魅力を誇示している。 「形だけはいいみたいね」 「形だけってどういう意味よ?」 「そういう意味よ。ご大層な口を利くからKカップくらいの爆乳が出てくるかと思ったら、なんだ……ただのおっぱいじゃない。私に比べたらただの貧乳ね」 かちんっ、と今度は茜の頭に血が上る。 「その貧乳に夫を寝取られたんだからあんたの巨乳も大したことないのね。巨乳、巨乳って自信があるみたいだけど、要するに三十路の垂れパイでしょ? 20代の若い女と張り合うとか身の程知らずよ」 「私のどこが垂れパイなのよ。そっちこそ自分の目が節穴だったって思い知れば?」 茜の徴発に乗った穂乃香が羽織っていたカーディガンを脱いだ。 下には白のブラウスを着ている。ズボンは色褪せたデニムだ。 「パッと見でHカップっていうところね。当たり?」 「Jカップよ。あんたみたいな貧乳と違って、ブラ探すの大変なの」 一瞬だけ茜が唇を噛んだ。彼女はHカップで成長が止まっていた。 「なにするつもりよ」 「貧乳にはできないこと。自分のバストをアピールしたいなら、せめてこれくらいやってみなさいってば。小娘が」 穂乃香がJカップの乳房を大きく張って見せた途端、幾つかのボタンがぶちぶちと音を立てて弾け飛んだ。 ブラウスの合わせ目が左右に広がり、その隙間から柔らかそうなふくらみが顔を覗かせる。思わず茜が息を呑んでしまうくらいの、人妻の深い谷間だ。 「お、大きい……」 「降参する? 今なら不倫をやめることだけで許してあげるけど」 穂乃香は少しだけ勝ち誇った。ジャブとしてのお披露目ごっこは、彼女の方に軍配が上がったのだ。 けれど茜もすぐに体勢を立て直す。 「カップサイズは認めてあげる。でも形は私の勝ち。やっぱりあんたの胸はただの三十路の垂れパイよ」 「緒戦は引き分けっていうところ? ふっ……勘違いしないで。私は垂れパイなんかじゃないの。ロケット型のJカップなだけ」 穂乃香がブラウスを脱ぎ去り、背中に手を回してホックを外す。もちろんその留め金は二段や三段では済まない。専門店で買ったフルカップだ。茜ほどかわいいデザインではないけれど、要望に合うブラを見つけられないことが、むしろ穂乃香にとっては隠れた自慢だった。普通のおっぱいにはできない悩み事なのだから。 ぷるるんとふくらみ、かつて子供に授乳さえしたことのある人妻の乳房が、まだミルクタンクの経験がないOLの前に飛び出した。 「そ、そんな使用済みのおっぱいなんかっ。……私だって!」 茜も対抗してブラを外す。こちらは若さと張りを売りとするHカップの美巨乳だ。男ならば穂乃香の夫でなくとも、誰だって挟んでくれと頼みたくなる。それくらい眩しい谷間だった。 「かわいいおっぱいね」 「ちょっと何するのよ、いきなり……!」 「自信があるなら揉ませてくれたって構わないじゃない。それともなに? 不倫相手の妻に触られるのがイヤなの?」 穂乃香の右手が茜の乳房を揉みまくる。浮気された憤りがあるから遠慮がない。 「そんなわけないでしょうっ! 若いおっぱいが羨ましいならいくらでも触りなさいよ。夫婦揃って私の虜になればいいわ」 「だから金輪際、夫と会わないでって言ってるじゃない! 夫を弄んだバストなんかこうしてやる!」 穂乃香が真正面からHカップを鷲掴んだ。夫を寝取られた恨みを左右の手のひらに凝縮させ、渾身の力を込めて握り潰す。 茜自慢のバストがぐにゃぐにゃと変形した。 容赦なく襲い掛かる握力は張りと弾力すら凌駕し、痛いほどに不倫の罪を責め立ててくる。ピンク色の乳首は圧力に屈服してつんと尖り切り、今にも飛び出しそうだった。 茜は愛撫とは無縁の激痛に顔を顰めたが、まさかやり返す前に白旗を揚げるわけにもいかなかった。 さんざんに揉まれる屈辱を感じながら、彼女は懸命に目の前の巨乳を掴み返した。 「あんたの垂れパイなんか……!」 「痛っ」 穂乃香のJカップが揉み潰される。ロケット型の原型など一瞬で崩壊した。 茜が思いっきり握って左右から手繰り寄せ、ぐりぐりと摩擦するのだ。人妻のバストが夢みたいに柔らかいという感触など、負けん気の強い茜には感じる余裕すらなかった。 「潰し合いなら望むところよっ」 一瞬の隙を見て穂乃香が茜の手を振り払った。そして今度は乳房と乳房をぶつけ合う。 乳比べ世界で言う「おっぱい相撲」だ。相手に力負けすれば一瞬で勝敗が決まり、己の非力さに打ちひしがれることになる。 穂乃香のJカップが茜のHカップをひしゃげさせた。……いや、ひしゃげられたのは穂乃香の方だったかも知れない。穂乃香のバストは猛烈な柔らかさが特徴なのだ。張りが強い20代のふくらみにはどうしても圧倒される。いわば穂乃香の乳房が受けに特化した巨乳なら、茜のHカップは攻めに特化した巨乳だった。 けれどだからと言って穂乃香が劣性に立たされたわけでもなかった。穂乃香の得意技は相手の攻撃を受け止めつつ、その変幻自在の柔らかさで反撃することだ。茜の攻撃を冷静に受け止めながら、上半身を巧みに上下させた。つんと尖った茜の乳首を、Jカップの乳圧でマッサージするようにして。 「んん……っ……ん!」 「乳首が弱いみたいね。顔が火照ってきてるわよ。責められて感じてるんじゃない?」 「だ、誰があんたの垂れパイなんかで……んんっ……はぁっ」 「やせ我慢してないで負けを認めればいいじゃない。ペチャパイはしょせんペチャパイなのよ」 ぐりぐりぐりぐり……!! 「ま、負けなんか認めない……っ。降参するのはあんたの方なんだから!」 苦悶の声を洩らす茜が攻勢に転じた。ありったけの力を振り絞って穂乃香を壁際まで追いつめたのだ。土俵があれば勝負ありだった。 壁と茜に挟まれた穂乃香が思わずうめき声を洩らす。これでもかと押しつけられるHカップの圧力で、柔らかすぎるJカップは見るも無残に潰されていた。もはや不倫云々のせめぎ合いなどではなく、女のプライドだけが衝突する真剣勝負だった。 「止めて下さいってお願いしなさいよ。ペチャパイだって馬鹿にしてすみませんでしたって!」 「ペ、ペチャパイはペチャパイよ……っ。誰があんたみたいな小娘なんかに!」 穂乃香が再び茜のバストを鷲掴む。そしてそのままベッドの方へと追いやって行った。 不意に乳房を鷲掴まれた茜は短い悲鳴を上げ、バランスを失ってベッドの上へ倒れ込んだ。テーブルの空き缶がカーペットに散乱する。踏みつけられたリモコンがテレビの電源を消した。 「い、痛いっ……!」 茜の上に馬乗りになった穂乃香が、全身全霊の力を込めて乳房を振るった。凶器のごとくたわんだバストが、問答無用で夫の浮気相手をビンタする。 ばちんっ! ばちぃぃん! バシン――っ!! 「止めて下さいってお願いするのはあんたよ」 「痛っ……ちょ、ちょっと!」 茜が手を翳して必死に乳ビンタをガードする。けれどJカップのスイングは予想以上に強烈だった。重力と遠心力の支援を受けたふくらみが、怒りの権化となって降り注ぐ。 ばちんっ! ばちぃぃん! バシン――っ!! 「痛っ……痛いっ」 「往生際の悪い女ね。さっさと降参すれば楽になれるのに」 「んむぐぐぐ……むふむぐぐ……!」 嫌がる茜の手を払い退け、穂乃香の縦乳四方固めが決まる。夢みたいに柔らかく、そしてその辺のブラには収まり切らない巨乳で茜の顔面を塞いだのだ。 「早く負けを認めて。もう私の夫とは会わないって約束して」 「んむぐぐぐ……むふむぐぐ……!」 茜が必死にもがく。ちっぽけなプライドに固執していれば、いずれ窒息死しかねない体勢だ。 「さあ早く」 「だ、だえがあんふぁみはいなおばはんに……!」 Jカップの谷間でうめきながら、茜が最後の力を振り絞った。 穂乃香の上半身をゆっくりと引き剥がし、やがて一気に反転してみせたのだ。 ひっくり返された穂乃香の背中に、ベッドの受け皿はなかった。 (あ……!) と思う暇もなく、穂乃香の背中がカーペットの上に叩きつけられた。 どしんっ! 「馬鹿な女!」 茜が躍り掛かる。穂乃香を下に組み敷いて縦乳四方固めをやり返したのだ。 今度は穂乃香がうめく番だった。 「んむぐぐぐ……むふむぐぐ」 「降参するのはあんたの方よ。さぁ、殺されないうちに負けを認めて。そしてこの部屋からも、彼の前からもいなくなって!」 「んむぐぐぐ……んぐ……は、はぁひてっ……!」 茜も穂乃香ももう髪の毛がぐちゃぐちゃだった。巨乳のOLと人妻が裸で重なっていれば興奮を誘うものだけれど、おそらく、今の二人を見て勃起する男はいないだろう。それくらい殺気に溢れていた。空き缶が散らばった狭い部屋に、プライドをぶつけ合う女の息遣いだけが響き渡る。 「参りましたって、そう一言言えばいいのよ」 「や、止えて……わ、分かっあかあこの胸をどけへ……」 「聞こえないわ。もう一度言って」 「や、止めて……お願い……」 穂乃香の声が涙混じりに震えていた。 唐突に戦意を失ったのはなぜなのだろう。茜のバストには敵わないと悟ったからだろうか。それとも、窒息寸前で子供の顔が脳裏を過ったからだろうか。 いずれにしろ、決着がついたのは明らかだった。 「最初から挑んでこなければ惨めな思いもせずに済んだのに。……ほんと馬鹿な女」 「……」 「出て行って。そしてもう二度と私の前に姿を現さないで」 馬乗りをやめた茜が静かにそう告げる。そして敗北感に打ちひしがれる穂乃香の目の前で、Jカップのブラを容赦なく引きちぎった。 穂乃香はノーブラのまま、ボタンが弾け飛んだブラウスを着て家路に着くことになる。友咲茜という女もまた、いつか自分と同じ目に遭うのだろうか――と考えながら。 穂乃香が今の夫と結婚したのは、前妻との乳比べに勝利し、不倫の継続を勝ち取ったからだった。 (終わり) |
何を書いてもレベル高い作品なのは驚きます。今回もOLにだけ求めるチューチュープレイの台詞のくだりと高校でFカップは卒業に興奮しました。私は乳較べにはちょっと興味がないので、ちょっと着眼点が違いネトラレ風の描写に興奮しました。 私はやはり女子高生に旦那がネトラレて、女子高生が「腰痛すぎて部活サボっちゃった」なんてメールを発見して妻と女子高生が修羅場になったり、散々過去に色々な男にテクニックを仕込まれて「私と寝ると他の女と出来なくなるよ」なんてOLと女子高生の絡み。つまり女子高生が好きなんです(笑)それで対決物ならば真ん中に男が居てジャッジするようなのを期待したいです。 今回の作品も楽しませてもらいましたよ。 |
Angel Heartさんのいつもとはジャンルの違った小説で楽しませてもらいました。 個人的には胸で窒息というのがとてもハマりました。 次回作も期待してます。 |
アンケスレで言われてた「互角」っていうのは、自分は体格や胸のサイズだと考えてたけど、人それぞれ違うのかな? いや、この話自体はクオリティ高くて良作だと思うんですが、ちょっと気になりました。 |
素晴らしい作品で、とても楽しませていただきました! |
Angel Heartさん。 久しぶりの「おっぱいファイト」楽しませていただきました。 情景が瞼に浮かんでくる【秀作『乳比べ』】でした。 ありがとうございました(^u^) |
面白いです。 新作楽しみにしております。 |