Ｐａｇｅ 1486 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼爆乳介護士（５） のっち 08/8/6(水) 11:58 ┣Re(1):爆乳介護士（５） N 08/8/7(木) 16:03 ┣Re(1):爆乳介護士（５） 巨乳サイコー 08/8/12(火) 11:16 ┗Re(1):爆乳介護士（５） ケン 08/8/15(金) 7:47 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 爆乳介護士（５） ■名前 ： のっち ■日付 ： 08/8/6(水) 11:58 -------------------------------------------------------------------------
| 午後に入り、空き時間を利用して 職員会議を行うということで、 僕も参加することになった。 会議では利用者一人一人の今後の介護の方針について 意見を出し合い、検討していた。 I美も他の職員と同様に活発に 意見を出していた。 当然、僕は利用者についての情報を持っていないので ひたすら会議の内容を聞いていた。 そのうちある職員とI美が、 ある利用者の問題行動について 激しく議論しだした。 議論は白熱していたが、 ある職員のキツイ一言に I美は突然黙りこくってしまった。 結局I美はそのまま黙ったまま 会議は終了時刻を迎え、 皆、それぞれの業務に戻っていった。 I美の表情を伺うと、 その表情は曇っていた。 その表情を見た僕は その時どのように言葉をかけたらいいのかわからず なにもできなかった。 I美と過ごす時間が過ぎるのは早いもので あっという間にデイサービスは終了時間を迎え、 僕はI美と共に利用者を送り終わってしまった。 事務所に戻ると他の職員は帰り支度を始めていた。 僕はI美と共に施設内の消灯や トイレ掃除などの後始末をしていた。 そうこうしている間に他の職員は全員帰ったようで 施設内には僕とI美の二人だけになった。 僕が帰り支度を始めようとすると、 I美が話しかけてきた。 「のっちさん、今日はありがとうございました。」 僕は「いえいえ、こちらこそお世話になりました。」 と返す。 すると、 「のっちさん、私は今から利用者のケアプランを 考えないといけないんで残るんですけど、 もし、時間がよろしかったら少し手伝ってくれませんか？」 僕は心の中でガッツポーズをした。 返事はもちろん 「えぇ、かまいませんよ。僕で力になれるところがあれば。」 と返した。 当然、僕はI美のためならいくらでも時間を空ける。 I美は受け持ちの利用者の介護計画書を作成しながら 僕といろいろな話をしてくれた。 さっきの職員会議からずっと鬱憤がたまっていたらしく 堰を切ったようにI美はしゃべり出した。 当然、僕はI美へのフォローを忘れないように 相槌をうっていた。 I美は今年の春に資格を取得して入社したばかりで、 施設でたった１人の新人らしい。 社会経験や介護経験が浅いので、 他の職員に意見を押し切られてしまうことが多いそうだ。 パソコン操作も経験がなく、いつも他職員の力を借りながら 何とか書類に起こしている状態だった。 僕はI美から利用者の情報を得ながら、 ケアプラン作成のアドバイスをし、 パソコン操作の手助けをした。 I美との楽しい残業は１時間ほどで すべて終了し、帰ることとなった。 I美は僕に 「今日は本当にのっちさんのおかげで 仕事がスムーズにはかどりました。 ありがとうございました。」 「いろいろ話も聞いてもらえたんで、 気分もすっきりしたし、パソコンの 操作も少し解ってきたような気がします。」 と言ってくれた。 僕は 「お役に立てたようで、良かったです。 また、明日もよろしくお願いします。」 と返し、帰る用意をした。 ２人で施設の通用口を出ると、 外は雨が降っていた。 「やだ…雨が降ってる。 天気予報ではそんなこと言ってなかったのに。」 電車とバスを使って通勤するI美は どうやら傘を持ってないらしく、 途方に暮れていた。 こういう時に限って 施設内にはまともな置き傘がない。 困った様子のI美を見て、 僕も茫然と一緒に立っていることしかできずにいた。 心の中で思っている言葉が 中々出せずにいた。 大胆に彼女を誘おうとする僕と、 勇気を出せずビビっている僕が 激しくぶつかり合っていた。 続く |
| 早く続きが読みたいです。 |
| 続きが気になります。 楽しみにしているので よろシコシコです。 |
| その後、続きはどうなったんですか？ |