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 ▼星野亜由美物語 続編4 前編  Blue sea and sky 06/3/30(木) 12:07

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 ■題名 : 星野亜由美物語 続編4 前編
 ■名前 : Blue sea and sky
 ■日付 : 06/3/30(木) 12:07
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   しばらく書いてなくて、久しぶりの投稿です。
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 亜由美は、卒業式もあげ、春休みを過ごしている。もう、この時期、亜由美のなかでは、新たな高校生活への準備が着々と進んできている。
 さて、そんななか、弟は、つい最近春休みに入ったからと、ありえないほど浮かれているではないか。4月から小学校の高学年だというのに、そんな威厳など少しもない。まだまだ立派な子供だ。風呂も1人で入れない・・・。
 そんな弟が、今日から家で友達とお泊まり会をするという。いつもの親なら必ず反対するが、お父さんは会社の単身赴任中、お母さんは休暇をとって、友達と旅行に行ってしまった。なんて無責任な親なんだ・・・。もちろん、弟はそれを図っていたに違いない。

 当日、弟は、早朝から1人の男の子を連れてきた。「1人で助かった!」亜由美は心底でそう思ったに違いない。よくよく見ると、その子の顔は、少し大人びていて、なんだかかっこよく思えてきた。
 亜由美(これなら、あまり疲れないかも・・・。)
 そして、ついにお泊まり会が始まった。内容としては、1日中弟とその友達が遊ぶようなものだ。弟と友達は、早速ゲームを始めた。今日はレーシング系のゲームで盛り上がっているようだ。その間、亜由美は風呂掃除、部屋掃除だ。
 母親の代わりはもう慣れっこだから、すぐに済んだ。そして、お昼ご飯を作らなければならない・・・。
 亜由美「お昼ご飯できたよ〜!」
 弟&友達「は〜い!」
亜由美は、このときが実は1番恐ろしかった。亜由美が作るおかずの味が心配だからである。
 亜由美「さぁ、召し上がれ。・・・・・・・・・・・・・どう?おいしい?」
 弟「もうちょっと味濃い方がいいなぁ。」
 友達「凄くおいしいです。」
 亜由美「あぁ、よかった。どんどん食べて!」
 友達「はい!」
 亜由美「ねえねえ、君名前なんていうの?」
 友達「勇人っていいます。よろしくおねがいします。」
 亜由美「よろしくね。」
 弟「・・・・。」
 午後、亜由美は弟たちと一緒に過ごした・・・。
 そして夜・・・。さすがに、小5にもなって1人で風呂に入れないというのも恥ずかしいと悟ったらしく、亜由美は弟を1人で入らせた。その間に夕食を作る。少しばかり画期的である。
 勇人「あの〜、なにか手伝いましょうか?」
 亜由美「いいよ〜。せっかく泊まりに来てくれたんだもの。遊んでて。」
 亜由美(それにしてもいい子だなぁ。まじめだし。)
 ・・・・・・そして、
 亜由美「ご飯できたよ!」
 勇人&弟「は〜い!」
 さすがに今日の夕食はいつもの野菜炒めじゃすまされない。母から習いたてのハンバーグを作った。
 亜由美「おいしい?」
 弟「う〜ん・・・。」
弟だけは絶対賛成しない。
 勇人「おいしいです。すごく。」
なぜ、ここまで喜んで食べるのだろう?
 
 夕食後も、遊んだ。
 亜由美「勇人くんはまだお風呂入らないの?」
 勇人「まだいいです。」
 弟「勇人は1人で入れねえもんなぁ。」
 勇人「そんなことないよ。」
 亜由美(え?ホントかなぁ?)
 そうこうしているうちに、まだ8時だというのに、弟が寝付いてしまった。
 亜由美「あらあら。」
 勇人「亜由美お姉さん、じつは、さっきの本当なんです。一緒にお風呂入ってください。」
 勇人は覚悟を決めた。そのことがもし亜由美の弟に知れたら・・。
 亜由美「いいよ。」
 弟(え?)
 亜由美「じゃあ、先入ってて。」 
 

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