Page 1534 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼密林の罠 夜叉神 09/1/8(木) 13:31 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 密林の罠 ■名前 : 夜叉神 ■日付 : 09/1/8(木) 13:31 -------------------------------------------------------------------------
長きにわたったX族との戦闘状態ももうすぐ終わりだ――。ジャングルの草木を切り払いながら、男はそう安堵の吐息を漏らしていた。密林の奥にこもり、しぶとく抗戦を続けた彼らも、ああなってはもう抵抗のしようがあるまい。何しろ彼らの部族の男たちを子供に至るまで罠にかけて捕らえ、一網打尽にしてやったのだ。部族で残っているのは全て女だけ、つまり奴らの部族に子供が生まれることはもうない。武器に物を言わせるまでもなく、数十年経てば憎きX族は立ち枯れだ。 もっとも、X族の女は美人揃い、巨乳揃いなのは有名な話だ。ただ黙って年老いさせる手はない。実際、以前捕らえた女は奴隷市場で凄まじい高値がついた。そんなわけで、危険を顧みずX族の女を狩りに行く男は後を絶たない。今ジャングルを行く男も、そんな中の一人だった。 わずかな月明かりを頼りに、男はようやく集落へと向かう細い踏み分け道を探し当てた。これか――ニヤリと笑って一歩を踏み出した男の足元が、突然ガラガラと崩れ落ちた。あっと思った時には、男は深い穴の底にしたたかに叩きつけられていた。薄れゆく意識の中で最後に見たものは、穴の縁からこちらをのぞき込み、手を叩いて喜ぶ女たちの姿だった。 男はうなされていた。自分が巨大な肉食獣に食われる夢を見ていた。獣は巨大な口に自分の全身をくわえ込み、噛み砕くでもなく全身を舐め回し、吸い立てて嬲り者にしているようだった。あまりの息苦しさに目を覚ましたが、身動きはできず、視界もふさがれていた。だんだんに意識が回復してくると、自分が地面に仰向けに横たえられ、熱く濡れたうごめく肉のようなもので全身を覆われ、重みで身動きができないことがわかってきた。息苦しさに顔を振ると、顔を覆っていた肉塊が外れた。 顔を上げた男が見たものは、驚くべき光景だった。全裸に引き剥かれた自分の体に、幾人もの女たちが群がっていた。見間違えるはずもなく、それはX族の女たちだった。彼女らは思い思いに男の体に吸い付き、舐め回し、裸体を擦りつけていた。たくましい太股で男の腕を挟み込み、巨大な乳房を押しつけていた。陰茎は握りしめられ、二人がかりで舐めしゃぶられていた。別の女がたわわな双乳で陰茎を挟み取って愛撫を独占すると、追い立てられた二枚の舌と手は男根を奪い取った乳首へと攻撃の手を移した。しかし男の性器が痙攣し、射精の気配を示すと、女たちは呼吸を合わせて責めを停止した。快楽の波が収まると攻撃は再開され、射精の気配で再び引く。そうして男は生殺しの状態に置かれていた。 男の全身を濡らしていたのは女たちの汗と唾液と愛液、そして――乳房から分泌される、白い乳液だった。どの女の胸一つとっても、男が今まで見たこともないような大きさだった。その乳房が二十数個、男の体が見えなくなるほどの密度で押しくらまんじゅうをし、乳汁を塗り広げるように往復運動をしていた。張りのある乳も、とろけるように柔らかい乳もあった。女たちの熱気と、快楽の喘ぎがあたりを満たしていた。 男が感じたものは、恐怖であった。これだけ圧倒的な女肉の沼に埋もれると、欲情するよりも先に、征服される者、食われる者の感情が先に立つようであった。 |