Page 1990 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼?分の1 ロバート 12/10/9(火) 19:15 ┗Re(1):?分の1 774 12/10/11(木) 0:20 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ?分の1 ■名前 : ロバート ■日付 : 12/10/9(火) 19:15 -------------------------------------------------------------------------
六月。よく晴れた天気に、まだ暑いとは言えないそよ風が、窓から教室に吸いこまれてくる。そんな日は、つまらない数学の授業なんて聞かずに、窓の外をぼんやりと眺めるのが一番だと思うかもしれない。しかし、俺はずっと右斜め前の席に座る女子を見ている。 厳密に言えば、その女子の胸を見ていると言って良い。彼女の名前は、桜川綾香。桜川…、なんと良い響きだろうか。桜の季節は過ぎてしまったが、実にこの涼しい時期にぴったりの名字な気がする。制服からわかる、絶妙に盛り上がった胸の膨らみを、俺、田山雄平はぼんやりと眺めている。 高校一年の俺は、いつからか、彼女の胸を見るのが、日課になっている。既にこの啓城高校に入学し、二か月が経過し、そろそろこの高校と言う場所にも慣れた。友達もそれなりにできたし、こうやって桜川綾香ちゃんの胸を眺めるという、謎の趣味もできた。友達はできたし、席が綾香ちゃんの近くになれたと言って、決して彼女に話しかけることは俺はできていない。そもそも、俺は元々、女子にモテたこともなければ、どちらかと言うと、男子と多く戯れていた方で、あまり女子とは縁がある男じゃない。話しかけられたり、何かきっかけがあれば話すことはできなくはないが、自分から行くのは得手ではなかった。 だからこうやって、眺めることしかできない。高校一年生にしては大きく、もはや机の上にぼふんっと乗っている乳房。決して「いつか触るチャンスを…」と待っているわけじゃない。眺めるだけで、俺の中では精一杯だった。 放課後。俺はよく、友達の佐々木豊と、一緒に家に帰ることが多い。彼とは中学来の付き合いで、家も近くにあり、よく自転車で登下校を共にしている。 「おい、雄平。今日お前、また綾香ちゃんの胸見てたろ」 「え?」 豊とも席は近く、彼に俺の目線は逐一観察されているようだ。 「悪いかよ」 「悪くは無いけど、いつか綾香ちゃんにそれバレたら、嫌われるぞ?」 「バレないように見るからよ」 「由紀が言ってたぞ? 男子はバレてないつもりでも、女子の方は見られてることに気付いてるって」 由紀とは、豊の彼女である。その彼女のバスとも十分に盛り上がっている。豊曰く、Fカップはあるらしい。 「良いよなぁ、お前は巨乳の彼女がいてさ」 「羨ましいなら、お前も作ればいいじゃん」 「できれば、苦労はしないよ」 俺は生まれてこのかた、彼女なんてできたことはない。性格上、告白することもできないし、ましてや告白されることも無いだろうが。 夜。ベッドに突っ伏し、疲れを癒す。 はぁ、頭の中では綾香ちゃんの胸の大きさや感触を想像している。色々な欲望が渦巻き、思わずにやけてしまう自分がいるのは、体操気持ちが悪いと自覚はしている。 そもそも、俺が巨乳に目覚めたのは、別に巨乳のAVを見まくったからなどではない。中学の時、帰宅しようと教室から出たとき、ちょうど入ってきた女子とぶつかったことがる。その時、腕に確かにその女子の胸が当たったのを家訓したのだ。その女子は決して巨乳というランクではなかったが、でも、偶然とはいえ初めて感じる胸の柔らかさというものは、正に筆舌に尽くしがたく、正直それが当分俺の中でオカズになっていた。 そんな体験から、いつしか女子の胸に注目が行くようになる。厳密に言うと、巨乳と言うより、おっぱいが好きなのかもしれないが、あのサイズであの柔らかさならば、と思うと、やはり胸フェチとしては、大きさにこだわりたくなるのは、言うまでも無い。 次の日、教室に入ると、俺の机を女子の誰かが丁寧に拭いている。背が低く、せかせかと焦りながら拭いている姿が、実に愛おしい。 黒い長髪が、窓から入ってくる風になびき、良い匂いをかすかに周囲に漂わせている。そして、ちょっと角度を変えると、明らかに盛り上がったバストが見える。もしかして…。 「あ、ごめんなさい…、田山君…」 振り返れば、そこにはいつも眺めていた、巨乳…、ではなくて、桜川綾香ちゃんだった。 実際間近で見たのは初めてかもしれない。大きな目で、顔も小さい。犯罪級に童顔であって、それに迫力のある胸が、錯覚かわからないが、かすかに揺れているように見える。 「いや…、どうしたの…?」 「さっき、買ってきたジュースを零しちゃって…。それで…」 俺は、何のジュースかわからないが、とりあえず、その零れたジュースに感謝することに決めた。 「そうなんだ…。良いよ良いよ…。気にしないで」 優しげな声で、綾香ちゃんとの初めての会話を交わす。 「ごめんね…。ちゃんと拭いたから…」 「うん…。あ、そろそろ先生来るから、席着いたら…?」 「あ、うん…」 綾香ちゃんは、最後まで申し訳なさそうに、俺の右斜め前の席に座る。間近で見ていたため、憧れの胸はちょっと緊張してしまい、正直チラチラとしか見れなかった。いや、あの状況で、初めて話す子の胸を凝視できる男など、この世にはいないはず。間違ってないと心に唱え、しかし勿体ないと多少の後悔が入り混じったまま、俺は席に着いた。 しかし、可愛らしい声だった。元々おとなしい子で、クラスでもあまり発言する方でも無いし、正直言えば、目立たないタイプでもある。でも、やっぱり可愛い…。俺は数秒で終わった会話を何度も心の中で復唱していた。 そんなことをしていると、担任の先生が現れる。見慣れた光景に欠伸が出るが、おや? 先生が見知らぬ女子を連れてきている。誰かわからないが、教室に入ってきた瞬間俺は目玉が飛び出そうになった。 彼女もまた制服からわかるほど、強大なバストを持ち合わせている。ゆっくり歩いているが、その揺れは確かなもので、柔らかさを体現したものが、彼女の体には備わっている。 「え〜、今日から転校してきて、このクラスに入ることになった子です。自己紹介するから、皆ちゃんと聞けよ」 彼女が教団の前に立つ。 「今日からこの学校に来ました、波野くるみです! よろしくお願いします!」 教室中の生徒が拍手する。実にはきはきとして、元気が良い子だなと、率直に第一印象で思った。 「皆よろしくな。じゃあ、田山の席の隣空いてるな。あそこに座ってもらおう」 先生は俺の隣の開いてる席を指さす。くるみちゃんは「はい!」と良い返事をして、すたすたと俺の隣の席に着いた。 「よろしくね!」 隣の席に着くなり、満面の笑顔と明るい声で、俺に挨拶をする。 「うん…、よろしく」 俺は衝撃でぎこちない笑顔と声で応対しただろうが、正直、その時彼女の胸を、しっかりと目に焼き付けていたかもしれない。 つづく |
どういうジャンルの話ですか? 女の子同士の巨乳バトルものであれば、期待しています。 |