Page 1081 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼幼なじみと・・・4 ぼっしゅ 06/7/12(水) 21:38 ┗Re(1):幼なじみと・・・5 ぼっしゅ 06/7/15(土) 14:10 ┗Re(2):幼なじみと・・・5 tam 06/7/15(土) 21:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 幼なじみと・・・4 ■名前 : ぼっしゅ ■日付 : 06/7/12(水) 21:38 -------------------------------------------------------------------------
専門を卒業し、私は都内の会社に勤めていました。またA子も都内の会社に入社しましたが、A子はライターの仕事でしたから、ほとんどが在宅勤務でした。 就職して3ヶ月くらいして、A子から「一緒に帰ろうよ」と電話がありました。 特に断る理由もなかったので一緒に帰ることにしました。勤務先近くの駅まできたA子と会い、夕食を一緒に食べました。しかしこの時の私は、残業が終電間際まで続くことが当たり前になっていて、とても疲れていました。のでこれから少し遊ぶか?なんて事もなく電車に乗って帰ることにしました。その日のA子の格好は、もう夏になるという季節でしたが、胸を隠すような長袖のシャツを着ていました。 電車の中でA子に「彼女はいないのか?」と尋ねられて、 『今はいないね』と答えると、 「なんだよ、浮いた話のひとつもないのかお前は?」と言われたので 『そりゃお互い様だろ』と返すと、 「あたしは男なんていらないよ。今は仕事があるから。つーかむしろ邪魔だし」 とまで言ってきました。正直A子の相手も疲れてきたので、 『あーそうですか』と言って会話を終わらせました。 段々と昔のような仲になってきたが、時々出るA子の『何様だよ!』ていう態度は 以前にも増してきました。確実に、男<私といった感じとなってましたね。 少しの沈黙の後に、 「じゃあお前にいい子を紹介してやるよ」と言ってきました。 『あーそう。ありがとう』やる気のない返事で返しました。 A子の友達って・・・期待はできないなぁ。というのが正直な気持ちでした。 その後、紹介されたのはA子とは正反対のスレンダーで女の子らしい子でした。ただ、残念ながらものすごい貧乳でしたが(ほぼまな板)、落ち着いた感じだったし、趣味(映画)が合って二人で映画をよく見ました。K子とします。 その年の12月に私は都内の会社を辞め、地元の企業に再就職しました。ですが、 その後もK子とはよく遊んだりしましたが付き合うにはいたらなかったのです。 私もK子も言われるのを待っていて、ある日K子が痺れをきらし、もうプッシュをしてきたのですが、それでも言われるのをまっていて、結果自然に遊ばなくなってきたのです。 そして、そのことをK子から聞いたA子から電話があったのはすぐのことでした。 ・・・続く |
A子から連絡があり会う事となりました。 会うなり開口一番「よっ、振られたんだって?」 カチンときましたが、『そんなとこかね?』って感じで流しました。 K子から全てを聞いていたみたいでしたが、全てK子の目線での出来事なので、偏った意見となっていました。A子からは、 「なんであんないい子を・・・ホントもったいない。でもお前にはレベルが違ったんだな。お前みたいなのが付き合える娘じゃないって事だよ。」 明らかに上からモノを言ってきてて少し腹が立ったので、私も正直な意見をぶつけて見ました。 『確かにK子はいい子だ。俺には合わないのかもしれない。それは良くわかる。でも俺のせいだけじゃないはずだよ。悪く言うとわがままでないかい?嫌な事を全部避けて、楽な方楽な方へと進んでいってるし。』 この意見にはA子も 「確かにそれはあるけど・・・。」 K子は今で言うニートの生活をしていました。両親と暮らしていたので、切羽詰った生活ではありませんでした。だからってわけじゃないのですが、あの人が嫌だからという理由だけですぐにバイトを辞めて、転々としていました。 A子もライターの見習いみたいなものだったので自分で生活なんて無理な話で、親元で暮らしていました。ので相手に求める条件の一番が収入になっているのもうなずけます。しかしかといって、下に見られる筋合いは無いと思いました。少し複雑な、そして若い故の悩みでしたね。A子にそういったこともいいました。 するとA子も少し反省しました。そして、実は・・・と切り出してきました。 「あの子が言い出せなかったのはね、なんかあたしに遠慮していたみたいなの・・・。って言うのは私があんたの事が好きだって思っていたらしくて、それで言い出せなかったみたいなの。もちろんそんなことはない。ただの友達だって言ったんだけどね・・・。だからあんたも私のことが好きなんじゃないかって・・・」 言われてみると、K子にどっちなの?って言われたような・・・。それは好きか嫌いかって事だと思ってた。 そんな嫌な空気を払うべく、 『んなわけ無いじゃん』と言いました。 A子も「そうだよなぁ」って言ってその話を終わらせました。 それからも私とA子は、連絡を続けていました。 頻繁に遊んだりは無かったですが、たまにA子の家にお邪魔したりとかもありました。そんなこんなを続けていましたが、二年前の夏に私は仕事の忙しさから体を壊し、入院することとなりました。事後でA子に報告すると、 「体壊してからじゃ遅いんだから、辞めたら?」っと言われました。 そうだななんては思っていたものの、なかなかきっかけも無く冬になりました。 仕事の忙しさは増す一方で、また体調を崩しました。正直、医者にも今の仕事は辞めた方が体の為だと言われました。しかし辞めるも続けるも自分の意思。悩みましたね。全く違う業種で、自分には何が向いているのか。今までやってきた仕事で何を培ってきたのか。また何を活かせるのか。そんな悩みを抱えつつ、自宅で静養していた時に、A子から連絡があり会う事となりました。 A子は少しおしゃれになっていました。聞いてみると、会社の上司の女の人に会ったら、「女の子なんだから身だしなみに気を配りなさい」って言われたとの事。 確かに家にしかいないので洋服は地味。化粧はしないどころか髪もとかさない。眉毛も手入れをしていない。そんな状態なので言われてもしゃ〜ないなって感じでした。ですが突然のことだったので驚きましたが、 『いんじゃん。きれいになったよ』と正直にいいました。するとA子は 「そんな褒めても何も出ないぞ。つーか褒められた相手がお前かよ。別にうれしくないな。むしろなんか腹が立つ。」と言われました。 言い返す気力も無く、ファミレスに向かいました。 そこで今の悩みをA子に打ち明けると、「だから言ったじゃん。辞めろよもう。でも決めるのはお前だからな。」その一言だけでした。 まあそんなもんだろうなと思いつつ、食事をして久々に二人でゆっくりしました。 で帰りに私とA子の家の丁度中間にある、公園に寄り話をすることとなりました。 ・・・続く・・・ |
続きが楽しみです。 |