Page 1893 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼乙女のプライド〜最終章〜 Angel Heart 11/10/23(日) 19:30 ┣Re(1):乙女のプライド〜最終章〜 LEVEL E 11/10/23(日) 21:21 ┣Re(1):乙女のプライド〜最終章〜 pineapplesun 11/10/24(月) 2:55 ┃ ┗Re(2):乙女のプライド〜最終章〜 Angel Heart 11/10/24(月) 19:18 ┗Re(1):乙女のプライド〜最終章〜 G.70 11/10/25(火) 12:00 ┗Re(2):乙女のプライド〜最終章〜 Angel Heart 11/10/25(火) 21:12 ┗Re(3):乙女のプライド〜最終章〜 G.70 11/10/27(木) 8:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 乙女のプライド〜最終章〜 ■名前 : Angel Heart ■日付 : 11/10/23(日) 19:30 -------------------------------------------------------------------------
「あんた達、気でも狂ったの? そんなぺちゃパイで私に挑もうなんて100年早いわよ」 「早いかどうか勝負してみないと分からないじゃない」 敵愾心に燃える目を潤ませて決起したのは、腹心格である真理奈を筆頭に、京子、紗江、秋穂、そして奈緒の5人だった。みんな馬鹿大生の迫力に怯えながらも、必死で立ち向かおうとしている。 「分からないじゃないの。負けるに決まってるの。ブラのブの字も知らないガキが何人集まったって、Fカップの女子大生に勝てるはずないでしょう? 悪いこと言わないから無駄な抵抗はやめて。大人しくお嬢様が敗北する瞬間を見てて」 馬鹿大生は相手にもしていない。 けれど真理奈達の決意は本気だった。 悔しそうに歯噛みするとすぐ、真理奈が覚悟の声を上げて襲い掛かったのだ。 「あんたなんかこの学校から出て行って!」 「チッ……! バカなガキ!」 と、貧乳大生が舌打ちして私の背から立ち上がり、一瞬で真理奈をほふった。 おっぱい相撲にもおっぱいレスリングにも持ち込ませず、深い谷間で顔面を押さえて壁におさえつけたのだ。 盛り上がり始めたばかりの胸を持つ真理奈は、一矢報いることすらできず、馬鹿大生の窒息攻撃に数秒でギブアップを告げた。 「……いいわ。あんた達がどうしても土下座する気がないって言うのなら、ぺちゃパイ相手だけど戦ってあげる。この私に勝てると思う人間は何人でもかかってきなさい。そっちだけタッグマッチでも全然構わないわ」 真理奈は泣いていた。足下にも及ばなかったのがよっぽど悔しかったのだろう。 (無茶だよ……みんな) 私は自由を奪われながら思った。この女に勝てるのは私しかいない。たとえ百人が束になってかかっても、Fカップの女子大生には適わないのだ。巨乳は巨乳が倒す。それが乳比べの流儀なのだから。 「さぁ次は誰? かかってこないならこっちから行くわよ!」 馬鹿大生の威勢にこんどは京子が声を上げた。 寄せて集めても谷間のないおっぱいを持ち上げて、敢然と。 迎撃態勢を取った馬鹿大生が身構え、遠心力に任せて乳房を振るう。 「甘い!」 ばちぃんっ、と乾いた音が保健室に響いて、京子がその場にうずくまった。 弧を描いて飛んだFカップがクラスメートにクリティカルヒットし、幼いバストを粉砕したのだ。 乳房どうしが衝突した痛みに京子はうめき、立ち上がる気力すら失った。 「奈緒ちゃん、行くよ」 「秋穂も」 うん、と互いに頷き合った奈緒と秋穂が、同時に馬鹿大生に躍り掛かる。 奈緒はおっぱいが大きめで秋穂は身長が高かった。 互いの短所を補い合うコンビで馬鹿大生を急襲し、一気に差を縮めるつもりだ。 でも――。 「ぺちゃパイは何人かかってきてもぺちゃパイなのよ。二人掛かりだからって大人の女に勝てるとでも思ってるのっ!?」 馬鹿大生が身をかわし、奈緒のからだを羽交い絞めにする。 そして意表を突かれた秋穂に友達を突きつけ、そのまま壁際まで追いつめていった。 微塵の慈悲すら示さないまま、同士討ちの洗礼を浴びせる。 「残念だったわね。このコのおっぱいで窒息するのはあんた。私じゃないの」 「……んむぐぐ……んむ……は、はぁひへ……ぁおのおっはぃへひうのはいあ……!」 「い、いヤっ! 秋穂ちゃんが死んじゃう!」 「いまさら遅いのよ。命乞いするくらいなら最初から歯向かわないで」 奈緒と秋穂が崩れ落ちた。 紗江がこぶしを握った。 「よくもみんなを!」 「あんたは少しできそうね。お嬢様には程遠いけど、バストサイズいくつ?」 「Bカップよ」 「そう。遊んであげるから掛かってきなさい。ハンデつけてあんたの得意種目でいいわ」 「自惚れるんじゃないわよ!」 紗江が突進した。 おっぱいとおっぱいを正面からつきつけ合う、あの正攻法のおしくらまんじゅうだ。 紗江はほぼ馬鹿大生と身長が同じだから、その点のビハインドはない。 けれどいかんせん、Fカップの女子大生とBカップの小学生だった。 あっという間に形勢は馬鹿大生に傾き、効果が有効になって有効が技ありに変わった。 「フッ……あんたのバストどこに行ったのかしら? 潰されすぎて見えないんだけど」 「そんなことない……んだから……っ」 「力はあるのね。でもおっぱい相撲っていうのは闇雲に押せばいいってもんじゃないの知らないでしょ? 時にはこうやってテクニック使うこともあるのよっ!」 と、馬鹿大生がおもむろに自分の両乳房を持ち上げ、ぱふぱふする要領で紗江のふくらみを攻撃した。 デリケートなBカップが圧迫され、豊満なバストのなかに埋もれる。 まさにおっぱいをおっぱいで挟むおっぱいサンドだった。 「痛っい」 「あんたが巨乳ならいい勝負なんだけどね!」 馬鹿大生が一気に畳み掛けた。 圧倒された紗江は押し返す暇もなく、ただ壁際へと追い込まれてゆく。 残ったクラスメート達が戦意を喪失していた。 立ち竦んでいた悟くんがハッと吾に返り、縛られたままの私を解き放ってくれる。 「西九条さん、大丈夫?」 「ありがと。……ごめんね、こんな争いに巻き込んじゃって」 「う、ううん。ボクはその……い、いつでも西九条さんの味方だから……」 ふと視線をそらす顔。 照れてどもるその口癖。 パンツもはき忘れて全然ロマンチックじゃないけど、悟くんの言葉で私に対する思いは理解できた。たぶん、これが臆病な学級委員長さんの、せいいっぱいの告白なんだろう。彼が馬鹿大生の色香に負けなかった本当の理由が、いまはっきりと分かった。 それに比べて隼人くんの方は――。 (華穂先生すごい……?) そう口元が動いていた。 私は手首を縛っていたメジャーを放り投げると、悠然とその場に立ち上がった。 ちょうど紗江が馬鹿大生に敗れ、胸を抱えてうずくまるところだった。 「次は誰! どこからでも掛かってきなさい!」 まるで悪役(ヒール)のプロレスラーのようだ。 ちっぱい相手に連勝した馬鹿女が、怯える親友達に向かって威勢を誇っている。 「私よ」 と、低い声で再戦を通告する。ヒールを倒すのは善玉(ベビーフェイス)の役目だ。賄賂でアンケート結果を改ざんするような実習生――いや、大切な親友を血祭りに上げた女は私が葬ってやる。仇討ちと学園の平和を成し遂げずして、西九条聖羅の威厳を保っていられようか。 不正は徹底的に排除する。 たとえそれが、巨乳自慢の大人だったとしても! 「真打ちの登場ね――と言いたいところだけど、そんな死に体で大丈夫なの? 余計なプライドは棄てて素直に謝ったら? 潔く現実を受け入れることも大人になる第一歩よ」 「お説教ありがと。でも私はあんたに屈する気なんてこれっぽっちもないの。奮戦してくれた真理奈達の恨みを晴らすだけ。いけ好かない女をこの学園から追放することだけが望みなの。西九条聖羅に嫌われるとどうなるか思い知ればいいわ。小学生に乳比べ負けした戦歴、教採試験の履歴書に書いてもらいなさいよ」 「は! ウケるわね。履歴書に比べ負けした戦歴を書いてもらえですって? 破れたショーツはいたままだと説得力ないわ」 「だったらこれでどう?」 と、私は馬鹿大生にちぎられたパンティを自ら脱いだ。 みんなに見られることは恥ずかしかったけれど、こうでもしなければ私の決意を示すことはできない。 松井華穂がすこし怯んだ。 脱ぎたてのぬくもりパンティを悟くんに向かって放る。 「どうしても戦うっていうのね。いいわ。せいぜいそのガキパイで挑んできなさい。大人に歯向かったこと後悔させてあげる」 「小学生だからって甘く見ないで!」 ぱふんっ、と張り具合満点のEカップと柔らかさ抜群のFカップがぶつかり合う。女の意地を賭けたおっぱい相撲。乙女のプライドが試されるおしくらまんじゅう――。 私はぐいぐいと体重を預け、馬鹿大生のふくらみをこれでもかと押し潰した。 さっき戦った時に分かったことだけれど、この女の弱点は最初に力量を測ることだ。いったん衝突を受け止めて受身に立って、相手のレベルを窺うのである。 そして自分が勝っていると思えばそのまま正攻法で応じ、反対に劣勢だと思えばテクニックを繰り出す。 紗江と戦った時がそうだった。あれは馬鹿大生が勝勢にあったんじゃない。紗江に力負けすると思ったからおっぱいサンドなんか発動したのだ。 とすれば前進あるのみ。力量を見切られたあとでは、この女にどんなテクを繰り出されるか分からないのだから。 「やるわね……! さっきの戦い方と全然違うじゃない」 「経験値が増えたの。あんたのおかげよ」 私は乳輪と乳輪をくっつけ合うように押し込んだ。床に押しつけられ、乳首をひねられた痛さに比べれば、正攻法でぶつかり合う圧迫感なんてどうということもない。思春期特有の張りと弾力で追いつめてゆくだけだ。 馬鹿大生が私に体重を預けたまま、ゆっくりと体を上下させる。 おっぱいでおっぱいをパイズって乳首を刺激するつもりだ。 「お嬢様は乳首が弱点だったわよね」 「それはあんたも同じでしょう……っ」 「ほら――悶えて喘ぎなさいよ。乳首とんがってるわよ」 馬鹿大生が体を上下させるたびに、短いパルスが駆け巡るのは事実だ。 けれど私のなかには闘争心と敵愾心だけとが渦巻いていて、性的な興奮など感じている暇もなかった。ぽっちが尖っているのは馬鹿大生も同じだ。 これが威信を賭けたおっぱい相撲なんかではなく、この女と共同のダブルパイズリだったらどんな男でも瞬殺できるだろう。 それくらい激しいぶつかり合いだった。 「チっ……!」 短く舌打ちして馬鹿大生が私を跳ね飛ばした。劣勢を悟って作戦を変えたのだろう。間合いを取って態勢を立て直した。 「小学生のバストって強靭でしょ?」 私も間合いを図る。 こんどはどんな戦法でくるつもりか――。 「それは認める。でもね、張りが強すぎると戦えない方法もあるの。そんな貧乳には遠心力が味方しないんだから」 馬鹿大生が瞬発的に間合いを詰め、私の懐に飛び込んでくると乳房を振るった。 おっぱいボクシングだ! ――と悟った時にはすでに遅く、私のふくらみに乳ビンタが炸裂したあとだった。 バチぃ――ぃンっ! 乾いた音が保健室に響く。ぶつかり合いざま乳首が擦れ、私は本能的に顔を歪めた。 「本物の肉弾戦はこうやるのよ!」 隙を突いた馬鹿大生が一気に畳み掛ける。 ボリュームのあるFカップをぷるんぷるん波打たせ、続けざまにおっぱいパンチを叩き込んできたのだ。 右フック。(ばちぃん!) 左フック。(バチぃぃん!!) おっぱいで私を突き飛ばしてからの波状攻撃。(バシンッ、ばちんっ、バシ!) どれもが渾身の力を込めてのビンタだった。 私はなんとかやり返してみたものの、張りの強いふくらみは思ったように遠心力に乗ってくれなかった。馬鹿大生のバストに迎撃されるだけなのだ。 (強い……っ) 私は思った。 経験値の差というものはこんなにも大きいものだろうか。劣勢を挽回できない悔しさに乙女のプライドが歯噛みする。 「留めよ!」 馬鹿大生がFカップを振るった。大きく体を横に捻り、思いっ切り遠心力を乳房に乗せながら。 防御の姿勢を取る暇もなく、私のEカップに凄まじい衝撃が走る。 バチぃ――ぃンっ!! 「きゃぁっ!!」 女の子達の悲鳴を聞きながら私はよろめいた。 とんでもないビンタだった。 「くたばりなさい、このガキパイ」 馬鹿大生が私を床に転ばせ、問答無用でバストを押しつけてくる。 あっという間に顔面がふさがれ、呼吸をする術を失った。 (……んむ……ぐむむん……んぐ……!) 「早くスリーカウント! 呆けっとしてるんじゃないわよ!」 馬鹿大生が叫んだ。 その威勢に圧倒され、クラスメートのひとりが進み出てくる。 リノリウムの床にひざをつき、怯えながら地面をたたき――。 「ワン……っ」 (負けないっ……こんな女なんかに……!) 「ツー……っ」 (……んむ……ぐむむん……んぐ……! ぜ、絶対に……っ!) 「ス……」 (絶対にっ!!) 最後の拍子が床をたたこうとした瞬間、私は渾身の力を込めて馬鹿大生を払いのけてやった。 弾き飛ばされた馬鹿大生は「あっ」と転がり、信じられないといった様子で目を見開いている。 私はその隙を逃すことなく、瞬発的に起き上がって躍り掛かった。 そして相手を下に組み敷き、起死回生の大逆転を図る。 馬鹿大生はうつ伏せになって防御を固めた。ちょうど私が自由を奪われた時と同じように。 「あんたなんかに絶対負けない。この学園から追い払ってやる」 「やれるもんならやってみなさいよ。ぺちゃパイのクセに!」 女も私も息が上がっている。激しいキャットファイトを続けていたおかげで体力がすっかり消耗しているのだ。 ここで勝敗を決めないといけない。おしくらまんじゅうでも互角、おっぱいレスリングでも互角、そしておっぱいボクシングでは勝てないのだから。 私は馬鹿大生の背中に馬乗りになり、タイトスカートの裾をめくった。 嫌がる女を無視して網タイツをひきちぎり、やられた屈辱を倍にして返してやる。 レース柄のショーツを引き裂いてお尻丸出しにしてやったのだ。喰らったおっぱいパンチの恨みも込めてこれでもかとスパンキングする。 「実習生が小学校でお尻丸出しよ!」 ばちんっ! べちんっ! 「なにするのよっ……このガキ」 「スタイル自慢の割にはケツはでかいじゃない。おっぱいより先にお尻に気を配ったらっ」 ばちんっ! べちんっ! バシンっ! 「やめっ……っく。……痛……っ」 「せっかくだからあんたのま○こも見せなさいよ。大人のま○こがどんな風になってるか興味あるわ」 「こ、この……ガキパイっ……」 馬鹿大生はうめきながら私を睨んだ。うっかりすれば確実に殺される。 それくらいの形相だ。 となればお遊びもここで終わり。一気に決着をつけなければ。 私は後ろ手に馬鹿大生の手を掴んだまま立ち上がらせ、ぎりぎりと腕を締め上げた。そして女が悲鳴を上げる瞬間まで痛めつけ、やおら後ろからタックルを喰らわせる。 転んだ馬鹿大生が振り向いてこちらを見た瞬間、飛び掛かって全体重を預けた。 Eカップの巨乳をうならせての――いや、西九条聖羅のプライドを賭けての顔面塞ぎ。全身全霊の圧殺に女の顔が歪む。それは呼吸音すら消し去る破壊力だった。 「……んむ……ぐむむん……んぐ……!」 「あんたなんか死んで! この学校から出て行って!」 「……んむ……ぐむむん……ぁ、んぐ……ぁえへっ! はぁひへっ……」 「真理奈達の恨み! 女の子達からの制裁っ!」 次第にもがく馬鹿大生の力が弱くなってくる。呼吸する術を奪われ、生き続けたい本能にすがり始めたのだろう。 私は勝利を確信した。 「みんな……早くカウントを!」 「はいっ!」 「はいっ!」 「聖羅様!」 6年4組の女子全員が私と馬鹿大生を取り囲んだ。 そして喜びに震えながら、勝利に涙を浮かべながら、一斉にスリーカウントを唱和する。 保健室に歓声が響き渡ったのは、馬鹿大生がギブアップすると同時だった――。 〜エピローグ〜 「ふぅん……パイズリってただ挟めばいいと思ってたけど、結構奥が深いのね。左右のおっぱいを交互に揺するなんて、初めて知るテクニックだわ」 「挟んでから揉みくちゃにできるのが巨乳の特権なの。ただ谷間に挟むだけなら貧乳でもできるから。聖羅様もそれくらい立派なバストをお持ちなら、パイズリの技を磨かなくは損よ」 壮絶なキャットファイトを繰り広げた翌週。私は松井華穂と一緒に体育館倉庫にいた。 本来なら退職届を出してもらって追放する予定だったけれど、彼女がどうしても実習を終えさせてくださいと懇願するので恩赦してやったのだ。 代わりにみんなの前で土下座させて、不正な授業アンケートを反故にする約束を承知させた。言ってみれば司法取引。お互いに納得する方法で手を打ち、ノーサイドのホイッスルを吹いたのである。 傑作なのは馬鹿男子と池田先生だった。 突然、おっぱいタッチもさせてくれず合コンもやめた実習生に戸惑い、男子達は暫く混乱状態にあった。授業を受けるのも上の空で、一体華穂先生はどうしたんだろうと額を寄せ合ったのである。 池田先生の慌てぶりも面白かった。 私と華穂先生が授業アンケートを職員室に持って行き、目の前でシュレッダーに掛けてやると怒鳴ったのだ。大切なアンケートになにするんだ、と。 だから私は言ってやった。「華穂先生に手作り弁当要求するのやめてください。そんなことで授業アンケート改ざんするなんて最低です」と。 職員室中に響かせた糾弾だった。 池田先生は言葉にならない言葉で言い訳をつぶやき、他の先生達から白い目で見られていた。 ざまぁみろだ。 お爺様の学園を壊すやからはこの西九条聖羅が許さない。 「さ――こんどは聖羅様が」 「できるかな? 華穂先生みたいに柔らかくないんだよな、私のおっぱい」 「大丈夫ですよ。私が教えてあげますから」 ノーサイドが成立すればわだかまりも消える。それが常に派閥抗争を繰り広げる、女の子の世界だ。 私と華穂先生と6年4組の仲間達は、あの日を境に、壮絶な決闘がまるで嘘だったかのように仲良くなっていった。認め合えばお互いの長所だけが見え、短所には寛大になれるようになる。私達小学生にとっては、現役女子大生は「女の子」の先輩であり、性の疑問に答えてくれる頼れる存在なのだから。華穂先生との距離が最初から短ければ、もっと色々なことを教えてもらえたかも知れない。 だから――と、華穂先生が言った。 教育実習が終わるまであと三日、エッチのエの字を教えてあげるわ、と。 放課後の体育館倉庫に集まったのはそのためだ。Fカップの巨乳女子大生が秘密の教育実習を行ってくれる。出席するのは6年4組の女子十数名。ハニートラップに引っ掛かることのなかった男子3名は、言ってみれば特別招待である(もちろん隼人くんは呼ばない。贈収賄に応じ、さらには拘束された私を解放する気すら見せなかった男なんて、思いを寄せる価値すらないのだ。勝敗が決したからってその点は寛大になれない。それが乙女のプライドだ)。 私は悟くんの股座にひざまずいた。チキンな学級委員長さんは積み重ねられたマットの上にちょこんと座り、あの大きなおちん○んをまたフル勃起させている。 「華穂先生より下手だからね、絶対」 「大丈夫。西九条さんに挟んでもらえるだけで嬉しいから」 跳び箱の上では、仰向けで寝そべった井原くんが完全にマグロ状態で悶えていた。紗江と真理奈が楽しそうに笑いながら、ピクつくおちん○んをダブルフェラしているのだ。 武志くんの射精に女の子達が悲鳴をあげる。 秋穂がおちん○んを擦ってあげるとすぐ、とんでもない勢いで精子が飛び散ったのだ。 見学していた女の子達が慌てて身をかわし、降り掛かるスペルマから逃げていた。 残った女の子達と言えば――。 「ふふ。理子ちゃんのおっぱいおっきい」 「京子ちゃんの方がおっきぃいよ」 「奈緒ちゃんのおっぱいにくっつけちゃった☆」 「私だって負けないもん☆」 どうやら比べっこ勝負が6年4組で流行りそうだ(笑) 私はクスッと微笑み、華穂先生のアドバイスでパイズリを続ける。 こんな楽しい授業がずっと続いてくれたら――。 「そうそう。そうやっておちん○んを挟んだら、左右のおっぱいを交互に揺するの。最初だからホールドに気を使わなくていい。聖羅様のEカップで、悟くんのおちん○んを揉みくちゃにすることだけに集中して」 「うん」 採り直した授業アンケートはきっと、華穂先生を教採試験に通してくれるだろう。 なぜなら私達女子全員が、最高評価に大きくマルをつけたのだから――。 『乙女のプライド』おしまい。 |
ちょっと私の好みとは異なるシチュエーションでしたが、十分楽しめました。面白かったです(^O^)個人的には教育実習生のほうが気に入りました(^_^;) |
長編を(=^0^=)ありがとうございました。 久しぶりのおっぱいファイトの数々、楽しませていただきました。 |
>かさなさん、LEVEL Eさん、pineapplesunさん コメントどうもです。 当初はもっとシンプルでソフトな比べっこ作品にするつもりでしたが、聖羅ちゃんと華穂先生を対峙させたらいきなりトップギアで罵り合い始めたので、比べっこ作品ではなくキャットファイト作品になってしまいました……(汗) 多少なりともお楽しみ頂いたならば嬉しいです。 引き続き、皆様からのご感想等お待ちしております<(_ _)> |
はじめまして。 お疲れ様でした。 Angleさんの作品は昔から拝見させて頂いてます。 特に、比べ合いのシーンのある作品は最高です。 いつも長編大作、多大な時間を費やしている事と想像します。これからも大作期待してます。 |
>G.70さん 乳比べ作品の大家からコメントを頂けるとは恐縮です。 作者は基本的に乳比べにもキャットファイトにも疎いので、G.70さんの作品からは多大なインスパイアを受けております。 今後もG.70さんのご投稿、一読者として楽しみにしております<(_ _)> |
Angleさん 大家なんて、とんでもないです。 Angleさんの表現力には、足元にも及びません。 また、書きたいストーリーは有りますが、私の場合、かなり時間がかかるので、暫くかかりそうです…完成すれば、また投稿させて頂ければ… 返信ありがとうございました。 |