Page 1674 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼美人イベントコンパニオンと・・・〜part1〜 ぷり 09/11/19(木) 16:45 ┗Re(1):美人イベントコンパニオンと・・・〜part1〜 marry 09/11/19(木) 19:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 美人イベントコンパニオンと・・・〜part1〜 ■名前 : ぷり ■日付 : 09/11/19(木) 16:45 -------------------------------------------------------------------------
まだ梅雨真っ盛りの6月下旬。 本社からメールが届いた。 「7月から1ヶ月だけですが、そちらに事務・電話対応の女性が増員になります。氏名 ○○絵理香。・・・。若干派手ですがきれいな子です。」 もちろん最後の文章に反応したのは言うまでもない。 会社には4人女性がいるが、どの子も地味目でちょっと・・・、という感じの子ばかり。 どんな子だろう。お水っぽい系か。それともギャル系か。 想像は膨らむばかり。 そして7月になった。 初日の朝9時過ぎ、事務所の電話が鳴り、自分が受話器をとった。 「今日からそちらへ行きます○○ですけど、今、駅についたんですが」 もちろん早く顔を見たいのは山々だが、あえて後輩に迎えに行かせ、到着を待った。 10分ほどで彼女は現れた。 そのときの衝撃は今も忘れられない。 166cmの自分などはるかに見下ろされてしまう長身に、フレアのミニスカ。そして胸元の開いたカジュアルなシャツ。 どう見ても会社勤めするOLっていう感じではない。 その上、整った目鼻立ちと色気は芸能人に会ったときに感じるようなオーラさえ感じさせた。 立ったまま挨拶をしたが、背が高いうえにヒールを履いているので、目線まっすぐでは彼女の唇の下になってしまう。 絵理香は運良く僕の近くの席になった。 コミュニケーションをとる、というより正直、彼女のことを知りたい一心でいろいろ聞いてみた。 「背、高いね。何センチ?」 「172あるんです。」 「そんなに背、高かったらヒール要らないんじゃない?」 「でも脚短いの、ばれちゃいますよー」 「前、どんなことしてたの?」 「イベントです」 「イベントってコンパニオン?モーターショーとかの?」 「モーターショー、出たことありますよ。(「皆さま、こちらを御覧下さい、みたいな」手でポーズをつけて)こーんな感じでやってました」 「ああいうのってオーディションとかあるよね」 「ありますよお」 「えー、すごいね。すごい人数から選ばれるんでしょ」 「まあ。でも今は夏でイベントないから、別の仕事してるんですう」 「どっか事務所に入ってるの?」 「いくつか登録してますよ。ここ(この事務所の運営会社。イベントコンパニオンの派遣もやっている)の仕事は少ないけど」 「いま、不景気だからやっぱイベントって減ってるの?」 「そうなんですよー」・・・。 どうりでオーラを感じたはずだ。 あの長身とルックスだけではない、ファッションセンスのよさや垢抜けた雰囲気もひきつけるものがあった。 あの整った美貌、そして少しがっちりしているが太ももまでむき出しになった脚。 そして、日本でもトップクラスのイベントコンパニオンたちが集う、あのモーターショーで笑顔を振りまいている子がここにいるという事実。 その日は会社のトイレで2回も一人Hした。 その後も何回となく彼女にはお世話になることになる。 そして仕事の合間の雑談。 「学校どこ?」 「○○大です」 「えー、一緒じゃん」 「私、○○(キャンパス名)の短大」 「僕、4年制の○○科だよ」 「あそこってたしか・・・」 しかも、ここは関東なのに、大学は大阪。めったにない偶然もあり、やはり共通の話題があると話は弾むもの。 これで一気に彼女との距離を縮めることができた。 そしてその日の夜、帰って早速パソコンを開けた。 ○○絵理香、で検索するとあるモデル事務所に彼女の宣材写真とプロフィールがあった。 身長172cm、スリーサイズ91−59ー88。露出の多い夏用の服で微笑む彼女。 「へー、モデルもやってるんだ。すごいじゃん」 彼女が勤務し始めて数日後、彼女はお昼を取るために外出した。 会社は交代制で昼食を取ることになっており、みんな適当にずらして食事に出ているが、その日は彼女より少し後に出た。 すると、駅前のあたりで彼女がうろうろしているのが見えたので声をかけた。 「何食べるの?」 「どっかいいとこないかなあって思って。どっかあります?」 「パスタとか食べる?」 「大好きですよ。連れてってもらえます?」 そして近くのパスタ屋さんまで並んで歩いた。 今日も10cm近いヒールにソフトコンシャスのミニワンピ。 この恰好で歩くのでもう目立ちまくりで、人通りは多くないものの周りからの目線はすごかった。 そして店に入り、ランチメニューを注文。 1日目から彼女はスモーカーであることを知っていたので、「吸っていいよ」と声をかけると「いいですか」と断ってバッグからメンソールを取り出し、火をつけた。 「もうだいぶ慣れた?」 「私、事務仕事とかやるの、前にちょっと入力作業やったことあるくらいで。」 「え、そうなんだ。○○さん、やっぱイベントのほうでやっていくの?」 「んー。分かんないけど・・・」とちょっと悩んでいる様子だった。 もちろんうちのようなところで働くのは、絵理香にとって本望ではないだろう。 イベントコンパニオン、モデル、そしてレースクイーンだってやりたいに違いない。 しかし、不景気もありこの類の仕事は減る一方。 今年の東京モーターショーでも、コンパニオンの数が今までより激減したという。 そして彼女も今年で24。いくら長身と美貌を武器にやってきたとはいえ、もうこの仕事では若手ではない。 夢と現実のハザマ。そんな風に見受けられた。 「○○さんって飲めるの」 「好きですよ。結構飲みいくし」 「どの辺で飲むの」 「六本木とか」 「そういえば、歓迎会もしなきゃね」 「えー、してくれるんですかあ。私、今月だけの臨時なのに」 「全員は集まるの無理だろうから、とりあえず同じ大学の出身の人だけにしようか」 「それって二人、ってことじゃないですかあ」と少し本音を交えて笑いを取った。 「でも、ほんと行こうよ。来週、いつ空いてる」とちょっと強引に話を進めた。 断られたら「忙しいもんね」とフォローして終わるつもりだった。 でも彼女もいやではなかったらしく、携帯のスケジュールを見て「あたし水曜日休みだから、火曜日でいいですか」というので一も二もなくOKした。 「じゃあいい店、調べておくね。時間とか後で決めようか。あ、会社じゃ話できないから携帯、教えて」と言って、ちゃっかり番号とアドレスまでゲット。 そしてその日の夜がやってきた。 〜つづく〜 |
夢の様なお話ですね 続編、期待いたします。 |