Page 1362 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼巨乳団地〜前編〜 Angel Heart 07/8/25(土) 0:02 ┣Re(1):巨乳団地〜前編〜 ほら 07/8/25(土) 2:02 ┣Re(1):巨乳団地〜前編〜 ピルロ 07/8/25(土) 6:11 ┣Re(1):巨乳団地〜前編〜 gg9 07/8/25(土) 9:59 ┣Re(1):巨乳団地〜前編〜 ヌンペ 07/8/25(土) 15:59 ┗Re(1):巨乳団地〜前編〜 555 07/8/25(土) 16:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 巨乳団地〜前編〜 ■名前 : Angel Heart ■日付 : 07/8/25(土) 0:02 -------------------------------------------------------------------------
この地獄から解放されるならいっそベランダから飛び降りようか……と考えた時、ようやくマダムたち帰って来た。 おれは藁をも掴む思いで玄関に向かい、救われた有難さにホッと胸を撫でおろした。 「お帰り。……ってか助かった。やっぱおれじゃ駄目みたい。胡桃ちゃんたちうるさい」 「なに? お昼寝から起きちゃったの?」 「さっきから泣きっぱなし。言ってること分かんないからもうお手上げだって」 スニーカーを脱ぎ、彩美さんが玄関を上がる。後ろにいるのは近所の友恵さんと佳奈子さんだ。 「ミルクは?」 「あげたけど飲まない。おむつも換える必要ないみたいだし……なんでかな?」 彩美さんがリビングに向かい、ベビーベッドで泣く胡桃ちゃんを抱きかかえる。その途端、あんなに喚いていた胡桃ちゃんが一瞬で泣き止んだ。 「あれ?」 「ふふ……これは裕人くんには無理よ。だってママに会いたいって言ってるんだもん」 彩美さんが体を揺すると、胡桃ちゃんが嬉しそうに微笑んだ。さすがに母性と言うべきか。抱えた瞬間に子供の欲求が分かるし、そこに言葉は要らない。どうりでおれがあやしても泣き止まないわけだ。 「ママでちゅよ〜」 と、友恵さんも宏樹クンを抱き上げる。佳奈子さんもれいなちゃんを抱き上げた。 「なんか嘘みたい。さっきまであんなに泣いてたのに」 「凄い? これがママの力なの(笑)」 なだめながら胡桃ちゃんをベッドに寝かせつける。ママに会えたお姫様は、それっきりおとなしくなってしまった。手足を上げて喜びながら、なにか必死に訴えて続けている。おれには分からないけど、たぶん彩美さんには分かっているのだろう。 「珈琲でいい? それとも紅茶にする?」 キッチンに向かった彩美さんが言った。みんながフリーマーケットに出かけている間、子守のバイトをしてくれたおれへのお礼だろう。おれは紅茶を頼み、砂糖は抜きにしてもらった。 「売れました?」 と、ソファに座る。友恵さんと佳奈子さんに挟まれる格好だ。広いリビングにはTVやらテーブルやら食器棚やら、普通の家庭にある調度品はすべて揃っている。ボロアパートで暮らすおれには、こんな当たり前の生活感すら羨ましく思える。 「それが全部売れたのよ〜」 と、嬉しそうに友恵さんがおれの肩を叩いた。今年34歳になるマダムだ。どこにでもいる普通の人妻だが、会ってすぐ悩みを相談できるような、そんな頼もしいオーラを漂わせている。 「全部って、服もバッグも骨董品も全部ですか!?」 「そうなの。おまけに私が趣味で作ったキルトまで売れちゃって、もう大変」 余程嬉しかったのだろう。友恵さんの顔からはさっきから笑顔が消えない。 「でも旦那さんが蒐(あつ)めてた茶碗って、一つ残らず贋物だって……」 「いいのよ。腐れ目利きの旦那が集めた茶碗買う人も、どうせ腐れ目利きなんだから」 「…………」 「締めて2万8000円の売上。今日はほんと行って良かったわ」 「その分、帰りに色々買っちゃったけどね」 そうクールな感じでつぶやいたのは佳奈子さんだ。身長170cm。32歳。おれよりも2cm背が低く、旦那さんより2cm大きい。元ミス聖ブレスト女学院という、この団地に住む人妻にしては華やかな経歴の持ち主だ。 「だから利益が全然ないの。もう、どうしようってね」 バシン、とまた友恵さんがおれの肩をはたく。意外にと言うか、結構痛い。 「お待たせ」 その時彩美さんが4人分の紅茶を運んできた。セットのスイーツはおれがバイトしている店のケーキだ。何度もデリバリーでこのアパートへケーキを配達するうち、おれは彩美さんたちと自然に仲良くなっていった。今日、彼女達に子守のバイトを頼まれたのも、そんな関係の延長線上でのことだ。 「頂きます」 4人並んでケーキを食べ始める。普段、おれがいない時も、彩美さんたちはこうしてティータイムを楽しんでいるのだろう。 「なに買ってきたんですか?」おれは訊いた。 「アクセサリーと食器とジーンズと……あとは胡桃たちのお洋服がちょっとかな」 「ダイヤの指輪?」 「まさか。――笑。ネックレスとイアリングよ。でも“Angel Heart”ブランドだったから思わず買っちゃったの。フリマで売ってるなんて見っけもんだもん」 「…………」 装飾品に疎いおれには、それがどんなブランドなのか分からなかった。 「“Angel Heart”ってね、今、私達くらいの世代でイチバン人気のブランドなの。若いコ用みたいな派手っぽさもないから、ちょっと外出する時なんかにちょうどいいの」 「彩美さんたちだって充分若いじゃないですか」 「あらお世辞?」 「違いますよ。友恵さんが34、佳奈子さんが32、彩美さんが31でしょ? おれにとってはみんなきれいなお姉さんなんだけどな」 「ふふ、そんなにヨイショしてもなんにも出ないよ。――笑」 けれど彩美さんたちは満更でもなさそうだった。 「でも宏樹たちの服が売ってて助かったわ。明日、デパート行って買って来ようかなって思ってたところだったから」 「ほんと。今赤ちゃん用の服も結構高いもんね。それに安い輸入品だと、すぐにダメになっちゃうし」 「ウチはれいな以外にもお兄ちゃんがいるでしょ? お洋服とか靴とか、買ってもすぐにサイズが変わっちゃうから、リサイクルは本当にありがたいの。イチイチ新品を買ってたら家計が大変だもの」 「ほんとその通り」 それから数分、マダムたちはフリマの有難さについて議論を交わしていた。 おれは紅茶を飲みつつ、そんなマダム達の会話に聞き入っていた。仲間はずれにされている寂しさはない。寧ろやさしいママたちに囲まれる幸せを感じていた。 大学2年にもなって、女性のひとりとも付き合ったことがないおれは、いつの間にか嗜好対象を同世代から年上の女性へと変えていた。早い話、人妻が好きだったのだ。それも熟れる前の、赤ちゃんがいるような人妻が。 たぶん、幼い頃に母を失ったことが原因だと思う。でも望んでしまう嗜好は自分でもどうしようもなかった。たとえそれが、他人の妻を欲するという、インモラルな欲望だったとしても。 (……違う、他人の妻を奪いたいんじゃないんだ。母性を感じられるだけでいいんだ) 人妻を望んでいるという、どこか後ろめたい気持ちを否定する。おれが求めているのは、他人から奥さんを奪うことじゃない。その優しさを分けてもらうことだ。 「ケーキついてる」 ふと彩美さんがおれの口元を拭い、指先についたそのクリームをぺろっと舐めた。一瞬の出来事だったが、甘えたい願望が満たされるには充分な時間だった。 「…………」 「うん? どうしたの?」 頬が紅潮するのが分かる。それを友恵さんや佳奈子さんに見られたのも分かる。 だが、嬉しさと恥ずかしさで言葉が出て来なかった。 その時、れいなちゃんが泣き出した。 「おぎゃあぁ、おぎゃあ、ぉぎゃあ!」 反射的に佳奈子さんが立ち上がり、ベビーベッドかられいなちゃんを抱き上げた。 なにか訴えているようだ。 「はいはい、どうちたんでちゅかァ?」 「おぎゃあぁ、おぎゃあ、ぉぎゃあ!」 「……ああ、そうね。ママたちばっかりケーキ食べてずるいもんね。れいなちゃんもお腹すいたんだもんね」 「おぎゃあぁ、おぎゃあ、ぉぎゃあ!」 「分かったわよ。――分かったから泣かないの。今おっぱいあげるから」 れいなちゃんを抱きかかえたままソファに座り、佳奈子さんが授乳を始める。ブラックのマタニティブラからこぼれ出たのは、期間限定のミルク巨乳だ。佳奈子さんが乳首を含ませると、れいなちゃんが泣き止んでおっぱいを吸い始めた。 「…………」 おれは視線を逸らして紅茶をすすった。頭のなかでは授乳シーンを見たい欲望が渦巻いているのに、「それはダメだ」と理性が抑えつける。餌を前に「待て」と命令される犬の気持ちが、なんとなく分かったような気がした。 「裕人くんって母乳で育った? それとも粉ミルクだった?」 彩美さんがケーキを頬張る。だがおれには心の傷を抉られる質問だ。 「粉ミルクですよ。おふくろはおれを産んですぐ事故で死んじゃったみたいなんで」 「あ、ごめん。イヤなこと思い出させちゃったね」 慌てて彩美さんがフォローする。もっとも、心の傷を抉られるとは言っても、全くヘコんだりはしないけれど。 「べつにいいですよ。もうそんなこと気にする歳じゃないですから」 「それじゃ裕人くんって、お母さんの思い出が全くないの?」 友恵さんが尋ねる。 「抱かれた記憶もおっぱいを飲んだ記憶も全然。まぁ、さすがに写真とかホームビデオがあるんで、顔と声は知ってますけどね」 「…………」 彩美さんたちはカミングアウトに同情している様子だった。3人とはこれまでに何度も話したことがあるが、父子家庭という秘密を明かしたのは初めてだからだ。 ついでにおれはもうひとつカミングアウトした。 「だから彩美さんたちと知り合いになれて結構嬉しいんです。代替って言うのかな? 3人と一緒にいたり、こうやって佳奈子さんがおっぱいあげてるところとか見てると、なんか赤ちゃんの頃に味わえなかった幸せを感じるんです。彩美さんたちぐらいの人妻が好きだ、なんて友達には言えないっスけどね」 「そうなんだ」 人妻が好きだと単純に言えば、「まぁ、世のなかにはそういう人もいるからね」で終わってしまう。 だが母親の記憶がないというトラウマを打ち明けた今、彩美さんたちはおれの性癖に理解を示してくれているようだった。母性をくすぐられたのだろう。おれをケーキ屋のバイトの兄ちゃんと見る目の奥底に、なにかもうひとつ哀れみのような光が加わった。 「あの……佳奈子さんがおっぱいあげてるところ、見ててもいいですか?」 すると佳奈子さんが快く微笑んだ。 「もちろんよ。なんだったらおっぱい飲んでみる?」 「え?」 「母乳が余ってるみたいで大変なの。飲んでくれるとけっこう助かるんだけど」 「…………」 さもなんでもないように誘う佳奈子さんの言葉に、おれはウロたえてしまった。授乳シーンを眺められるだけで嬉しかったのに、あろうことかおっぱいを飲ませてくれるとは。 戸惑って黙り続けるおれに、彩美さんたちがやさしい言葉をかけてくれる。 「飲ませてもらえば? べつに私も友恵さんもヘンな目で見ないから」 「赤ちゃんに戻ったら? おっぱい飲んだ思い出がないんでしょ?」 「…………」 おれは佳奈子さんを見やった。 でも何も言ってくれない。 迷う。迷う。迷う――。 「照れてないで、ほら」 と、友恵さんがおれを押した。 そこまで言ってくれるのなら、本心を偽ることもないのかも知れない。 おれは3人の好意に甘えることにした。 「じゃ、じゃあ、すこしだけ」 「どうぞ」 と、ベビーベッドにれいなちゃんを寝かせた佳奈子さんがソファに座る。 おれはその股座にひざまずいた。震える手で上着を捲り上げ、大きなおっぱいをブラごと鷲掴みにする。――や、やわらかい。まるで巨大なお餅を触っているみたいだ。 「ちょっと、それって授乳じゃなくて前戯でしょ? くすぐったいわよ」 「あ……すいません」 思わず男の性(さが)が出てしまった。 おれは改めてカップを捲り上げ、くすんだ桜色の乳首を口に含んだ。佳奈子さんのそれはつんと固くなっていた。右の乳首をチュウチュウ吸うと、やがて口のなかに甘い味覚が広がった。 ――母乳だ。これが母性の源泉なのか。 「んもう。前戯じゃないって言ってるのに。なんで乳首ぺろぺろするのよ」 こつん、と、佳奈子さんがおれにでこぴんを喰らわす。でも本気で怒っていないのはすぐに分かった。 おれは彩美さんたちに見られていることも忘れ、夢中でおっぱいを吸った。左右の乳首を交互に。美味しいと言うより幸せだった。深い谷間に顔を埋めて目を瞑ると、佳奈子さんがぎゅっとおれの頭を抱きしめてくれた。 ――心地いい。温かくて、やわらかくて、心の底から安らげて……。 「どう? 初めてのおっぱいは?」 やがて谷間から顔を離すと、佳奈子さんが尋ねてきた。ロケット型のおっぱいが、おれの涎で濡れている。 「なんか、ぽっかり空いてた穴が埋まった感じがします」 「そう、それは良かったわ。ならついでにふたりのおっぱいも飲ませてもらえば?」 「えっ?」 「彩美と友恵さんの。――ねェ?」 と、佳奈子さんが目で彩美さんたちを促す。 微笑んで誤魔化していた彩美さんだったが、友恵さんが先にブラごと上着を捲ると、すぐに彼女もそれに倣ったのだった。 6つのミルク巨乳が横一列に並ぶ。 おれの心臓が高鳴った。 「い、いいんですか?」 「どうぞ」 「ふふ。でもあんまり飲むと胡桃がヤキモチ焼くかも。――笑」 「…………」 おれは右手を彩美さんの、左手を友恵さんの乳房にのばした。おっぱいのやわらかさが人によって違うと知ったのはその時だ。彩美さんの乳房は張りと弾力があってモチモチする。一方、友恵さんの乳房は頼りないほどやわらかい。 「また揉んでる。前戯じゃないんだってば」 そう叱る佳奈子さんのおっぱいも触る。ミルクママの巨乳を触りまくれるなんて、男冥利に尽きる一言だ。 おれは順番に母乳を味わった。 そっと乳首を口に含み、彩美ママのミルクを頂く。仄かな甘さがなんとも言えなかった。そのまま豊かなおっぱいに頬ズリすれば、彩美ママの匂いに包まれる。胡桃ちゃんが安心する気持ちが分かるような気がした。 「どう? ママのおっぱいは?」 やわらか過ぎる爆乳。友恵ママだ。おれは存分にミルクを飲んだ。谷間に顔を埋めるとちゃんと乳房を寄せてくれる。……やわらかい。こんな感触は初めてだ。 「なぁに? またママのおっぱい飲みにきたの?」 「うん……」 「さっき飲んだばっかりなのに。――甘えん坊さんね」 ……か、佳奈子ママのおっぱい。チュウ、チュウ。 やがてお互いに理性の箍(たが)が外れた。 おれも3人のミルクママたちも、“授乳プレイ”で火が点いたのだ。 「おちん○んが起ってる」 女に切り替わった佳奈子さんが、ふとおれの股間に手をのばしてきた。 すでにプライドの崩れたおれは、その誘いにこたえるかのように、立ち上がってママ達に身を委ねた――。 (“後編”に続く) |
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やはり Angel Heart 様様ですね!さすがです! |
さすがです。 |
Angelさんの新作や〜o(^-^)o 後半が楽しみです(^_^)v |
▼Angel Heartさん: 母乳モノ大好きです、後編にすごく期待してます。 |