Page 1964 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼妄想短編集『契約の代償』 Angel Heart 12/7/25(水) 22:59 ┣Re(1):妄想短編集『契約の代償』 sin 12/7/25(水) 23:44 ┣Episode1「契約の代償」後編 Angel Heart 12/7/26(木) 20:19 ┣Episode2「女子高生の風景」 Angel Heart 12/7/27(金) 21:34 ┣Episode2「女子高生の風景」 Angel Heart 12/7/28(土) 17:40 ┃ ┗Re(1):Episode2「女子高生の風景」 トンキー 12/7/29(日) 1:24 ┣Episode3「ノスタルジー」 Angel Heart 12/7/29(日) 19:39 ┣Episode3「ノスタルジー」 Angel Heart 12/7/29(日) 19:50 ┗Episode3「ノスタルジー」 Angel Heart 12/7/29(日) 20:01 ┗Re(1):Episode3「ノスタルジー」 LEVEL E 12/7/29(日) 21:46 ┗ご返答ありがとうございます。 Angel Heart 12/7/29(日) 22:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 妄想短編集『契約の代償』 ■名前 : Angel Heart ■日付 : 12/7/25(水) 22:59 -------------------------------------------------------------------------
Episode1「契約の代償」 「性懲りもなくまたその動画か。よく飽きんな」 「おわっ!」 草木も眠る丑三つ時。六畳一間のオンボロアパートでちん○んを擦っていたおれは、いきなり声を掛けられて引っくり返ってしまった。机上のノートパソコンにはお気に入りの炉利動画。その傍らにはボックスティッシュだ。 「まぁ規制が強化されて簡単にネタが手に入らないとなると、同じ動画でシコるのも仕方ないがな。これがVHSの時代ならとっくにテープが擦り切れてるところだ」 「だだだ、誰だ、お前は!」 おれは三流アニメのリアクションみたいにそいつを指差した。ボロ布のローブを纏い、手に草刈鎌を持った髑髏が宙に浮いている。 「見て分からんか。死神だよ。訳あってお前の魂を頂戴しに参った」 「死神!?」 死神というと、あの死神のことか。 「そうだ。キモヲタ、デブ、童貞の三拍子揃ったお前――いや、サブカルチャーに少なくとも造詣が深いお前なら知っているだろう。草刈鎌一振りと引き換えに、人間の魂を頂戴する冥府の管理人だ」 キラリ、と怪しく刃が光る。 「その死神が一体おれに何の用だ」 畳に尻餅をついたまま、おれは心臓をバクバクさせていた。あと数秒で射精だったはずの愚息もすっかり萎え、興奮も吹き飛んでいる。 「だからお前の魂を頂戴しに参ったと言っただろう」 「なんでだっ」 「冥府に魂が足りておらんのだ。足りないモノは補充する。当たり前のことだろうが」 「だからってなんでおれの魂なんだよ。ふざけるな」 叫んだが、なぜか恐怖感は覚えなかった。 「まぁそう邪険にするな。お前が魂をくれたら助かる命があるんだ。たまには人の役に立て」 「おれだって自分の人生があるんだ。27歳で死にたくなんかない」 長いヒキコモリ生活から漸く抜け出し、大検を通ったのが3年前のことだ。少し遠回りの人生だったけれど、S学生の女の子に囲まれて過ごしたいという夢を叶えるべく、今は教職課程で妄勉強――もとい、猛勉強に励んでいる。教育実習が始まったのもつい先週からのことだ。そんな夢半ばにあるというのに、なんで殺されなくちゃならないというのだ。 「ただで魂をくれとは言わん。代わりにお前の願い事を叶えてやる」 「余計なお世話だ」 かわいいS学生に囲まれるウハウハな教育実習。ズリネタ収集し放題の学校。確かに今は女の子達が近づいて来ないけれど、それはきっと人見知りをしているせいだ。あと2〜3日もすれば、彼女達の方から声を掛けてくれるに違いない。 「それが勘違いなんだよ」 と、おれの心を見透かしたように死神が言った。 そして音もなくおれの目の前に移動し、真正面から見据えてくる。虚(うろ)なのにその双眸は鋭い光を放っていた。 (な、なんだよ) 「お前の為にはっきり言おう。女の子達は人見知りしてるんじゃない。お前をキモがって避けているだけだ」 「う……」 「その証拠に他の実習生はどうだ? 初日から教え子達と友達になっている。まだ一言も話し掛けられてないのはお前ひとりだけだ」 「確かにおれは醜男でキモイよ。でもいつかは女の子達も……」 「そんな夢を見ているから甘いんだ。いいか、未来の事実として、お前はこのまま一言も教え子と話さないで実習を終えることになる。冥界の予定表に記載された事実だ。それだけじゃない。お前は教員採用試験にも落ちる。S学生に囲まれて過ごしたいという夢は、一生、叶わぬ妄想のままで終わる」 「そんなのやってみなきゃ分かんないだろ」 ムッとした。音楽の道を志して親に否定される、中二病のガキみたいな気分だ。 夢は夢で終わる? 妄想は妄想に過ぎない? それじゃあまりに不公平じゃないか。女の子と話せるのは――人生が上手く行くのは、一部の人間だけの特権かよ。 「この際だから全て教えよう。お前はこのまま生き続けても7年後には死ぬ。再びヒキコモリ生活に戻り、現実逃避と自己嫌悪のなかで発作的に飲めないアルコールに手を出すんだ。直前に抗うつ剤を服用していたのにもかかわらず、な」 「……」 「そしてこれがお前の葬儀だ」 と、死神が軽く草刈鎌を振るった。 おれの脳裏に夢とも現(うつつ)ともつかない映像が流れ込んでくる。 友達のいない空し過ぎるセレモニーホール。記帳台すら置かれない葬儀場。棺の前には涙を拭う家族や親類がいるけれど――。 (嘘だ……こんなこと考えてるなんて……) 信じられなかった。悲しみを見せる家族親戚の脳裏に渦巻いているのは、「保険金」「せいせいした」「何の為に生まれてきたのかしら?」……等々、およそ遺族とは思えない思念だった。 「分かったか? お前はこのまま生き続けても、存在を否定され、疎まれ続けるだけの人生を送るんだ。そんな人生に一体、なんの価値がある? 意味のない人生を続けるくらいなら、いっそ最期だけは人の役に立って死ね。願い事を叶える約束は守る」 「……」 打ちのめされ、立ち直れないくらいのショックだった。 でも考えてみれば、負け犬はいくら吠えたって負け犬なのかも知れない。疎外され続けることが分かっているのなら、いっそ群れから離れて孤高の道を歩んだ方がいい。人の役に立って死ねば、負け犬を憐れんでくれる存在ができるのだから。 おれは訊いた。 「冥界の予定表は……変えることはできないのか?」 「残念だが、お前の予定表は変えられない。変えるべき人間が他にいる」 「そうか」 おれは力なく頷いた。その変えるべき人間の為に、おれは魂を差し出すのだ。 「改めて訊ねる。冥界に魂を提供し、その代償を受ける契約を結ぶか」 永遠に思える沈黙。けれど、迷うというより、それしか自分の存在意義を見出せないように思えた。 「……分かったよ。契約する。ただ一つだけ頼む。殺す時は苦しめないでくれ」 「案ずるな。魂の提供者には安楽死を与える、と冥界の掟にある」 「掟か。冥界の奴なのに変わってるな。もっと残酷に殺すのが死神だろう」 「ふん、冥府に行ったこともないクセに聞いたような口を利くな。こっちにも事情はあるんだ」 「……それもそうか」 おれは死神と一緒に微笑んだ。家族や親戚より、おれの命を奪おうとするこいつに親近感を覚えるのはなぜだろう。 「それで――叶えて欲しい願い事は?」 訊かれたが、おれは言葉に詰まった。 「パッと思い浮かばない。いつもなら色んな夢が頭に渦巻いてるんだけど……」 「ならば私に一任してくれ。お前の悪いようにはしない」 「おれの心が読めるんだな?」 「まぁな。願望の具現化は明日の午前だ。それが終わり次第、また迎えに来る。お前は普段通り過ごせばよい。最後の現世だ。思い残すことがないように存分に楽しめ」 「分かったよ。ありがとう」 「魂の提供、心から感謝する。ひとまずはさらばだ」 呟くや否や、死神の姿が一瞬で消えた。 おれは畳から立ち上がると、マウスを操作して流れ続ける炉利動画の停止ボタンをクリックした――。 ――翌日。死神に言われた通り教育実習に向かうと、女の子達の反応がいつもと違うことに気がついた。普段なら「おはよう」の挨拶もスルーされるところなのに、今日に限っては女の子達の方から声を掛けてきてくれたのだ。任された朝のホームルームの前、朝陽が差し込む6年1組の教室だ。4〜5人の女の子が一つの机に集まり、何かに夢中になっている。 「あ、先生だ。ちょうどいい。こっちに来て」 「なに?」 と、出席簿を教卓の上において輪のなかに向かう。ホームルームだけでなく、2時間目の授業までを、おれ独りで管理するのが今日の実習課題だった。 「先生だったらどう答える?」 そう言っておれにスマホを見せたのは前永理央だった。実習初日からずっと目をつけている美少女だ。どうやらスマホのアプリで遊んでいたようだ。 「なになに……『あなたは親友の佐藤さんに電話を掛けたつもりでしたが、間違って鈴木さんの家に掛けてしまいました。あなたは慌てて電話を切りますが、数秒後、鈴木さんから折り返しの電話が掛かってきます。あなたは鈴木さんになんと言ってその場を取り繕いますか?』。……なにこれ? 心理テスト?」 「いいから答えて」 純真な目に真っ直ぐ見据えられ、思わず頬が火照ってしまう。S学生のクセになんてかわいいんだ。さらさらのロングへアにカチューシャが似合っていて――。 「そうだな……よく分かんないけど、先生なら『すいません、間違い電話でした』って素直に謝るかな」 「お〜」 なぜか小さな拍手。 「でも間違い電話なんか掛けないよ。なんで?」 「お〜っ☆」「お〜っ☆」 さらに拍手喝采。ん??? 「今のね、もし恋人に浮気がバレたらどう言い訳するかっていう心理テストなの。先生って素直に謝るし、そもそも浮気しないんだ」 確かに付き合ったことがないから浮気はゼロだ。が、今の答えで好感度は一気に上昇したみたいだった。 「ウチのお兄ちゃんに試したら、『知らないってシラを切る』だって。マジ最低」 ボヤいたのは輪の中心にいる福瀬愛美だ。スマホは彼女の持ち物らしい。 「じゃあこれは?」 理央ちゃんがタッチパネルを操作して次の質問を表示する。いわく、『あなたは友達の家に遊びに行きました。その家には池があります。池の中にコインを発見しました。それはどんなコインですか?』。 「コインか……。パッと思いついたのは日本のお金じゃないな。キラキラ光ってる銀色のコインだけど、ずっと誰にも気づかれてなくて寂しそうな感じ。そんなに大きくない」 すると女の子達が頬を赤らめ、嬉し恥ずかしそうにクスクス微笑み合った。質問の寓意を知っているのだ。 「え? なに? 今の質問でなにが分かるの?」 「先生が自分のあそこに持ってる感想」 「理央ちゃんてば、答え教えちゃダメっ」 「……」 きゃあきゃあと盛り上がる女の子達。心理テストの精度には驚きだけど、6年生にもなれば恋愛や男の体に興味を持って当たり前だろう。それを彼女達と分かち合えたのが嬉しかった。これが契約の代償の始まり――なのだろうか。 「じゃあ次は別のテーマでやろっ」 理央ちゃんがくるりとおれに背を向ける。今度は女の子達で続けるらしい。 もちろん、輪のなかに混ざったおれにも居続ける資格がある。もう、忌み嫌われる教育実習生ではないのだから。 (それにしても……かわいいなぁ……) 背を向け、机に両肘をついて前かがみになる理央ちゃん。ほとんど一目惚れに近い思春期の美少女は、今日はモスグリーンのハーフパンツに黒のTシャツ姿だった。背中に浮くシルエットからすれば、色は分からないがブラジャーを着けているのは間違いない。着衣でもS学生以上のふくらみであることは、すでに確認済だ。 「誰が答えるの?」 などと言いながら、おれはアクシデントを装って理央ちゃんのお尻に手の甲を触れさせた。柔らかく温かい桃感に、銀色のコインが――いや、これまで妄想でしか興奮したことのなかったペニスが一瞬で首をもたげ始めた。 「誰にしようかな?」 「じゃあ私!」 かすみちゃんが手を挙げる。基本的にショートヘアは不可なおれでも、彼女だけは例外だった。 「それじゃ、かすみちゃんには恋愛じゃなくて人間性の分かるテスト」 タッチパネルを弄る理央ちゃんは、おれの手の甲からお尻を退けようともしない。触られていることに気づいていないのだ。前かがみになってお尻を突き出しながら、死神と契約を結んだ炉利男を徴発してくる。 (理央ちゃんのお尻……超やわらかぃ) 少し強めに手の甲を押しつけてもノーリアクションだった。ただふんわりと、発育途上の触り心地を伝えてくるだけだ。 ハーフパンツ越しにお尻の全体像すらイメージできる。あっという間にフル勃起したペニスは、さらなる痴漢行為を要求していた。 (辛抱堪らんっ) おれは理性も利かず理央ちゃんの背後に立ち回った。 そしてその魅惑的なヒップに、ぴったりと股間をフィットさせる。ちょうど立ちバックの真似事をしているような格好だ。理央ちゃんは背が高めだから、腰を屈めなくとも理想的な高さにお尻があった。 (理央ちゃんに立ちバックするとこんな感じなのかっ……) ぐいぐいとフル勃起を押しつける。腰を掴んで立ちバック度をエスカレートさせても、アプリに夢中の少女はされるがままだった。身動ぎしてお尻が蠢くたびに、愚息が悦びに疼きまくる。 (ハァ、ハァ……死神、ありがとうっ) おれは存分に理央ちゃんの桃感を堪能すると、スマホを覗き込むふりをしながら、S学生のお尻を順番に痴漢して回った。手の甲で触れ、強く密着させ、時に立ちバックできなければ背中に股間を押しつけた。 壮観だったのは舞奈ちゃんだ。ミニスカートのまま前かがみになってるから、痴漢する前にやりたいことができた。靴紐を結び直すふりをして、密かにスカートのなかを拝ませてもらったのだ。 (すげえ……っ) ニコ生なら弾幕職人の「wwww」コメントが炸裂するところだ。悶絶しそうな眺め。ニーソから伸びる無垢な絶対領域の向こうに、舞奈ちゃんの生パンツがあった。白地にブルーの横縞が入ったそれは、立派に丸みを帯び始めたお尻を優しく包み込んでいた。 おれは舞奈ちゃんのパンツに顔を近づけ、この世の思い出に絶景を接視した。甘い体臭が炉利心をトリップさせる。純潔なふとももが美味しそうで堪らなかった。 立ち上がり、お尻に手の甲をくっつける。プリンみたいに頼りない触り心地だ。フル勃起を押しつけると、舞奈ちゃんの方からお尻をくねらせてきた。カタいモノがぶつかり、本能的に身動ぎしたのだろう。尻コキされた錯覚に射精欲が募った。 「今の質問の答えは?」 「森の中で助けた人が尊敬してる人で、そこにあった木の数がかすみちゃんの敵の数」 「嘘だァ。尊敬してる人は当たってるけど、30人とか敵いないし」 「敵に囲まれすぎ(笑)」 楽しそうな笑い声。ホームルームの時間が迫った教室には、次第に教え子達の数が増えている。 (くそっ。このまま射精できたらっ。舞奈ちゃんのスカートを捲って、生ち○ぽ擦りつけて射精できたらっ……!) S学生の尻愛撫を受けながらおれは悶々とした。できればフル勃起を解放し、横縞パンツに精子をぶちまけたい。いや、スマホに夢中な理央ちゃん達にいきなり肉棒を見せつけ、思いっ切り射精するところを見てもらいたい。それが叶ったらこの世に何の未練もないのだから。 でも他にも生徒がいる中で、まさかそんな離れ業を行うわけにもいかなかった。どこまでが許容範囲なのか分からないのだ。ひょっとしたら契約の代償としてできるのかも知れないし、反対にできないのかも知れない。 (このままじゃヘビの生殺しもいいところだ。頼む、死神っ。時間を止めてくれ) 淡い期待を抱いてあの草刈鎌に祈る。AVや妄想小説なら思いが叶うシーンだ。 だが死神には時を操る力まではないらしい。必死の叫びも空しく、ついに女の子達の動きが停止することはなかった。 解放されたがっているフル勃起。ぴったりと密着したままのお尻。 いっそのことズボンをはいたまま射精しようか……と迷った時、無慈悲にも始業のチャイムが鳴り響いた――。 (……ひょっとして朝の痴漢ごっこだけで契約完了だったのか……?) 一時間目の国語が終わり、休み時間を迎えたおれは、教卓に座り込んで疑心暗鬼に駈られていた。 次にどんな嬉しいハプニングが起こるのかと期待していたのだが、蓋を開けてみれば、ホームルームはおろか国語の授業まで滞りなく終わってしまった。女の子達は真面目に発言し、元気良く音読し、そして胸チラの「む」の字も拝ませてくれなかったのだ。まったく、文科省から表彰されそうな授業だった。 (こんなことになるんだったら、死神に任せないではっきり願い事を言えば良かった) 悔やまれる。それによく考えてみれば、どうせおれは今日死ぬのだ。死ぬということは恥も外聞も気にしなくていいということだ。迷う必要なんてなかった。あの時、理央ちゃん達にフル勃起を見せつけて思いっきり射精すれば良かったのだ。悲鳴を上げられようが逮捕されようが、明日のことなんて考える必要がないのだから。 (本当にこれで契約完了なのか。おれの命は立ちバックごっこだけと等価なのか……) S学生のお尻を触れたのは嬉しい。でもなんだか腑に落ちなかった。心が読めるというから死神を信じたのに。もっと高次元で願い事を叶えてくれるものと信じたのに。 「なに悩んでるの?」 気がつけば凛ちゃんが教卓の前に立っていた。ジュニアアイドルの篠○愛に似ている、理央ちゃんより巨乳の女の子だ。 「うん? 別になんでもないよ」 「男は大きさじゃないからね。ハートだよ」 「は?」 「銀色のコイン。理央ちゃんから聞いちゃった」 「……」 早速、心理テストの結果が女の子達に流れているようだ。 「頑張れ先生」 と、凛ちゃんが両手でハートマークを作って見せた時、ふいに校内放送が流れた。刹那の学級崩壊を謳歌していた生徒達が、少し静かになった。 「……6年生の全クラスに連絡致します。ただ今から行事予定表にあった身体測定を行いますので、担当の先生の指示に従って会場へ移動して下さい。……6年1組男子、会場は視聴覚室、誘導担当は担任の浅井先生。同組女子、会場は保健室、誘導担当は教育実習の木茂井先生。繰り返します。6年生の全クラスに連絡致します。ただ今から行事予定表にあった……」 渦巻いていた疑心の念が一気に吹き飛んだ。 契約の代償はまだ終わりではなかったのだ。 戯れの痴漢ごっことおれの魂とは、決して等価ではなかったのだ――。 (後編に続く) |
新作キター 身体測定とかwktkせざるを得ない |
校内放送で誘導を命ぜられたおれは、嬉々として女の子達を保健室に連れて行った。契約の代償という折り紙つきの行為だから、もちろん、不満の声が上がることもない。6年1組女子18名は、おれが付き添うことになん疑問も持たず素直だった。 「教育実習の木茂井先生ですかな」 保健室に辿り着くなり老骨の御仁が出てきた。齢70を超える、保健医の柴田先生だ。 「そうですけど」 「私は視聴覚室で男子生徒の測定にあたりますんで、こちらの方は宜しくお願いします。身長計に乗れば同時に体重も量れますから、あとは胸囲を測って検査カードに記録して下さい。終わったら職員室にご一報を。次のクラスがあるでしょうから」 「はぁ……」 柴田老人はそう言い置くとすぐ姿を消した。投げ遣り――と言うより、あれで精一杯の仕事振りのようだ。 おれは死神に感謝した。これでS学生の身体検査に男はおれ一人だ。こんな夢みたいな状況が他にあるだろうか。 「というわけだから、みんな下着だけになって出席簿順に並んで。次のクラスに迷惑を掛けちゃダメだからね」 「は〜い」 「先生」 と、理央ちゃんが手を挙げた。 「うん?」 「胸囲測るなら、ブラジャーは取った方がいいですよね?」 「まぁ着けたままだと正確な測定ができないからね。恥ずかしいかな、やっぱり」 「大丈夫で〜す。でも測定結果はヒミツにして下さい(笑)」 女の子達が笑った。おれに半裸を見られるのは平気でも、数値が流出するのはイヤなのだ。 死神に魂を売っていなかったら、絶対に聞けなかった言葉だった。 (ハァ、ハァ……凄すぎる。これがS学生の生着替えか) 女の子達が服を脱ぎ始めると、おれのペニスは期待感に比例してすぐそそり立った。 リノリウム張りの広い部屋。様々な啓発ポスターが貼られた保健室には、微かに消毒液の匂いが漂っている。デジタル身長計と記録カードを用意してくれたのは、きっと柴田先生だろう。仕切りのカーテンが開けられたベッドには、今日は誰も寝ていなかった。 (ふくらみかけのおっぱい……かわいいパンツ……発育中のお尻。ハァ、はぁ……マジで脱いでる。おれがいるのに、羞恥心も見せずどんどん裸になってる) 鼻息が荒くなるのを抑え切れなかった。 18人の女の子達が、きゃいきゃいとお喋りしながら下着姿になっていた。 もちろんホルモン分泌には個人差があるから、おっぱいのふくらみ加減は十人十色だ。測るのも無駄なぺったんこから、その辺の女子大生と拮抗するサイズまである。 パンツだって色々だ。白、ピンク、縞々、プリント柄――。まさに炉利冥利に尽きる眺めだった。 (ハァ、ハァ……シコりたい。今すぐフル勃起取り出して、理央ちゃん達の下着姿見ながら精子出したいっ) 痴漢ごっこの時の欲求が甦った。S学生に囲まれてオナニーするのが、ずっと昔からの夢だった。 (そうだ。これは契約の代償なんだ。身体測定に立ち会えるくらいの状況なんだから、オナニーの一回くらいできる……いや、できるはずだ) 妙な確信が湧いて上着を脱いだ。ベルトを外し、でっぷりと弛んだ腹を出してトランクス一枚になる。 女の子達は――悲鳴を上げない。 「先生も一緒に測るの?」 凛ちゃんが訊いた。ブラに包まれたふくらみは豊かな谷間を作っている。 「先生は測るんじゃなくて……これを」 みんなの視線が集まったところで露出した。トランクスの裾に引っ掛けるようにして、勢いよく反り返らせる。ぺちんっ、と派手な音を立ててフル勃起が飛び出した。 「わ」 「すごい」 悲鳴どころか好奇の声だ。達成感が駆け巡り、おれは瞬時に満たされた。 「どう? 先生のおちん○ん」 「ぴんって真っ直ぐ上向いてる。それって勃起?」 「そうだよ。みんなの着替え見てたらこんなになっちゃって……ハァ、はぁ」 「小さくないじゃん。元気だもん」 一番ホメてもらいたい理央ちゃんにホメられた。お気に入りの美少女に劣等感を拭われて、おれは今日死ぬのだ。 「勃起って見たことある?」 「ううん、ない。でもほんとにおちん○んが大きくなるんだ」 純粋な好奇心をくすぐられた女の子達が、フル勃起を見つめる。何人かはクスクスと微笑み合っていた。性の予備知識が豊富なのかも知れない。 「着替え、続けてていいよ」 おれはペニスを擦りながら女の子達に近づいた。 もちろん逃げないし悲鳴も上がらない。ただ興味津々にち○ぽを凝視するだけだ。 (気持ちいい……最高だ……) 舞奈ちゃんがミニスカートを脱いだ。そしてそれを丁寧に折り畳み、床に置かれた脱衣籠に入れる。またおれにお尻を向けて前かがみだ。今度は縞柄のパンツを拝むのに余計な小細工は要らない。 (ハァハァ……S学生のお尻っ) おれはあり得ない程カタくなったペニスを舞奈ちゃんのお尻に擦りつけた。鈴口から垂れた我慢汁が糸を引く。彼女は少し振り向いただけで何も言わなかった。 「ああ、出そうっ……気持ちいいっ」 「なにが出るの?」 かすみちゃんが首を傾げる。 「精子。みんなの裸でおちん○ん擦れたから。先生が射精するとこ見たい人、集まって。見せてあげる」 女の子達が群がってきた。クスクスと笑い、目を輝かせ、仁王立ちでシコるおれを取り囲む。みんな楽しそうだ。人生で最高のオナニーだった。 (S学生のおっぱい……かわいいパンツ……ハァ、はぁ) 早漏もいいところだ。けれど構わず擦る速度を上げた。 「出るよ。みんな見ててっ」 おれは下着姿のS学生に囲まれながら、その時を迎えた。 猛烈な快感が迸り、鈴口からザーメンが噴射する。大きな放物線を描いて飛んだそれは、まさに激飛びだった。 「きゃっ」 女の子達が驚いて左右に道を開けた。けれど射精はおさまらない。S学生に見せる悦びに、見られる快感に、次々と精液が飛び散ってゆく。 「気持ちいいっ。見ててっ」 全部撒き散らす。すべてが幸福に思える時間のなかで、おれはペニスを扱き続けた。 「アハ。まだ出る」 「あっちまで飛んだ!」 握る手のひらにもスペルマが付着する。 漸く射精がおさまったのは、痛い程にペニスが脈うち始めた時だった。 「ハァハァハァ」 「今のが精子?」 「そ、そうだよ。初めて見たでしょ……ハァ、はぁ」 「なんかぴゅって噴水みたいに飛んで面白かった(笑)」 「また見せてあげる。先生、今日はいっぱい出したいから」 空っぽになった精巣。床にはあちこちに飛び散った夢の痕。 念願を叶えたおれのペニスは、萎えることを知らなかった――。 ……最高のオナニーを終えたおれは、漸く女の子達の身体測定を始めた。出席簿順に並ばせ、椅子に座りながらS学生の胸囲を測るのだ。 もちろん服を着たりなんかしない。ち○ぽを出したままで行う。契約の代償だからできるのだ。報われてこなかった性欲と願望を総て叶えるつもりだった。 「じゃあ今度は胸囲を測るから少し両腕を上げて」 かすみちゃんに言う。この世でただ一人許せるショートヘアで、お気に入り度から言えば4位くらいだ。6年1組のボランティア委員である。 「なんか先生のおちん○ん、また真っ直ぐ上向いてる」 「かすみちゃんがかわいいからだよ」 標準か一回り大き目、乳輪がぷくっと膨れたおっぱいにメジャーを回す。彼女の胸囲を数値として知ったが、ヒミツにすると約束したから言わないでおこう。スポブラもまだ必要がない程度だ。 「終わり?」 「ううん。終わりじゃないよ」 と、おれはかすみちゃんのおっぱいを揉んだ。 「んふっ。先生ってば、くすぐったい」 「逃げちゃダメ。ちゃんと気をつけして」 ふくらみかけのおっぱいは、柔らかいというより張りの方が強かった。盛り上がりを誇示するかのように手のひらを跳ね返し、マシュマロ感なんて微塵もないのだ。おっぱいは全て柔らかいもの――と思い込んでいたおれは、意外な硬さに驚いてしまった。 「前の検査の時はおっぱいなんか揉まなかったのに(笑)」 「今日は特別なの」 おれは左右の乳首に吸いついた。S学生の突起は小さくて美味しい。 「アハハ」 「ほら――動いちゃダメだってば」 順番を待つ女の子達は平然とした様子だ。お喋りし、笑い合い、炉利男がセクハラする様子を気にも留めていない。まるでそれが普通であるかのように。 ちっぱいに興奮したおれはかすみちゃんをその場にしゃがませた。そしてフル勃起を摘んで目の前に差し出す。 「おちん○んのこの辺、ペロペロって舐めてみて」 「こう?」 小さなベロが裏筋を這う。ずっと夢見ていたフェラチオは、初めて体験するくすぐったさだった。 「き、気持ちいいよ。もっとやって」 素直に従うかすみちゃん。ソフトクリームを舐め取る時みたいに、生温かいベロが裏筋を這い上がる。S学生に舐めさせている感動と初めてのフェラ感に、愚息は耐えることを知らなかった。 「あっ……イク!」 射精した。激しくち○ぽを擦り立て、かすみちゃんの顔にぶちまける。 「んふふ」 「ご、ごめんね。かすみちゃんの舌が気持ち良かったから、つい」 彼女は目を瞑り、垂れ落ちるスペルマに笑っていた。 「前が見えない」 「ほんとごめん。これで拭いて」 おれはポケットティッシュをかすみちゃんに渡した。 ……それからおれは、女の子達の胸囲を測り、おっぱいを揉み、そしてフル勃起を舐めさせた。さすがに慣れてくると射精することはなかったが、舞奈ちゃんのベロには我慢できなかった。舐めるのが面白いのか射精が見たいのか、おれが飛び散らせるまで口を離さなかったのだ。三発目をおっぱいに発射し、その横縞パンツで――プリンみたいに柔らかい尻コキでスペルマを拭ってもらった。 たぶん、死神は一生分の経験をさせてくれるつもりなのだろう。幸せなシチュエーションに狂喜するち○ぽは、いっこうに萎える気配がない。 「前より大きくなってるかな」 理央ちゃんが手ブラした。測定が終わった女の子達も、四発目が見たいらしく保健室に残ったままだ。 「前に測った時は何センチだったの?」 「そこに書いてる」 と、机に置かれた記録カードを指差す。 ……なるほど。巨乳には見えても、S学生の数値からすればこんなものか。大人だったらごく普通、その辺にいるレベルだ。 「大丈夫。理央ちゃんならまた大きくなってるよ。測るから腕を上げて」 わざとおっぱいの近くに顔を寄せて、おれはメジャーを一周させた。確かに理央ちゃんの胸囲は2センチ成長し、巨乳への道を着実に歩んでいた。いずれはFカップくらいにはなるだろう。GやHも夢じゃない。 「いいなァ。また2センチ大きくなったんだ」 理央ちゃんの背後から凛ちゃんが覗き込んだ。二人の測定が終われば幸せな身体測定は終了する。 「うん? 凛ちゃんは理央ちゃんの胸囲が気になるの?」 「だって測るたびに大きくなってるんだもん。私なんかもう成長止まっちゃったかも知れない。全然大きくならないから」 「そんなことないよ。測ってみれば分かるって」 おれは凛ちゃんを手招いた。もはや身長とか体重とかどうでもいい。 凛ちゃんが目の前に立つ。フリルのついたピンク色のパンティだ。もうガキっぽいパンツなんかはかないのだろう。それは理央ちゃんも同じだった。 「腕を上げて」 豊かに発育した胸にメモリを合わせてみる。……うん、大人でも巨乳の数値だ。ちゃんとふくらみ続けている。3センチ差で理央ちゃんの負け。 「良かったァ。まだ止まってない」 「これだけ大きかったら十分じゃん」 そう言いながら、おれは凛ちゃんのおっぱいを鷲掴んだ。 手のひらに余るふくらみは、まさにマシュマロ感そのものだ。理想通りに柔らかく、年齢通りに張りも強い。円を描くようにまさぐってみると、充足感のある弾力が広がった。 谷間の深さに驚いたのは寄せてみた時だ。S学生でこんなに谷間があるとは、大人はどう立ち向かえばいいんだ。 「んふふ。なんかくすぐったい」 「逃げない。真っ直ぐ立ってて」 感じる――という語彙がまだないのだろう。凛ちゃんは可笑しそうに身を捩った。 「あははは」 だが体は正直だ。おれが左右の乳首を吸い、舐めまくると、かわいい突起がみるみる尖ってきた。立つ瞬間が分かるくらいだ。 「理央ちゃんのおっぱいもモミモミ」 お気に入りの美少女の胸も触る。こちらは凛ちゃんよりまだ張りと弾力が強い。柔らかいけれど、違った意味で揉みごたえがあるのだ。ぴったりと手のひらに張りついてくるような触り心地。漸く、実習初日からの夢が叶った。 「アハハ。先生ってば、何してるの?」 「谷間の検査」 甘い体臭がする谷間に顔を埋め、おれは左右のおっぱいを寄せてみた。頬っぺたに伝わる理央ちゃんのプニプニ感。凛ちゃんほど深くはないけれど、S学生にしては贅沢な谷間だ。 「んふふっ……ダメ。くすぐったい」 存分に乳首を吸った。やっぱり一番好きな女の子のそれとなると、幸せな気分が比較にならない。S学生なのにおれの方が甘えてるみたいだ。 「ね――二人で気をつけして」 「?」 並んで立った二人のパンティの裾を、くいっと引っ張ってみる。ハァ、ハァ……そ、そうか……S学生のおま○こってこういう眺めだったんだ。 「理央ちゃん。先生の股座にしゃがんで」 「うん」 「そしたら先生のおちん○んを、おっぱいで挟んでみる」 「こう?」 と、立膝になった理央ちゃんがフル勃起を挟んできた。いや、挟むというより、寄せて作った谷間を押しつけてきた感じだ。パイズリなんて経験がないのだから。 でも、そんな稚拙な方法でもおれは満足だった。 「凄い気持ちいいよ。ほら――みんな、おっぱいが大きいとこういうことができるんだ」 居残っていた女の子達が集まってきた。S学生にパイズリされるところを、かわいい女の子達に見守られる。 「なんかおちん○んが熱っい(笑)」 「もっとおっぱい擦りつけてみて。ちゃんと谷間で挟んで」 理央ちゃんが無器用に体を上下させる。谷間に捕まったフル勃起は、はちきれそうな程にカタくなっている。 やがて理央ちゃんがパイズリを止めた。 「ちょっと疲れてきちゃった」 「じゃあ今度は凛ちゃん。今みたいに挟んでみて」 大人顔負けの巨乳を持つ美少女は、あっさりとフル勃起を挟んだ。理想通りのパイ挟みだ。谷間に埋もれたち○ぽを見るだけでも興奮する。 「おっぱいで挟んでたらまた精子出る?」 「出るよ。また射精するところ、みんなに見せてあげる」 「じゃあ頑張る」 凛ちゃんのパイズリももどかしい。気持ち良くさせるなんて意思がないから、ただ単調に体を上下させるだけなのだ。左右のおっぱいを揺らすこともない。手を組んで擦り立てることもない。――けれど、そんな不慣れなパイズリが逆に萌えだった。 「ああっ……出るよっ。凛ちゃんのおっぱいで精子出るよっ」 「うん」 「みんな見てて」 下着姿のS学生に囲まれながら、おれは初めての挟射に震えた。 (イク――っ!) 谷間から顔を覗かせるペニスから、四発目とは思えない精子が飛び散った。次々と噴射するそれは、凛ちゃんの巨乳を汚し、肌に降り注いだ。 腰が砕け散る快感。精巣が空っぽになるのが分かるくらい、フル勃起が狂喜する。 「すご〜い」 「噴水みたい(笑)」 最高の幸せだ。死神に魂を売って本当に良かった。 「ハァハァハァ」 「んふふ。おちん○んがピクピクしてる」 「ね――理央ちゃん。先生のおちん○ん、ペロペロって舐めてきれいにして」 凛ちゃんの谷間からペニスを解放したおれは、一番お気に入りの美少女にそれを差し出した――。 ※ 「願望が成就した感想はどうだ」 約束通り迎えに来た死神が、おれの魂を奪うとすぐそう訊ねた。どうやって安楽死させたのかは分からないが、はっきり言って死んだことに気づかなかった。我に返ったら宙に浮いていて、死神と一緒に天へ昇るところだった。 「大満足だよ。本当におれの心が読めてたんだな」 「それくらい何の造作もない」 眼下に校舎が見える。街の様子が見える。高度はゆっくりと上昇して行く。 「でも女の子達、驚くだろうな。朝にいた人間の死をいきなり知らされるんだから」 「その点は心配無用だ。学校関係者の脳裏からお前の記憶は消去しておいた。あの学校には、そもそも木茂井という実習生は存在しなかったことになる」 「じゃあおれの遺体は? 学校のなかで魂を奪ったんだろ?」 「見ろ」 と、死神が眼下を指差した。 「あの救急車にお前は乗っている。急に体調を崩した男が学校に救いを求めたが、教職員の119番通報も空しく搬送先で死亡確認――という筋書きだ。誰の記憶にも残らない。生徒達は誰が搬送されたのかさえも知らない」 「そうか……じゃああの夢みたいな時間は、おれだけが覚えているのか」 「ゆえに女の子達は心に傷を負わない。イタズラされた記憶が欠如するからな」 「……」 急に罪悪感が湧いた。死神の力で都合のいいように事が運んだけど、もしごく普通の日常のなかで、彼女達が炉利男のイタズラに出遭ったら――。 「尊厳の蹂躙だ。拭えない傷を負い、深刻なトラウマを抱えて一生を過ごすことになる」 「……」 「炉利趣味は妄想のなかだけでいいんだ。今回は魂の提供者だから叶えてやったが、そうでない人間は二次元と活字だけで満足すべきだな」 理央ちゃん達の記憶から全部おれが消えてくれ、と心から思った。 「……なぁ死神。おれを天国なり地獄なりに連れて行く前に教えてくれ。おれの魂と引き換えにどんな人間が助かるんだ? それを知らなければ、死んでも死に切れない」 不思議な感覚だ。どんどん街並みが小さくなっているのに、全く恐怖心を覚えない。 「お前の魂と引き換えに命が助かるのは、今でも内戦が続く、とある最貧国の少女だ。お前が魂を渡さなければ、彼女は地雷を踏んで吹き飛ぶはずだった」 「……」 「だが間に合うよ。彼女は地雷を踏む直前で道を引き返すことになる」 「そうか。それは良かった」 自然と笑みがこぼれる。命が助かった少女は、きっと純粋な女の子に違いない。 「なんで引き返すか分かるか?」 「さぁな」 と、おれはふわふわと舞い上がりながら肩を竦めた。 「先生が叫ぶんだ。『日本からプレゼントが届いたわよ』って」 「プレゼント?」 「少女がいたのは学校の校庭だ。土塀造りの貧相な平屋建てだが、少女の国にとっては貴重な教育設備だ。お前の国の援助で建った。そして定期的に日本の子供達からプレゼントが届けられる。文房具とか絵本とか古着とかな」 校庭に地雷が埋まっているという状況が、おれには理解できない。 「今回は色鉛筆と画用紙だ。お前が実習した学校の慈善活動がプレゼントに変身する」 「あ……」 そう言えば先週、みんなでベルマークを集めていた。 「その少女はお前の国の援助を受けながら、将来、学問の道を志す。一生懸命読み書きを覚え、学校の先生になるんだ。そして生徒達に伝える。日本という国がなんと素晴らしいかを。3.11を忘れてはいけない、私達を助けてくれた人達の苦しみを絶対に忘れてはいけない、と」 「絆だな。確かに、おれみたいなクズが生きてるより、その子が生き長らえた方が有益だ」 「魂を提供してくれた代わりに、神はより有益な人間の寿命を延ばす。そして人類をより幸福な世界へと導く。それが――契約の代償だ」 願いを叶えるとか叶えないとか、そんな低次元の話ではなかった。おれは、最貧国の少女の命を救い、人類の役に立って死んだのだ。 「地雷はどうなる? 放っておいたら別の犠牲者が出るだろ?」 「一週間後にNGO団体が全て除去する。本来は国連がやるべきことだが、あそこは大国の思惑で動いてるからな。ほとんど機能していない。連中は少女が地雷で吹き飛ばされようが何しようが、全く関心がないんだよ」 「……」 「おかげで犠牲者が増える、救うべき命が消える。地獄と天国の境はもうないんだ。我々は神と協力し、恒久平和を成し遂げるために毎日働いている」 「それで死神のクセに正義感が強いのか」 死神のボヤきにおれは苦笑した。 「お前等人間のせいだ。地雷を埋め、資源を奪い合い、権力に固執し、常にいがみ合う――。もっとまともに生きられないのか。今の人類社会に比べたら、地獄の方がまだ平和だよ」 おれみたいに魂を捧げる人間が、あと何人必要なのだろう。 舞い抜けた雲の向こうに、まだ見知らぬ冥府への門が広がっていた。 Episode1「契約の代償」END |
☆優菜――私立高校2年 おれがもっとイケメンで交渉術に長けていたら、優菜ちゃんはあっさり妥協してくれたに違いない。 けれどおれは絵に描いたようなキモヲタで、話下手ゆえに規定以上のサービスを引き出せなかった。結局、帰りの電車賃を残して全額支払った見返りは、パンツ見せと服の上からのおっぱい揉み、そしてサポート無しでのセンズリ鑑賞だけだった。 「ほんとに生でおっぱい触っちゃ駄目? 一瞬だけでいいから脱いでよ。なんだったら近所のATM行けばお金下ろせるからさ、一緒にホテル行こう」 「ヤダって言ってんじゃん。あんましつこいと店長呼ぶからね」 優菜ちゃんは面倒くさそうにスマホを弄っている。 三畳ほどの狭い個室には、客と女の子が座って交渉を行う、どこにでもあるようなソファが一つだ。壁に貼られているのはサービス内容の一覧。たった1000円のパンツ見せから、諭吉一枚の生フェラごっくんまである。組合せは自由。ただし最高ランクのエッチだけは、場所は必ず店外で、しかも値段も女の子に委任という設定だった。 「わ、分かったよ。変なこと言ってごめん、怒んないで」 せっかく見つけた出会い系喫茶なのに、いきなり空気が険悪になってしまった。きっと他の男達は、現役女子高生と楽しく過ごしているに違いない。 「別に怒ってないし。でもさっさと終わらせて。7時に常連さんが来るの」 言ってみれば優菜ちゃんは典型的な女子高生だ。メイクもネイルもばっちりで長い髪の毛は控え目な茶髪。夏服のブレザーはコスプレではなく本物だった。当然、スカートは膝上を測るより股下から測る方が早い。それくらい短いのだ。ルーズソックスだけはお店の演出みたいだけど、需要に応じてニーソに履き替えることもあるのだという。顔は気が強そうな美人。一日限りの在籍が多いなかで、優菜ちゃんは半年近くこのアルバイトを続けているらしかった。 「じゃあおっぱい揉むよ」 と、隣に座る優菜ちゃんの胸に手を伸ばす。白いブラウスから水玉の――黒地にピンクのブラが透けていた。 「……お、大きいね。何カップ?」 「E」 メールを打ちながら答える優菜ちゃんは面倒くさそうだ。半年も体を売っていると、バストサイズなんか腐るほど訊かれるのだろう。 「Eカップか。これだけ大きいと彼氏とか喜ぶでしょ?」 「まぁね。でもパイズリばっか要求されてちょっとウザいけど。あと街歩いてるとゼッタイ視姦される。どこ見てんだよってマジ殺したくなるし」 巨乳の女子高生が透けブラさせながら、しかもパンツが見えそうなミニスカートで街を歩いていたら、そりゃ男は誰だって視線を奪われるだろう。この世でもっとも挑発的な存在であることに、今時の女子高生は気づいていないのだろうか。あるいは視姦にムカつきながらも、一方で援助交際している矛盾に気づいていないのだろうか。 おれはさらに優菜ちゃんのEカップを鷲掴んだ。 (……これが現役女子高生のおっぱい……ハァ、ハァ) 「なんかウケる。おっぱい揉みだけでそんな鼻息荒くするとかどんだけ性欲溜まってんの。オジサン、童貞?」 「仕方ないだろ、見ての通りのブサイクなんだし」 「でもこのお店ってそういうお客さんばっかだけどね。私はエッチNGだから、童貞捨てたかったら他の女の子選んでね」 相変わらず優菜ちゃんはスマホを弄ったままだ。「あはん」とも「うふん」とも喘がない。童貞のおっぱいタッチなんか屁でもないみたいだ。なんだかそんな投げ遣りな態度に萌え――いや、憤りを感じる。 「ね、後ろから抱っこしてもいい?」 「別に。でもオーダー以外のプレイやったらマジで店長呼ぶから」 「やんないって」 やっとスマホを片脇に置いた優菜ちゃんを、おれは後ろから抱き締めた。ちょうどソファに座るおれの股座に、彼女を後ろ向きで座らせる格好だ。 頭の中のイメージでは、女子高生の妹に甘えられるお兄ちゃん、という設定だったのだが……。 「ちょっと髪触んないで」 「ごめん」 優菜ちゃんが反射的に身を捩った。胸は平気でも髪は触られたくないのだ。一体、今時の女子高生は何が羞恥心の対象でどこがタブーじゃないんだ。 おれは仕方なく背後からおっぱいを揉んだ。 「ハァ、はぁ……優菜ちゃんのおっぱいが大きいから超ち○ぽ勃ってきた」 「知ってる。さっきから背中にぶつかってるもん」 「ね、優菜ちゃんはどれくらいのち○ぽ知ってるの? 経験人数は何人?」 優菜ちゃんの巨乳はかなり揉みごたえがあった。おそらくは形も良く、乳首だって綺麗に違いない。 下から持ち上げるようにして鷲掴むと、モチモチの弾力が手のひらに広がる。ブラウスから透けまくりの派手なブラジャー。それがボタンの合わせ目から覗けて見えたのは、円を描いて揉みしだいた時だ。谷間も豊かで、服の上からシルエットが浮かんでいた。 「エッチはまだ4人。でもお店で本番以外のオーダー受けることが多いから、手コキとかフェラとか合わせたら30人くらいなんじゃない? あんま覚えてないけど」 「そっか。なんか羨ましいな、優菜ちゃんに手コキとかフェラしてもらえるなんて」 もう少しだけ持ち合わせがあったら、おれも優菜ちゃんにイカせてもらえたのだ。ネイルが煌く指でち○ぽをシゴいてもらったり、経験豊富な口で舐めてもらったり――。 それだけじゃない、生でEカップを揉みまくり、挟んでもらうことさえできたのだ。 ATMに寄って来なかったことが本気で悔やまれた。 優菜ちゃんが振り向いた。 「パンツ見せしなくていいの? あと10分だよ」 「そうだ……Eカップに夢中ですっかり忘れてた」 契約時間は20分だった。 優菜ちゃんが立ち上がり、くるりとおれの方を向く。そして何のためたいもなくスカートを捲り上げた。 ブラとお揃いの派手なパンツ。とてもじゃないが、女子高生の下着とは思えない。 「すげェ……」 「ま○こに触んなかったらもっと近くで見ていいよ」 優菜ちゃんの言葉に甘え、おれは至近距離からパンツをガン見した。それこそ顔がくっつきそうなくらいに。デオドラントの香りが漂う下半身は、ほんとに扁平で若々しく、茂みの様子が透視できるようだった。 「後ろ向いて」 と、優菜ちゃんを回れ右させる。短過ぎるスカートを捲ってみると、現役女子高生のエロいケツが出てきた。 「てぃ、Tバックかよ。女子高生のクセに」 「いいじゃん。これくらい普通だってば」 だがお尻を見続けられるのはイヤなのか、優菜ちゃんはすぐにスカートで隠した。 ち○ぽが痛い程に疼いている。 「ソファの上で寝そべって。優菜ちゃんでシコるから」 「いいけどゼッタイ手伝わないから。あと制服にも掛けちゃダメ」 「掛けない。約束する」 おれはソファを優菜ちゃんに譲ってズボンを脱いだ。生女子高生をズリネタにち○ぽをシコれるなんて、夢の一つが叶ったというものだ。おまけに射精の瞬間を見てもらえる。こんなに美人で、おっぱいが大きい女子高生に。 見窄らしいブリーフの窓からフル勃起を取り出す。脱ぎ去ることさえもったいないくらい、おれの気は逸っていた。ソファに寝そべる優菜ちゃんを見下ろしながら、激しくフル勃起を擦り倒す。 「……ちょっと待って。着信」 優菜ちゃんがスマホを手に取ってまた寝そべる。ち○ぽを見慣れた彼女は、ホメることも驚くこともしなかった。 「ちゃんと見てて」 「見てるから。少し黙って」 鼻先に人差し指を立て、電話に出る。仕事より友達。ち○ぽよりスマホなのだ。またのいい加減な態度に、おれはなぜか興奮する。 「……うん、例のバイトやってるとこ。7時からも一人指名入ってるから、すぐそっちに行けない。マジごめん」 カラオケかマックにでも呼ばれたのだろうか。 「今ァ? 今はフリーで入ったオジサンの相手してる。童貞だから女子高生の胸触ってみたいんだって。30過ぎて経験ないとかあり得なくない? 妖精になれんじゃん(笑)」 「……」 そんな目の前ではっきり言わなくても――。 「お金ないみたいだからおっぱい揉みとパンツ見せ、あとセンズリ鑑賞だけだよ。リアルタイムでち○ぽシゴいてるから。――音聞く?」 優菜ちゃんがフル勃起のそばにスマホをあてた。受話器の向こうの女子高生にも辱められてるみたいで、おれはさらに興奮する。 「ね――マジでしょ(笑)。鬼カタくなってんの」 童貞であることを馬鹿にされ、蔑まされ、おれは少し仕返ししてやりたくなった。そんなに童貞が面白いのなら、童貞の変態プレイを経験してみろっていうんだ。 おれはフル勃起を擦りながら床に跪いた。そして優菜ちゃんのルーズソックスと膝小僧、それにふとももの匂いを順に嗅いでゆく。触らなければ香りは無料だ。 「キモい、キモい! オジサンが私の足の匂い嗅いでくる! 超鳥肌立ってきた!」 (女子高生の生足、靴下……ハァ、はぁ……くんくん) 少しでも触ったら即座に膝蹴りが飛んでくる。けれど優菜ちゃんは黙って匂いを嗅がれていた。こんな変態プレイにも慣れっこなのだ。やっぱり最新の女子高生には勝てない。 「オジサンの相手終わったら掛け直すね。なんかまた胸触ってきてんのさ。イキそうになってんじゃない? 童貞で早漏とかウケるから。――じゃね」 ピッ、と優菜ちゃんが通話を切った。 「そこまで馬鹿にしなくてもいいのに……」 「だって童貞見てるとからかいたくなるんだもん」 契約時間も残り僅かだ。おれは思い残すことがないように巨乳を揉みまくり、ち○ぽをシゴいた。 「……イキそうっ。優菜ちゃんのふとももに出すからスカート捲って」 「ちゃんと狙ってよ。一滴でもブレザーに掛けたら殺すから」 短いスカートがたくし上げられ、あの派手なパンツがお披露目になる。 おれは現役女子高生の、むっちりしたふとももに狙いを定めた――。 それは今まで経験したことのない、驚くほどの飛び散り具合だった。 「優菜――私立高校2年」END |
☆青春、ネトラレごっこ――都立高校3年 「ほら――舞ちゃんもやってんだから奈央もやれよ。おれ達だけ見てるの不公平だろ」 「でも友達の前でフェラするとか恥ずかしいもん」 「じゃあおれのち○ぽどうすんの? このまま放置?」 膝に跨って拗ねる奈央の手を取ると、おれは強制的に股間を触らせた。さっきのキスで興奮させられたそれは、ズボンのなかで元気になっている。 「分かったってば。……もう、舐めてあげるからそんな怒んないで」 首に手を回し、奈央がチュっと唇を合わせてくる。気が強そうな外見とは裏腹に、こいつは少し強引な手段に弱いのだ。 ……漸く梅雨前線も過ぎ去り、本格的な夏を迎えたその日。おれと悪友の彰人、それにお互いの彼女である奈央と舞ちゃんの4人は、繁華街にあるカラオケボックスを訪れていた。一学期の期末考査が終わり、やっとのことで遊びまくる時間ができたのだ。 テーブルの上にはジントニックとカルーアミルク。彰人の知り合いが店長だから目を瞑ってくれた。もちろん、気を利かせてこの部屋だけは防犯カメラがオフだ。 「お……やっと奈央ちゃんもその気になった?」 となりに座る彰人が言った。舞ちゃんは彰人の足元にしゃがみ込み、健気にち○ぽを頬張っている。 「悪ぃ。おれもすぐ脱ぐから」 と、奈央を股座にしゃがませてズボンを脱ぐ。彰人にフル勃起を見られるのは初めてだが、部活の合宿で一緒に風呂に入ってるから恥ずかしくはない。むしろネトラレごっこという企画におれはノリノリだった。 「舞、見てみろよ。遼のち○ぽも結構立派だろ?」 「アハ、おっきぃ(笑)」 彼氏のち○ぽから口を離した舞ちゃんが笑った。童顔の女の子はとっくにエロモード突入だ。 「普通だよ。でも奈央はこのち○ぽが大好きなんだよな?」 「ちょっとヘンなこと言わないでって!」 口を尖らせて奈央がおれをたたく。けれど満更でもない様子だった。彼氏だからそれくらい分かる。 「ほら――舐めろ」 奈央にフル勃起を握らせて命令した。 奈央のフェラは激しいというよりいつも優しい。おれがそう仕込んだのだ。激しくされるとすぐイキたくなる。それよりはずっと舐めさせていたかった。 いつも通り、奈央のベロが丹念に竿の裏を往復する。執拗にソフトクリームを舐め取る時みたいに。皮を根元まで引っ張って両サイドも舐めた。時々、裏筋と先っぽだけれろれろするのはおれのお気に入りを知っているせいだ。いきなり咥え込んだりしない。咥えてもゆっくり顔を動かす。ちゃんと亀頭だけを責めてくれる。 「奈央ちゃんのフェラってめちゃくちゃ優しいんだな。舞なんかそんな丁寧に舐めてくれないぜ、しゃぶってばっかりでさ」 「激しくやれってねだるのそっちじゃん」 ガブっ、と舞ちゃんが彼氏のち○ぽを食んだ。 「痛ててて! 謝るから許して」 友達カップルがじゃれ合う様子は見てて楽しい。 おれはセーラーの上から奈央のおっぱいを揉んだ。舞ちゃんより小さいがそれでもDカップだ。頼りない柔らかさではなく、モッチりとした弾力がある。ちなみに乳首がエロスイッチ。イジりまくると煩いくらいに悶える。 「脱がすのはダメ。こういうことになるなんて思ってなかったから、あんま可愛いブラ着けてないもん」 「じゃあブラ取ればいいじゃん。舞ちゃん達に奈央のおっぱい見せてあげなよ」 「ダメだって」 とか拒みながら、暫くフェラを続けさせ、胸を愛撫していると、奈央の抵抗がすぐになくなった。セーラーのジッパーに手を掛けて万歳させる。脱がせてみると、さっきから透けていたのは花柄のブラだった。女子高生らしくてかなりおれの趣味だ。 「かわいいじゃん」 「どこが」 奈央は嬉しそうだ。頬っぺたを赤くして、またち○ぽを舐め始める。 「舞も脱げよ。奈央ちゃんも脱いだんだし」 「うん」 と、舞ちゃんもその場でセーラーを脱ぐ。こちらはブラジャーの上にキャミソールを着ていた。聞いていた以上に巨乳だ。これでほんとにFカップなのか。 「舞ちゃんのおっぱいマジでかいじゃん。お前、負けてるぞ」 「うるさいな。私だってまだ成長してるの」 「嘘つけ。ずっとDカップのクセに」 おれはブラの上から奈央の胸を鷲掴んだ。となりでも彰人が舞ちゃんの巨乳を揉んでいる。 お互い、触り慣れたおっぱいだ。ホックに手を掛けたタイミングもほぼ同時だった。 「……いいか、遼。いっせーの、せ――で、ポロンだぞ。裏切るなよ」 「分かったから早く舞ちゃんの生乳見せろ。どんだけ巨乳なんだよ」 「はぁ? 他の女のおっぱい見たいとか信じらんない。馬っ鹿じゃない」 奈央が少しブチ切れたが、乱交モードだと薄々勘付き始めたみたいだ。イヤがっているというより呆れている。 「じゃあ行くぞ。いっせーの――せ!」 ぽろんっ、とカップを捲っておっぱいをこぼれさせた。奈央の乳首は立っていた。 「お〜! 奈央ちゃんの美乳!」 「舞ちゃんマジでか過ぎ(笑)。なにそのおっぱい」 おれと彰人のテンションが上がる。 奈央がおれの頬っぺたを抓った。 「なんか怪しいと思ったら、最初からこういうつもりだったんでしょ」 「な、なにが……?」 「何がって、見せっこ。遼が私のおっぱいを彰人くんに見せて、彰人くんが舞ちゃんのおっぱいを遼に見せる。お前の彼女のおっぱい見せろって、二人で取引したな」 舞ちゃんも彰人を睨んでいる。 でも奈央も舞ちゃんも本気のお怒りモードじゃなかった。すでにフェラを見せ合ったのだ。羞恥心のベールなんかはがれ掛けている。それに、お酒の手伝いもあった。 「見せっこじゃないよ。取替えっこ」 「なにそれ」 「だから奈央が彰人とエッチして、舞ちゃんがおれとエッチする」 「はぁ!?」「え〜っ!?」 舞ちゃんの声も重なった。 「今日だけ。お願い。たまには違うち○ぽとおっぱいで遊ぶってことで。ネトラレごっこしてくれたら夏休みにディズニーシーに連れて行ってあげるから」 おれは手を合わせて頼み込んだ。彰人もお願いしている。 「お台場合衆国は?」 「連れて行く」 「花火も見たい」 「隅田川だ」 「新しい水着も欲しい」 「明日109に行こう」 「あとシャネルのバッグも」 「それはちょっと……」 「じゃあ彰人くんのおちん○んで我慢する」 「お前もノリ気じゃんか!」 アハハと奈央が笑った。どうやらOKが出たみたいだ。 「だって舞ちゃんがフェラってるとこ見てたら、彰人くんのおちん○んが気になってきたんだもん」 「お前ってほんとち○ぽ大好きな女だな。エロ女、ビッチ、廃れ女子高生」 「遼だっておっぱいマニアのクセに。変態、粗チン、下手クソ」 下手クソはないだろ。いつもイカせてやってるのに。 見れば彰人もプレゼントを要求されていた。どうやらこっちもOKみたいだ。 「というわけだから、遼。ちょっとだけ奈央ちゃんを借りるぞ」 「こっちこそ。舞ちゃんをレンタルだ」 ち○ぽを出したままおれと彰人は彼女を交換した。 奈央以外の女の子を相手にするなんて久し振りだ。たぶん、奈央と付き合い始める前に何度か遊んだ、Eカップの優菜ちゃん以来じゃないだろうか。 おれは舞ちゃんを膝に跨らせた。早速、キスから頂戴する。 「んふふ。遼くん、キス上手」 「だろ?」 そうふざけて答えつつ、舞ちゃんと唇を重ねる。互いにチュっ、チュっ……と小鳥が突き合うみたいに唇を触れさせ、やがてディープキスへと移行したのだ。 おれが唇を食むと舞ちゃんもやり返してきた。互いに唇を奪い合ってベロを絡める。音を立てて唇を吸うと、スイッチが入った舞ちゃんがおれの首に手を回してきた。 (セクキャバのダウンタイムってこんな感じなのかな……) ルームのなかにはミラーボールだけだ。カラオケボックスなのに歌が流れていない。 「ね、上着脱がせてもいい?」 舞ちゃんがおれの夏服に手を掛けてくる。ズボンはさっき奈央にフェラさせた時脱ぎ去っていた。 「ああ」 おれは舞ちゃんに手伝われてすっぽんぽんになった。 ふと横を見れば、奈央は後ろから彰人に抱っこされる格好でおっぱいを揉まれていた。軽めのおっぱいタッチ程度だけど、なんだか美乳をホメられて嬉しそうだ。 (お世辞言われたくらいで照れんなよな……。普通のDカップだろ) 「なに? やっぱり奈央ちゃんのことが気になるの?」 舞ちゃんが囁いてきた。 「いや、別に。やっぱビッチなヤツだなって呆れてるだけ」 おれは舞ちゃんの巨乳を揉んだ。 さすがにFカップともなると奈央と揉みごたえが違う。張りや弾力より先にメチャクチャな柔らかさがあって、鷲掴んでて飽きないのだ。 思いっきり揉みまくっても手のひらから溢れる。ぷるぷると揺らすと面白いように波打った。 「彰人には内緒だけどね、実は今日のブラジャーってFじゃなくてGなの。ワンサイズ大きくなったこと教えたの、遼くんが初めてだよ」 「マジで?」 驚く声が大きかったのか、彰人がこっちを見てきた。軽めのおっぱいタッチが本気揉みに変わっている。奈央が時々、ピクンッと体を反応させていた。 「だからGカップって分かって揉んでるの遼くんだけだよ。あの馬鹿、さっきFカップって勘違いしながら揉んでたの。アホでしょ。自分の彼女が新しいブラ着けてることくらい気づけっての」 女の子は微妙な変化に気づいてくれることを要求する。髪形はもちろん、少しのメイクにも、無理に生理痛を我慢していることにも。彰人はそれに気づかなかったのだ。なんか妙な優越感が湧いた。 「おれは気づいてたよ。さっき彰人がブラ捲った時、ほんとにFカップなのかなって、一瞬疑問に思ったもん」 「アハ、嬉しい。じゃあこのGカップ、今日は遼くんだけのもの。いっぱい揉んだり吸ったりしていいからね。乳首イジられるとマジやばいって、奈央ちゃん言ってたもん」 舞ちゃんが嬉しそうに笑って巨乳を顔に押しつけてきた。 おれは乳首を吸い、柔らかすぎるふくらみを揉んで顔を埋めた。 乳首を指先で転がすと舞ちゃんが「んんっ」と可愛く反応した。そのまま弾いてみると突起がふくれてくるのが分かる。やはり女の子共通の性感帯なのだ。 けれど奈央みたいに喘がなかった。くすぐったそうに身を捩るだけで、煩いくらいの声を出さないのだ。 彰人の声がとなりから聞こえた。 「奈央ちゃんって乳首弱いの? 超起ってきたじゃん」 「ああっんっ――だ、ダメっ、気持ちいいっ……んんっ――んはぁっ」 ソファに座っているのがやっとのくらい、奈央は派手に身悶えていた。彰人の乳首攻撃に感じまくり、廊下に聞こえそうなほど煩い声を出している。 彰人が思わずキスで唇を塞いだのも無理はない。ほとんど叫び声だ。 乳首も最高潮。あれでいつもショーツがぐしょ濡れになる。 舞ちゃんが言った。 「ほんとに奈央ちゃんって乳首弱いんだね」 「だからラブホじゃないとエッチできないんだよ。本当は学校でもヤりたいんだけど、奈央の喘ぎ声が煩くてすぐバレるからさ。せいぜいキスとお尻タッチと手コキくらい。頑張ってもフェラまでだな」 「いいなぁ。彰人なんか、絶対学校じゃ何もしてくれないよ。私も奈央ちゃんみたいにスリル味わいたい。友達が来そうな場所でキスとかフェラとか」 「じゃあ奈央と彰人には内緒で、今度学校でエッチしようよ。ヤれそうな場所知ってる」 「ほんと? 約束だよ」 浮気の約束をした。なんか青春真っ只中って感じだ。 彰人が奈央をソファに座らせ、足をM字に開かせる。そしてシミを作っているはずのショーツを脱がせると、おれの彼女のま○こをガン見した。舞ちゃんと違う眺めに興奮しているみたいだ。逞しいち○ぽがそそり立っている。 「すっげー。奈央ちゃんのおま○こ、もうグショグショに濡れてんじゃん。さっきの乳首攻撃気持ち良かったの?」 「恥ずかしい」 「いいじゃん、もっと見せてよ」 「んんっ!」 と、奈央がのけぞった。彰人が奈央のま○こにむしゃぶり付いたのだ。クリトリスを舐め、指の腹でイジりまくる。 「ぁあんっ! き、気持ちいいっ……んふっ――あん」 (あの馬鹿女……。おれのクンニじゃこんな悶えないクセに) 彰人のテクがおれよりも上だということか。普段は見せない姿を見せつけられ、おれの心に軽い嫉みが疼いた。 「ね、遼くん。あっちは放っといてこっちはこっちで楽しもうよ。遼くんがして欲しいこと全部やってあげる」 なぜか舞ちゃんが機嫌を損ねていた。 「彰人ってクンニ上手いの?」 「知らない。私とエッチする時はあんなに一生懸命愛撫してくれないもん」 なるほど。それで怒ってるのか(笑) 「じゃあ一つだけ。舞ちゃんとエッチする機会があったらお願いしてみたいことがあったんだ」 「なに?」 「パイズリ。そのデカいおっぱいでおれのち○ぽ挟んでよ。たまに奈央にやらせることあるんだけど、やっぱDカップじゃ満足できなくて」 「いいよ。パイズリ得意だから」 と、そう簡単にOKしてくれると舞ちゃんがおれの股座に跪いた。 そしてプロローグ的にフル勃起を咥える。舞ちゃんの口の中は温かくてくすぐったかった。いつも奈央には、棒を舐めさせるのがメインのフェラばかりさせているから、咥え込み中心の口奉仕は新鮮だ。思わずそのままフェラっててとお願いしてしまう。巨乳を晒したままの同級生は素直に頬張ってくれた。 「上手いね。超くすぐったくて気持ちいい」 「何時間でもできるよ。咥え過ぎるとおえってなるけど」 「ヤバいっ……イキそうになってくる。ストップ。そろそろ挟んで」 「うん」 と、漸く極上のフェラを止めると、舞ちゃんがフル勃起に涎を垂らしてきた。AVなんかでよく観るプレイだ。 軽くち○ぽを擦って谷間に誘導する。Gカップに成長した乳房が手繰り寄せられてみると、おれのフル勃起が柔らかく挟み込まれた。 「気持ちいいっ……マジなにこれ」 「柔らかくてあったかいでしょ? 谷間で捕まえちゃった」 「本気でパイズってみて。舞ちゃんのテク全部出して」 「いいけど我慢できないかもよ。前の彼氏に色々仕込まれてるもん」 「え? 彰人に教え込まれてるんじゃないの?」 となりでは、悪友が奈央のま○こに指を入れていた。クンニだけじゃなく指技にも自信があるのか、音が聞こえそうなくらいにかき混ぜている。奈央も潮吹きしそうな勢いで喘いでいた。でも彰人は知らない。奈央に吹かせるためには少しコツがいるのだ。 「彰人はフェラ好きだから。パイズリに煩くないの。ただ挟まれて喜んでる」 「じゃあ彰人にやってあげてないテクとかあるんだ?」 「結構色々(笑)」 舞ちゃんの微笑は少し小悪魔じみていた。ネトラレごっことは言え、彼氏が他の女に上手い愛撫を繰り出していることに嫉妬しているのだ。その仕返しをおれへのパイズリで果たす魂胆なんだろう。 「色々か――。面白そうだね。奈央の谷間はダメだから舞ちゃんがやってよ」 「おっけー」 そう頷くと、早速、舞ちゃんがち○ぽをGカップに挟んだまま体を上下させてきた。気持ちいい谷間のなかを、フル勃起がゆっくりと往復する。 「これ基本的なテクでしょ。知ってる。……でもマジ幸せ」 「遼くんのおちん○ん、凄いカタくなってる。私に挟まれて嬉しい?」 「最高。本気で奈央と舞ちゃん交換しようかな」 乳首攻撃とま○こイジりで大満足したのか、奈央が仁王立ちになる彰人のち○ぽにお返しをしていた。おれが教え込んだテクで舐めまくっているのだ。とろんとした目はエロモード全開の証。フェラ好きの親友も嬉しそうに、舞ちゃんとは違う口奉仕にそそり立たせていた。 「痛くない? もっと唾垂らした方がいい?」 「大丈夫。舞ちゃんのおっぱい、柔らかくて気持ちいいから」 舞ちゃんが体を動かすのをやめ、今度はがっちりと手を組んでホールドする。そしておっぱいだけを動かした。巨乳でシゴいてくれるような愛撫だ。 「もし谷間に出しちゃったらごめん」 「平気だよ。挟射させると男の子に勝った!――みたいな感じで嬉しいもん」 「絶対いっぱい出る。ほんと上手」 お互い挿入まで許す――というのが彰人との約束だから、挟まれたままイクつもりはなかった。それでも舞ちゃんのパイズリは絶品だった。 谷間でシゴいてくれていたかと思うと、今度は左右の乳房を交互に揺らした。マシュマロみたいな圧迫感でフル勃起を擦られ、射精欲が一気に煽られる。 けれどさすがに仕込まれただけはある。おれが唇を噛んで快感に耐えると、舞ちゃんがパイズる速さを落としたのだ。どうやらち○ぽの疼きを谷間で感知できるらしい。限界寸前まで挟んでは、イカせないタイミングで愛撫を緩めた。奈央のパイズリなんかガキの戯れにしか思えない、本物のテクニックだった。 「天国……マジ幸せ」 身を任せていれば舞ちゃんが射精をコントロールしてくれる。おれは気持ち良すぎるGカップに天を仰いだ。……柔らかくて気持ちいい……ほんと最高――。 「遼くんのおちん○んから我慢汁出てる」 「ち、ちょっと!」 思わず腹筋に力が入った。くすぐったい感触が迸ったから見てみると、舞ちゃんがち○ぽを挟みつつ先っぽを舐めていたのだ。谷間から顔を出した亀頭に、窄めたベロを這わせている。 「これ一番気持ちいいでしょ? パイズリフェラ。れろれろれろれろ」 「ヤバいっ……て。ちょっとタイム」 でも舞ちゃんは悪戯をやめない。小刻みに舌を蠢かせておれの弱点だけをくすぐった。裏筋を嬉しそうに嬲って、左右のおっぱいでフル勃起を揉みくちゃにする。 「先っちょムクって膨らんだよ。気持ちいいの?」 「くすぐったい。マジ出そうになるって」 前彼から仕込まれた最高のテクニックがこれか。おれは同級生の愛撫に勃起しまくった。 見れば彰人が驚いている。舞ちゃんのテクを初めて知ったのだから当然だろう。 奈央と視線がぶつかった。でも奈央は少しキレた感じで目を逸らしただけで、また彰人のフル勃起を咥え込んだ。どうやらしゃぶり方を教えられたみたいだ。 「ね、遼くんのおちん○ん挿れていい?」 「いいよ。欲しくなってきた?」 「うん。おっきぃおちん○ん挿れたい」 舞ちゃんをソファに座らせ、おれはスカートとショーツを順番に脱がせた。 M字に足を広げて茂みに触れてみる。手こずることもなくすんなりと中指が入った。舞ちゃんの穴の奥はもうヌルヌルに濡れていた。 「なんでこんな濡れてんの?」 「だって遼くんのおちん○ん、凄いカタくて大きいんだもん」 「それだけで濡れたの? おっぱいに挟んでみただけで?」 こくん、と舞ちゃんが頷く。ニーソだけ履いたままの姿がエロい。 「ね、お願い――舞のおま○こにちょうだい」 親友の彼女におねだりされて、おれはかなり萌えていた。フル勃起の根元を摘んで舞ちゃんの割れ目にあてがってみる。挿入する前にクリトリスを亀頭で擦ったら、舞ちゃんが声を洩らして悶えた。そして早く挿れてと言わんばかりに、自分からち○ぽを掴んで入り口へと導いてきたのだった。 おれはゆっくりとめり込ませていった。全部入り切ると同時に、舞ちゃんが一際大きくのけぞって喘いだ。 (あったかくて気持ちいい……舞ちゃんのま○こってこんな感じなのかよ) 奈央のま○こも最高だけど、やっぱり女の子が違うと挿れた感触も異なってくる。濡れた膣壁が締め付けてくる感覚、先っぽが擦れるタイミング、それに奥の部分にぶつかる距離。生で挿れてるから余計に気持ち良さが倍増した。 「お前さ、ちゃんとゴム着けろよ。俺のじゃなくてお前の赤ちゃんができるだろ」 彰人が言った。こちらも挿れるところみたいで、ソファに四つん這いにさせた奈央の背後で、彰人がフル勃起に装着している。 「ごめん、舞ちゃんがおねだりするからつい――。ちゃんと外に出すから」 「ほんとだぞ」 呆れたように呟くと、彰人が奈央のま○こにフル勃起をあてがった。そしてゆっくりと挿れていく。バックは奈央のお気に入りだ。 「んんっあ……お、おっきい――っ!」 嬉しそうによがる奈央。大きいとかもうおれには言ってくれなくなったのに、彰人にはちゃんと言うのか。大好きなバックで後ろから突き立てられ、「あんあんっ」と喘ぎ声を洩らす。 「奈央ちゃんのま○こ、すげぇ気持ちいいっ。ほらっ……ほらっ」 たわんだDカップを揉みながら、親友が懸命に腰を動かす。奈央は気持ち良さそうだ。 「遼くんもいっぱいして」 舞ちゃんがおれを見つめた。 そう、これは単なるネトラレごっこなんだ。奈央のヤツが本気で感じているわけがない。演技で喘いでいるとは思えないけど、おれのち○ぽが一番のはずだ――。 おれは舞ちゃんとのエッチを続けた。 正常位のまま同級生のま○こを突き立て、波打つGカップを鷲掴む。挿れてもらうのが大好きなのか、舞ちゃんは次第に喘ぎ声を大きくしていった。 奈央みたいに四つん這いに向きを変え、後ろから挿れ直す。正常位の時とはまた違うインサート感覚に射精欲が疼いた。重力にたわんだGカップはでかい。犬みたいに背後から覆い被さって乳房を揉みまくると、背徳的な興奮に熱くなってしまった。 先に限界を迎えたのは彰人の方だった。おれがまた正常位に戻した時、親友の腰の動きが最速になったのだ。 「ぁあっ、イキそうっ――。出していい? 奈央ちゃんのま○こで精子出していい?」 「ああん――んんんっっ……はぁん、っあ、っああ!」 四つん這いでお尻を突き出して喘ぐ奈央は、とち狂ったみたいに頷いていた。こうなればもう何も見えてない。あの表情は気持ち良すぎて何回かイッた後だ。 「出るっ!」 と、そう叫んで彰人がフル勃起を引っこ抜いた。そして一瞬でコンドームを取り去り、奈央のお尻に向かって精子をぶちまける。柔らかな桃尻に親友の白液が飛び散った。思わず背中や髪の毛にまで飛んだスペルマが、彰人の満足感を物語っていた。 「おれも出していい? 舞ちゃんとのエッチ気持ち良すぎて我慢できないから」 「うん」 女の目で舞ちゃんが頷く。フル勃起を受け入れる穴はもう洪水状態に近い。 おれは舞ちゃんにチュっとキスすると、射精欲の増大に任せて腰を振った。 生温かい膣壁がち○ぽを擦る。ヌルヌルの肉感が亀頭をくすぐってくる――。 「イクっ!」 おれは射精直前でち○ぽを引っこ抜いてソファに乗った。そして同級生の巨乳に向けてフル勃起を擦り立てる。勢い良く噴出したスペルマが乳房に降り注いだ。乳首にこれでもかと飛び散った。 ……漸く快感が収まってみると、友達の彼女のGカップはおれの精液にまみれていた。 「すごいいっぱい出た」 「ま、マジで気持ち良かった」 「……遼くんのおちん○ん、なんかピクピクしてる」 舞ちゃんがパクッと咥え込んでお掃除フェラしてくれる。 ふと横を見れば、奈央がウェットティッシュで彰人のち○ぽを拭いていた――。 ※ 「シャネルのバッグって、確か約束になかったような気がするんですけど」 「ネトラレごっこOKする見返りにはね。でも遼、アンタこの前、学校で舞ちゃんにフェラさせたでしょ? 屋上に続く階段の踊り場で」 「う……知ってたの?」 「舞ちゃんから聞いた。先週、家に泊まりに来た時にお酒飲ませたら、酔っ払って全部喋ってくれたもん」 「いや、でもあれは単なるネトラレごっこの延長で……」 「許すからシャネルのバッグ買って。じゃなきゃ遼と別れる」 課外授業も終わり、やっと夏休みを満喫できる日々を迎えたその日。おれと奈央は駅前のターミナルで人を待っていた。ネトラレごっこの見返りに約束した、ディズニーシーに行くためである。待っているのはもちろん、彰人と舞ちゃんの二人だ。 「ほんとごめん。謝るからシャネルのバッグだけは許して。あれっていくらするか分かってんの? おれ高校生だよ」 「バイトすればいいじゃん。17万円くらいすぐ貯まるでしょ」 本気のお怒りモードだ。こうなったら奈央は望みが叶うまで許してくれない。 彰人と舞ちゃんがやって来た。 なぜか彰人が舞ちゃんに耳を引っ張られている。 「痛ててて! 謝るから舞ちゃん許して」 「お待たせ(怒)。いきなりの提案で悪いんだけど、こいつだけ置いて行っちゃダメかな。一緒に行きたくないの」 「なんで?」 「奈央ちゃんとまたエッチするって内緒で約束したんだって。なんか怪しいと思ったからさっき問い詰めたら、遼くんから奈央ちゃんネトるの萌えるって白状して」 「……」 「……」 おれは奈央を睨んだ。 「お前さ……」 「あれ? バレちゃった?」 「笑って誤魔化すな。おれにはシャネルのバッグねだっておきながら、こっそり彰人と浮気かよ。どんだけ都合がいいんだ」 「シャネルのバッグって何のことだよ?」 彰人が訊いた。 「遼が舞ちゃんと学校でエッチなことしたから、そのお詫びにちょっと(笑)」 「……」 「……」 今度は彰人が舞ちゃんを睨む。 「舞は浮気が許せないって、さっき誰かさんにお説教たれてなかったっけ?」 「えへへ……そうだったかな? 私、あんまり記憶力良くないから覚えてない」 「……」 「……」 「……」 「……」 朝陽が差し込むターミナルに4人の意味深な沈黙が広がる。 最初に口を開いたのは彰人だった。 「それじゃあまぁ、そういうことで」 「そうだな。せっかくのディズニーシーだもんな」 「高校生が泊り掛けで旅行行くんだから、羽目外すの当たり前だよね」 「水に流すって言うんだっけ? こういうの」 妙な仲違いが消えた。シャネルのバッグも無かったことになりそうだ。 もちろん、その夜はネトラレごっこになった。 ……時々、おれと彰人は奈央と舞ちゃんを交換することがある。奈央と舞ちゃんがおれと彰人を交換する時がある。 でも奈央が最高の女の子だ。誰にも渡したくはない。 遊びだから親友にネトラレても平気なのだ。本気で奈央が他の男に惚れたら、おれは二度と味わいたくない、あの失恋の喪失感に泣き崩れることになる――。 「青春、ネトラレごっこ――都立高校3年生」END |
素敵な夏のプレゼントをありがとうございます。私にとっては、最高のお中元です。 S学生、高校生ときて、次は大学生か社会人かと勝手に考えております。 登場人物は今までの作品とも絡んでいるのでしょうか?そうだとしたら、次に誰が出てくるかすごく楽しみです。 今後の執筆活動を楽しみにしています。お体に気をつけて、素敵な作品を送り出してください。 |
☆タケル――S学校6年生 「……んもう、さっきからお姉さんばっかり撮ってると思ったら、こんなエッチな写真ばっかり撮って。ヘンなこと考えてる男のコは嫌いになっちゃうからね。ダメだよ」 目の前にしゃがんだ友里花お姉さんが、ぷくっと頬っぺたをふくらませてボクの頭を小突いた。更衣室へと続く、薄暗い市民プールの廊下だ。 「ごめんなさい。でもどうしても友里花お姉さんを撮りたくて――。兄ちゃんには言わないで下さい。ボク、絶対殺されますから」 現行犯で罪をとがめられ、ボクはその場に立ち竦んでいた。記念写真と言って撮影する回数があまりに不自然だから、友里花お姉さんにスマホをチェックされていたのだ。 写っていたのは、おっぱいのクローズアップばかりだった。 「お兄ちゃんには言わないけど、でもこういうことは絶対にしちゃダメ。盗撮は犯罪だもん。大好きな男の子にこんなことされたら、お姉さん、悲しくなっちゃう」 「……」 「おっぱいの写メだけ消去して。あとは残してていいから」 ボクは泣く泣くタッチパネルを操作した。 きれいな女子大生が消えてゆく。兄ちゃんの彼女に憧れ始めたのは、もう半年も前からのことだった。 「……消しました」 「じゃあこのことはお姉さんとタケルくんだけの秘密。誰にも言わないから安心して。思春期の男の子が、女の子のおっぱいに興味持つのも分かってる。年上のお姉さんに憧れる気持ちもちゃんと知ってる。だってそれが普通だもん。タケルくんだけが悩んでることじゃないんだよ?」 「……」 「でも盗み撮りはダメ。そんな男の子、お姉さんの弟になって欲しくない」 ボクは涙をこぼした。悪いことをした後悔、怒られた悲しみ、友里花さんの優しさ、それに、兄ちゃんにバレない安心感がごちゃ混ぜになって――。 自販機にジュースを買いに来た人達が、ボクと友里花さんを見ていた。 「もう、泣かないの。……分かったからちょっとこっちに来て」 と、友里花さんに手を引かれて連れて来られたのは、人気のない非常階段だった。 「いつからお姉さんのことが好きだったの?」 「……ずっと前から。好きになっちゃダメな人だって分かってたけど、でもどうしても我慢できなくて――。ヘンな写真撮ってごめんなさい、もうあきらめます」 ほとんど捨て鉢になっていた。 「責めてるんじゃないの。タケルくんの気持ちをちゃんと知りたいだけ。お姉さんを人として好きになったの? それとも、ただエッチな悪戯されたいから好きになったの?」 「どっちも」 ボクは正直に答えた。エッチな悪戯をされたくて憧れ始めたけど、気づいたら友里花さんの長所ばかりを見ていた。きれいで、思いやりがあって、頭が良くて――。なんで友里花さんと同じ時代に産まれなかったんだろう。 そんな気持ちを全部打ち明けると、ビキニ姿の女子大生はクスッと微笑んでくれた。 「ありがと。正直に話してくれて」 「うん」 「お姉さんもタケルくんのことが大好き。だからこういうことするのは特別だけど、でも今日が最初で最後だからね」 「……何がですか」 ボクが首を傾げると、友里花さんが辺りを見渡してから囁いた。 「少しだけおっぱい触らせてあげる。お姉さんを好きになってくれたお返し」 「ほんと?」 沈んでいた気持ちがふと元に戻った。 「うん。でもあんな写真はもう撮らないって約束して。おっぱい盗み撮りするのも最後、触ってみるのも最後。いっぱい触ってみたかったら、もう少し大人になってから彼女作ろうよ。ね?」 ボクは頷いた。憧れのお姉さんと指切りを交わした。 友里花さんが両手を取って導いてくれる。 「ほら――これが女の子のおっぱい。柔らかくて気持ちいいでしょ?」 「おっきい……」 「サイズは内緒だよ。タケルくんに知られると恥ずかしいもん」 友里花お姉さんのふくらみは、ボクの手のひらにはおさまり切らなかった。 さっきまでプールに入ってたから少し冷たい。でもプニプニしててマシュマロみたいな触り心地だった。少し力を入れて揉んでみるとやわらかくめり込む。真ん中に寄せてみたら深い谷間ができた。重たくて押し返すような弾力だった。 「ビキニ取ってくれないの?」 「ごめんね。それはちょっと出来ないかな」 友里花さんが微笑みながらボクをたしなめた。 あきらめてビキニの上からおっぱいを揉む。 「ね、タケルくんもちゃんとおっきする?」 「する。兄ちゃんみたいに毛は生えてないけど」 「見てもいい?」 と、目の前で立膝になる友里花さんが海パンの腰に手を掛けてきた。 ボクは黙ったまま憧れの女子大生に着替えを手伝われる。 サポーターまで脱がされてみると、色白のちん○んが上を向いて出てきた。 「ふふ。凄い元気だね」 「だって友里花お姉さんのおっぱい触れたから」 「エッチな悪戯されたかったのって、ここなんでしょう?」 「友里花お姉さんにイジって欲しい」 「じゃあほんとに特別の特別だよ。誰か来そうになったらすぐやめるから」 そう囁くと、友里花さんがちん○んを優しく摘んできた。そしてゆっくりと擦ってくれる。おっきを弄ると猛烈に幸せになれると気づいたのは、一体、いつのことだっただろう。 すぐにくすぐったくなる。 「なんかちん○んがムズムズする……っ」 「それは精子が出そうになってきてる証拠。射精って言って、普通の男の子ならみんなしてもいいことなの。タケルくんも一人でおちん○ん擦ることあるよね」 ボクは無言のまま頷いた。目の前のふくらみを時々揉んでみる。 「今日だけお姉さんがお手伝いしてあげる。だから出していいよ。絶対笑ったりしないから。タケルくんが気持ち良くなるとこずっと見ててあげるから」 友里花さんのイジり方は優しかった。無理やり皮を捲ることもないし、強く擦り立てることもない。ただ、ボクが夢見ていた通りに、スローテンポで悪戯してくれた。 我慢できなくなってきた。 「出ちゃいそう」 「いいよ。擦っててあげるから、このままピュって出してみて」 その言葉に誘われるみたいに、ボクは先っぽから白い液体を飛び散らせた。 猛烈な幸せは今までのなかで一番だった。 友里花さんが右手でおっきをイジっててくれる。反対の手のひらで受け止めてくれる。 けれど気持ち良すぎて、ビキニと腕にいっぱい降りかけてしまった。 「ご、ごめんなさい。友里花お姉さんにヘンな液かけちゃって」 「ううん、大丈夫。タケルくんが喜んでくれた証だもん。男の子だったらみんな我慢できない。驚いてないし、怒ってなんかないよ」 遠くから、プールではしゃぐみんなの声が聞こえる。 手のひらにたまった精子を見て、友里花さんがクスッと微笑んでくれた。 ……友里花さんと兄ちゃんが別れたのはそれから三ヵ月後のことだ。 ボクの初恋だったお姉さんは、今、どこで何をしているのだろう。 「タケル――S学校6年生」END |
☆祥平――C学校1年生 ……急に降り出した大粒の雨が、勢い良くフロントガラスにたたきつける。遠くから響く雷鳴の唸りは、まるで地鳴りを誘発するかのようだった。 「鬼のみんなが空で暴れ始めたみたいね。天気予報じゃ午後は曇りって言ってたのに」 文才めいた言葉で愚痴をこぼし、フロントガラスから天を見上げたのはまどかさんだった。ボクと同じマンションに住む、32歳の人妻だ。 「予報は予報で完璧じゃないですからね。たまには外すこともあるんじゃないですか?」 助手席のリクライニングを少し倒してボクは言った。後部座席にはベビーシートだ。 「外し過ぎよ。先週なんか、晴天って言うから洗濯物干したまま出掛けたのに、家に帰ってみたらずぶ濡れだったんだもの。おかげで洗い物のやり直し。頭に来るわ」 まどかさんがカーナビのスイッチを切った。流れていた昼の情報番組が消え、駐車場に停められたライトバンはしんと静まり返る。さっきまで盛況だったフリーマーケットは突然の豪雨で中止状態だった。出店者が車に退避し、売り場に緊急のシートが被せられたのだ。 「主婦って大変なんですね。洗濯物洗い直したり、赤ちゃんの面倒見たり」 「そうよ。だからこうやってフリーマーケットに出店できるのが気晴らしなの。言ってみれば家事の合間の気分転換。胸チラ狙ってるC学生とは訳が違うわ」 「え……?」 と、ボクは虚を突かれた。 「惚けなくても分かってるわよ。接客の時、おっぱいばっかり見てたでしょ?」 「……」 「商品を選ぶお客さんの谷間、ポロシャツから透けるブラジャー。私が四つん這いになると嬉しそうだったわよ、鼻の下こんなに伸ばして(笑)」 まどかさんが大袈裟にジェスチャーして見せた。 悪事がバレたボクは蛇に睨まれた蛙だ。 「フリマのお手伝い引き受けてくれたのも、初めからそういう魂胆だったんでしょ? おばさん達の胸チラを覗けるかも知れないって」 「……」 「何? エッチな本だけじゃ飽きてきた?」 ボクの顔を見つめる人妻は、怒っているというより呆れているように見えた。 「ごめんなさい」 「別に責めてるんじゃなくて。おっぱいに興味がある年頃なんだから、それくらいで普通だと思うわ。胸チラ覗けるならフリマに来ちゃうわよね、いっぱいオカズが手に入るんだもの」 「……」 「でもどうせ祥平くんのことだから覗いて終わりなんでしょ? 盗撮なんかしないし、そもそも写真に撮るつもりなんてなかった」 「そんな勇気、ボクにはありません」 「勇気があってもやらないコ。そういう男のコだもん。だからおばさん、胸チラ覗かれても平気だった。思春期だからまぁ仕方ないかなって(笑)」 雨音だけが響くライトバン。勢いを増す豪雨で視界はゼロだ。 まどかさんが真っ直ぐボクの目を見つめた。 「ね――前から思ってたんだけど、祥平くんってひょっとしておばさんのことが好き?」 「……」 「なんかマンションで擦れ違ってお話しすると、いつもそんな気がするの」 図星だった。美人で面白くておっぱいが大きい人妻に、エッチな世界を教えてもらいたい――。それが昔からの夢だった。 「好きです……ずっと前から」 「やっぱりね。そうだと思ったわ」 まどかさんが微笑んだ。真に受けてる感じはないけれど。 (……だからおっぱいを触らせて下さい) 言おうと思っていた言葉が喉元まで出掛かる。 けれど臆病なボクには、そんな簡単なお願いすらできない。 「三十路になったらおばさんよ。年上のお姉さんに憧れる気持ちも分かるけど、どうせなら女子大生とか20代のOLにしたらどう? 2歳の子供抱えた人妻なんて、C学生の恋愛対象には歳取り過ぎでしょ」 「おばさんなんかじゃありません、お姉さんです」 「アンチエイジに躍起の人妻が? 肌年齢末期のおばさんが?」 こくん、とボクは頷いた。言うほどまどかさんは老けてない。ボクから見ればきれいなお姉さんだ。アンチエイジングなんて要らないし、肌だって若い。そりゃ女性だから化粧はするかも知れないけど、すっぴんでも美人なのだ。思春期の憧れそのものだった。 「でもまぁ、祥平くんからすれば20代も30代も同じよね。年上のお姉さんにエッチなことされたい――っていう方が優先なんだもの。妄想のなかで描いた女神とイコールなんでしょ? 夢を叶えてくれるはずの」 ボクは素直に頷いた。誤魔化す気なんてさらさらなかった。 「ほんとに私でいいの? 大切な初恋なんだよ」 「まどかさんでいいです」 やっと思いを知ってもらえてすっきりした。こんなにも簡単なことだったのだ。 まどかさんがボクの頬っぺたを軽く抓った。 「……仕方ないわね、この思春期クンは」 「すいません」 「誰にも内緒よ? おばさんと祥平くんだけの秘密」 と、そう囁いて鼻先に人差し指を立てると、まどかさんがTシャツの胸元を大きく広げて見せてくれた。ネックレスが光る空間の向こうに、ブラに包まれたふくらみがある。 「み、見せてくれるんですか……おっぱい」 「だってずっと気になってたんでしょ? 祥平くんだから平気。ほら――これがおばさんのおっぱい」 助手席に座るボクに向かって、まどかさんが谷間を強調する。柔らかそうなバストがたわんでいた。 「大きいですね……。何カップあるんですか?」 「Dカップ。あんまり巨乳じゃないからごめんね」 そんなことなんてない。ボクにとっては十分な巨乳だ。まして、片想いの人妻のおっぱいなんだから。 たまらなくなって、ボクは谷間に右手を差し込んでいた。 「ふふ。興奮してきちゃった? 目が真剣」 けれどまどかさんはボクの手を振り払おうともしなかった。微笑んだままDカップを揉ませてくれている。初めて触った人妻の乳房は、温かくて、柔らかな弾力があった。 「脱いでもらうのは……駄目?」 「上だけよ。下はダメ」 いったんボクの手を谷間から退かせ、まどかさんがTシャツを脱いだ。 レースで縁取りされた黒いブラジャー。まどかさんが毎日洗っている下着だ。 けれどそんな下着もすぐに取り払われてしまう。 まどかさんが背中に手を回して簡単にホックを外すと、ずっと憧れていたふくらみが露になったのだ。 「すごい美乳」 「美乳なんて言葉どこで覚えたの、もう」 セミロングの髪を掻き揚げて背中に流す。ボクはまどかさんの乳房を両手で鷲掴んだ。円を描くように揉みまくり、谷間に顔を埋める。優しくていい匂いがして、幸せな気分だった。甘えたかった思いが満たされてうっとりした。 「おちん○ん元気になってきてるんでしょ?」 「……はい」 「見せてごらん。どれくらい元気になったの」 リクライニングを倒されて、ボクは助手席に仰向けになった。 美乳を出したままのまどかさんが、ハーフパンツをブリーフごと下げてくる。 恥ずかしくなんてなかった。ボクは、目いっぱいそり返った勃起を確かめてもらった。 「凄い勃ってる。お腹にくっつきそうよ」 根元を摘んで真っ直ぐに立たせ、まどかさんがそっと顔を沈めてきた。 「あっ……く、くすぐったい……っ」 「動かないで。おちん○ん舐めてあげられないじゃない」 生温かい口の中にちん○んが埋もれていた。ムケたばかりの部分を、まどかさんの唇がなめらかにくすぐる。扁平な部分を上唇で、裏筋っていう場所を下唇で。人妻にとってはからかい半分の悪戯でも、ボクにとっては初めてのフェラチオだった。 「だ、駄目……出ちゃう」 まどかさんは何も言わないで咥え続けた。ただ優しいだけの口だった。 ボクは我慢することなんかできず、思いっ切り精子を解き放ってしまった――。 「……す、すごい気持ち良かった」 「いっぱい喜んでくれたみたいね、おばさんの口で」 と、手のひらに吐き出されてみたのは、とんでもない量の精液だった。 「ごめんなさい、口の中に出しちゃって」 「平気よ。何回も経験してるんだもの」 おっぱいを出したままの人妻の姿も、初めてのフェラチオで射精したボクの姿も、視界が遮られた窓からは見えない――。 車に退避したフリマの出店者達は、今も雨が止むのを待っていた。 「祥平――C学校1年生」END |
☆ヒロシ――S学校6年生 パジャマを脱いで下着姿になると、紗江子さんが背中に手を回してホックを外した。 ぷるんっ、と大きなおっぱいがブラジャーからこぼれ落ちる。 パンツは腰の辺りがヒモみたいになった、大人のお姉さんの下着だった。 「ふふ。これでヒロシくんと一緒でお姉さんも裸。なんかドキドキするね」 「うん」 と、ボクは生唾を飲みこんで頷いた。 夏休みも間近に迫ったある週末のことだ。 ボクは幼稚園の時から仲良しの悠人くんの家に、久し振りに泊まりに来ていた。お父さんとお母さんが法事っていうやつで留守にするから、託児所代わりに預けられたのだ。悠人くんの家は豪邸で、遊びに来るたびに羨ましく思っていた。 けれどボクが一番羨ましく思っているのは、悠人くんには歳の離れたお姉さんがいるということだ。それが紗江子さんだ。24歳、大学病院で看護士をしている。 ずっと一人っ子のボクには憧れの存在だ。こんな美人なお姉さんが欲しいと思う。……いや、こんな優しいお姉さんにイタズラされてみたいと思う。 だからボクは決行した。悠人くんが寝静まるのを待って、紗江子さんの部屋に足を運んだのだ。ちん○んがヘンになるから診て下さい――って。 もちろん、そんなウソはすぐにバレた。「勃起だって分かってるクセに」。 でも頬っぺたをふくらませる紗江子さんはボクの心をちゃんと分かってくれていた。年上の女性に恋焦がれる気持ち、エッチな誘惑に身を任せたい気持ち――。 紗江子さんはちゃんとおっきを診てくれた。パジャマの上からおっぱいを触らせてくれた。そしてボクの耳元に囁いたのだ。 「ね……ヒロシくんとお姉さんしかいないからさ、二人で裸の見せっこしようよ」 「……」 ボクは頷き、ナイトスタンドだけが灯る部屋で素っ裸になった――。 「またおっぱい触ってる。さっきいっぱい触ったのに」 「だって紗江子さんのおっぱい、すごい柔らかくて気持ちいいんだもん」 ベッドの端に並んで腰掛けると、ボクは紗江子さんの胸に両手を伸ばした。パジャマの上から揉んだ時に聞いたらFカップ。形がきれいで肌も白かった。 「でも女の子のおっぱいって、人によって触り心地が違うんだよ。お姉さんのはたまたま柔らかすぎるだけ。ほんとはもっと張りがあったらなって思うんだけど」 揉みしだかれる乳房を紗江子さんが見下ろしている。おっぱいに垂れかかった長い髪の毛がきれいだった。 「そんなことないです。紗江子さんのおっぱい、最高だと思います」 「ありがと。最高なんてホメられると、お姉さん、嬉しい」 紗江子さんのバストはさらさらのわらび餅みたいだ。両手で鷲掴んで揉みまくると、重たく頼りない弾力が手のひらにのってくる。ふざけて寄せてみたら谷間がものすごいことになった。ボクはそのまま顔を埋めてみる。憧れのお姉さんの匂いと、優しさと、それからいっぱいの甘えたい気持ちに満たされて夢心地にうっとりした。 「凄いおっきしてる。お姉さんのおっぱいで興奮してきちゃったんだ?」 「……うん」 「じゃあ今日だけ特別に、ヒロシくんにもっと気持ちいいこと教えてあげる」 「なに?」 「ヒロシくんのおっきをお姉さんのおっぱいで挟むの」 初めて知るイタズラだった。触っているだけでも気持ちいいおっぱいなのに、それでちん○んを挟むだなんて――。 紗江子さんがボクの手を取って目の前に立たせてくれた。そして左右のおっぱいを持ち上げ、挟みやすいように谷間に空間を作ってみせる。美乳だ。 「谷間におちん○ん持って来て。あとはお姉さんがやるから」 「こう?」 と、ボクは根元をおさえて谷間にあてがった。 紗江子さんがFカップですっぽり挟み込んでくる。 「ほら……おっきが見えなくなった」 「すごい気持ちいいっ」 「柔らかいでしょう? パイズリって言って、おっぱいが大きい女の子じゃないとできない悪戯なんだよ」 初めて経験するパイズリにボクは唇をかんだ。 柔らかすぎるおっぱいがちん○んを包み込み、これ以上ないくらいの幸せを感じさせる。 紗江子さんが軽く乳房を揺らすとくすぐったさがふくれ上がった。 谷間のなかでおっきがもっとカタくなる。一番イタズラされたかった部分をエッチに挟まれ、ボクは思わず腰を引かせてしまった。 「だ、ダメ……そんなに挟まれたら出ちゃう」 「我慢しなくていいよ。挟んでであげるからお姉さんの谷間に出して」 紗江子さんが交互におっぱいを揺らす。 でもボクは、ずっと憧れていたお姉さんにもっと教えてもらいたいことがあった。 「さ、紗江子さんとセックスしてもいい?」 「セックス? それっておちん○んを挿れてみたいってこと?」 「うん……紗江子さんに教えてもらいたい。セックスのやり方」 それがずっと思い描いていた夢だった。 紗江子さんが呆れたようにボクのおでこを小突いた。 「じゃあちょっとだけ挿れてみる? 本気じゃなくて遊びで」 「教えて下さい」 紗江子さんがパイズリをやめた。 そして腰の辺りがヒモみたいになったパンツを脱ぐ。毛が生えていたのは分かったけれど、ナイトスタンドの明かりだけだから詳しく見えなかった。 「どうすればいいですか?」 「ベッドに仰向けに寝て」 と、紗江子さんがどこからかケースを持ってきた。 なかから薬の分包みたいな袋が出てくる。 「それなに?」 「コンドーム。これ着けないと赤ちゃんができるかも知れないでしょ?」 ピリっと袋を破いて紗江子さんがコンドームを取り出した。そしてベッドで仰向けになったボクのちん○んにそれをあてがう。 薄いゴムがすべり落ちると少しくすぐったかった。ゼリーみたいなのが塗られていた。 「ちん○ん挿れたい」 「ほんとにちょっとだけだよ?」 そう人差し指を鼻先にあてて囁くと、紗江子さんがボクの上にまたがってきた。 ちん○んを大切な部分にあて、ゆっくりと腰を落としてくる――。 紗江子さんのなかにめり込んでいく感触が分かった。 「ね、お姉さんのなかに入ったの分かる?」 「な、なんか温かくてぬるぬるする」 「出そうになったら出しちゃっていいからね。ゴム着けてるから大丈夫」 紗江子さんがほんとにゆっくりのスピードで腰を動かしてくる。温かくて気持ちいい場所のなかで、ボクのちん○んが優しく出入りさせられた。 パイズリとは違う気持ち良さだった。我慢なんてできなかった。 「で、出ちゃう」 紗江子さんが何度目かの腰を沈めた時、ボクは猛烈な幸せに包まれた。本能的に腰を動かして思いっ切り射精した。 ……紗江子さんがコンドームを取ってみると、今までで一番の量だった。 「いっぱい出たね。セックスもパイズリも気持ち良かったでしょ?」 「うん……」 「ヒロシくんとお姉さんだけの秘密だよ。また泊まりに来た時に教えてあげるから」 ベッドで四つん這いになった紗江子さんが、ボクの顔を覗き込んでくる。 また来ます――と、ボクはおっぱいをたわませるお姉さんと指切りを交わした。 「☆ヒロシ――S学校6年生」END 妄想短編集『契約の代償』全作品投稿完了 |
Angel Heartさん、こんにちは。毎回楽しみに拝見させていただいてます。わりと夏のこの時期に新作発表されてますよね?楽しみにしてました。 ロリと人妻はちょっと私は性的趣向がない為、感想が伝えられませんが、他のエピソード3の話とエピソード2は凄く楽しめました。特にエピソード2は、個人的に超傑作、女子高生乳戯と同格の神作品でした。この三本を読んで今回は抜きよりも萌えを重視したのかな?と感じました。淡い想い出みたいなムード漂う作品群ですね。 エピソード3は、年上の巨乳女性のパイズリやセックスでオナニーも知らない男の子の精通が始まる様な話があったらもっと良かったかなと思いました。それで性に目覚めてオナニー猿になるみたいな感じですかね(笑) エピソード2は、舞ちゃん、奈央ちゃんともに、もしかしたら葛西彩世ちゃんより貞操が緩い感じで、より現代的なリアルな女子高生の雰囲気出てましたよ。 特に舞ちゃんは、彩世ちゃんと違うタイプながら同じくらい気に入りました。彩世ちゃんは、男をちょっとなめているような感じですが、舞ちゃんは、「今の彼氏以外男なんてキモいし」なんて言いながら、三ヶ月後には別の彼氏とのエッチを赤裸々にブログに書いたり、気に入った男の言いなりになったり、自分の欲望にも忠実だったりする今時のタイプに思えました。Angel Heartさんな作品は驚くくらい女子高生の描写うまいですよね。意外と市販の小説なんかでは極端にオヤジ目線の書き方か処女なのにイキまくるエロゲみたいな作品が多いので新鮮です。 私は、過去のオーナーに使われて味の出たビンテージが大好きなので舞ちゃんは凄く気に入りました。本番があるのもAngel Heartさんの作品では珍しいですよね。 私のイメージでは彩世ちゃんが少し年上のイメージですが、舞ちゃんとの競演もぜひ見てみたいです。 また次の作品も楽しみにしてますね! |
>sinさん 今回は全作品投稿後にレスを書くつもりでしたので返事が遅れました。 作者は半年に一度くらいのペースで創作意欲が湧くみたいです。今後も長編を数回に分けて投稿するか、またはオムニバス形式で短編作品を複数投稿するかと思います。Episode1〜Episode3までの中で、sinさんのお気に召した作品があれば嬉しいです。 >トンキーさん 作品に登場する世代を当てられてしまった(笑) 当初の予定では全世代を網羅するつもりでしたが、女子C学生はネタが浮かばず、熟女は趣味じゃないので書けませんでした。 ご質問にあったキャラクターの件ですが、今回は全員、同名であっても過去作品とは別人です。ただし、木茂井さんという設定は我ながら気に入っているので、これからも「キモイ男」の象徴として木茂井さん達が登場するかと思います。 >LEVEL Eさん……絶対レスくれると思ってました。 お姉さん達の悪戯で精通が始まる、か……気づかなかった。ナイスアイデアですね。 「思春期の頃のあの憧れを追体験して頂く」というのが、作者が描きたいもう一つのテーマですので、次回、同一テーマの作品を書く時は参考にさせて頂きます。 ところで作者のJK作品ですが、種を明かすとインスピレーションは「街撮り女子高生」的な画像から受けております(まとめサイトとかでよく落ちてるやつ)。ああいった画像を見ると一瞬で妄想が膨らみます。このコ達の性生活を表現したらこんな感じかな、と。 今回のEpisode2、および過去作品もともにインスパイアを受けた画像がありますので、もしかしたらLEVEL Eさんのフォルダにも同じ画像があるかも知れません(笑)。拾ったサイトは忘れたので教えられませんけど。 本番シーンがあったのは、(1)いつも手コキ・フェラチオ・パイズリだけじゃつまんないよなぁ……という思いがずっとあったことと、(2)今回は草食系じゃなくリア充高校生を主人公にしたからエッチくらいするか という判断があったためです。上手く描写できていれば幸いです<(_ _)> エロエロ女子高生は好きなので、このジャンルはこれからも書いていくと思います。……あと、この板でファンが多いおっぱいファイトも書ければいいなぁ(泣) |